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ダイニング・テーブルづくり  03/02/03


 「せめてダイニングテーブルくらいは少しいいものを買おう」と妻は思っていて、新宿や有明の家具の展示場を家族で巡ったりしていたのだが、ある日、妻はリビングのフローリングに使って残った杉板が残っているのを見て、「これでテーブル作ろう」と言い出した。

 我が家は、とりあえず寝室で寝られるようになったので、次は、ようやく庭造りの番がやってきた。まずは駐車場を仕上げる必要がある。擬石の枕木と砂利で仕上げるのがいいだろうという事になって、DIYに行く。値段を検討しながら、ついでに、材木もみる事とした。

 杉材を見ているうちに、適当な角材をここで切ってもらってテーブルも作ってしまおうという事になった。75mm角の角材を34センチずつ4本切り取ってもらい、テーブルの裏をとめる細い材を2本、後はちょうどよい木ネジとL字金具を買った。途中で100円ショップによって、紙やすりのホルダーを2つ買って家に戻る。材料は全部で3,000円しなかった。

 それから妻は夕飯の支度をしている間に私と子供二人は作業を始めた。電動工具は、前に買ったジグソーとドリルで間に合った。フローリングの継ぎ目の部分を切り落とし、6枚合わせて、裏で細い杉材を四角く組んで木ネジでとめていく。子供達は、足の部分を紙やすりで仕上げてくれる。

 食事の休憩もはさんで3時間程でテーブルは完成した。

 そもそも妻がフローリング材でテーブルを作ろうと思ったのは、相根さんの事務所に行った時にそうやって作ったテーブルを見て「意外にお洒落でいいじゃない!」と思ったからだったのだが、出来上がったダイニング・テーブルも、もちろん雑なつくりではあるのだが、大きさは、幅があまり広くない長さ180センチ程のもので、4畳半の畳コーナーには程よい存在感で、当然同じ素材のリビングのフローリングともマッチしていた。

 引っ越してすぐに、今回と同じように、不要な子供用のベッドのボードでテレビ台を作った。DIYの家具作りはこれで2度目で、どちらもつくりも素材もとっても簡素で雑といえば雑だが、とっても愛着がわくものになった。何年もつか分からないが、大事にしようと思う。

私の帰りが遅いので、家族でご飯を食べることがとても少ない。せめて、朝は6時30分には起きて家族でこのテーブルを囲んで皆で食事することとした。

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