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いよいよガーデニング 03/03/24

 今週末で、外溝は殆ど終わった。いよいよガーデニングという事で、まずは本を数冊買い込み、DIYの植木を見てまわる。私が植えたい木は、ケヤキ、コナラ、カエデ、サクラ。妻は、ミモザ、ジンチョウゲ、ヤマボウシ、レモン……。

 庭のデザインは、去年の8月に、酒匂徹さんにラフに書いてもらったものをベースにする。これまでは、酒匂さんからファックスでもらった手書きのスケッチを時々眺めるだけだったが、いよいよ着手できる環境になったので、今週に、岩手に電話をして詳しく説明してもらった。

 このデザインには、パーマカルチャー特有のスパイラル・ハーブ・ガーデンや、キーホール・ガーデンがある。キッチンの前にあるスパイラル・ガーデンは、小さい空間の中に微気象をつくり、多様なハーブを植えられるような仕掛けとなっている。そのスパイラルが自然に伸びて、円形の畑に繋がっていき、全体が、大きな螺旋を形作る。畑は、畝の列が横に連なるのではなく、全体を花壇の様に囲って高くする。その中に、鍵穴の形をした窪みをつける。そうすることで、畑の中に入らず、腰にあまり負担をかけずに作業が出来るようになる。畑の外まわりには、色々な実のなる木が植えられている。

 電話で酒匂さんに尋ねる。
「この朝鮮五葉松ってどうしてあるんですか?」
「この木は、針葉樹で唯一食べられる実をつけるんですよ。中華料理に使う松の実は、この木の実のことなんだ。昔から松竹梅っていうのは、この木がマイナスイオンみたいなものを出して、場を良くするからなんだ。このスペースに竹を植えると大変なことになるから、やめておくとしても、梅と松は植えたらいいよ」。
「このハナズオウって聞きなれないんですけど?」
「これは、花が食べられて、サラダにするといい」。
「土が痩せているといったので、全体的に、マメ科で窒素固定して土を良くしてくれる木を選んでるよ」。

 うーん、一見ラフなスケッチだけど、実は、奥が深いのだった。

 もちろん、酒匂さんは、シュタイナー的な世界も良く知っているので、デザインに螺旋形がしっかりと盛り込まれているのだ。

 こんな情報を集約して、コンパスや定規を使って寸法入れながら、図面に落とし込んでいく。中々楽しい作業である。

 来週からは、いよいよ作業に入れそうだ。2,3週間で基礎的な部分を作り上げて、何とか4月下旬には、野菜づくりが始められるようにしたい。

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