大網に移り住んで変わったこと 03/06/10
先週、友人が4人ほど集まって事務所であれこれ話している時に、船瀬俊介さんの近著の話題になった。コンクリート住宅に住むと寿命が縮むという内容のものだそうだ。
「それでも、東京にすまなきゃいけない人達は、どうすればいいと思う?」
「うーん。そもそもね、都市に住むということが環境負荷を高めることで、都市化は止めなきゃいけないんだ。どうしても都市にすまなきゃいけない必要性ってあるんだろうか?少なくとも、自分は都市から離れて遠距離通勤してるけど、まあ、何とかなるもんだよ。」
大網に移り住んで変わったこと。
何よりも子供が1時間も歩いて学校通うので、早ね早起きになった。東京にいた頃は、正直、小学校低学年でも、なかなか荒れた子供がいたりして、息子は、イジメられたりして、落ち込んで家に帰ってくることがしばしばだった。今はそれがほとんどない。家に帰っても、外で遊ぶ時間が増えて、テレビゲームをする時間が随分と減った。顔がイキイキしてきた。
そもそも、妻は田舎に移り住むこと自体は乗り気ではなかったのだが、この元気な息子達のおかげで随分とストレスが減った。私への風当たりも弱くなった。
ほかに言えるのは、ますますお金を使わなくなったということ。ちょっとした買物も車で出かけなければならないので、ちょっと面倒なので、できるだけあるもので済ますようになった。外食は減ったし、レンタルビデオ屋にさえ殆ど行かなくなった。家の庭を眺めると、やることには事欠かないので、無理に暇つぶしをする必要がなくなったのである。それと、休日気分転換する時には、さっと車を15分ほど走らせて、外房の海岸にいく。海岸歩いたり、フリスビーやったりしていると、仕事で思い悩んだ気分もふっと晴れる。
毎日帰りが遅くって、カラダは少し疲れ気味ではあるけど、全体的には、くらしが健全になったと言えると思う。願わくば、週に1日くらいは、静かな環境の中で、自宅で仕事がしたい。よりクリエイティヴになれることは違いない。
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