エコライフガーデンの植物
 

樹木と竹が一緒に茂るなど、自生する植物が大切にされています。草刈り、剪定、間伐などをしますが、自生する動物の餌でもあることを忘れてはいません。

新春は梅や蝋梅の開花から始まり、サザンカ、椿、サンシユ、モクレン、コブシ、桜、スモモ、エゴ、ヤマボウシ、沙羅(さら)、モクセイなどの花や、サンシユ、アメリカザイフリボク、ラズベリー、グミ、ブルーベリーなどの実が、次々と咲いたり色づいたりして賑わいます。

さまざまな野草が自生しています。新春は、庭の野草で「七草がゆ」が嗜まれます。

菜園では、えんどう豆はツタンカーメンのエンドウマメだけ、夏野菜の一種としてハナオクラ(和紙の糊料になるトロロアオイの花)やアンデスポテトなど、由緒や物語を大切にした野菜が育てられています。

キアゲハが好むフェンネル、三つ葉、イタリアンパセリ、トウキなどが自生しています。柑橘類(温州ミカン、橙、柚子、キンカンなど)も茂っていますから、これらを好む蝶も大喜びです。

樹木だけで200種を超えています

 

urusi.jpg エコライフガーデンに不思議なものができています。 漆の木に実のようなものができ、割ってみると中にアブラムシの幼虫が沢山入っています。漆に寄生しているようです。

Tutiguri.jpg 土栗担子菌類のきのこ。秋、山野に生ずる。初め球状で径約2cm、黒褐色。外皮は厚く、後に6〜12の裂片となり、星状に開いて地上につま立ち、菌体は地から離れる。乾燥すると裂片はまた上方に巻き球形となり、地上をころがって内皮の孔から胞子を散らす。(広辞苑)
土栗

Tutiguri.jpg きのこの一種
サンコタテ  

今年もキヌガサタケがたくさん出ました。平成14年6月15日月曜日には10本も出ました。朝の6時頃にボールを突き破り、8時ごろに背丈を完成させて傘の下からレース状のスカートを覗かせ、9時頃に完成です。茶褐色の傘はねばねばして悪臭が強いのですが、レースの傘などは珍味とか。いずれ食べ方を知りたいものです。今年は30本ほど出ました。

キヌガサタケ



ツタンカーメンの墳墓から発見され、「3700年の眠りから目が覚めた」とかつて華々しく報道されたたエンドウの種を随分前に手に入れてから今日まで菜園の主要野菜の一つとして作り続けられています。アイトワ塾の仲間にも広がっています。

ツタンカーメンのエンドウ



商社時代のライバル商社の知人が、アイトワの庭を幾度か訪ねたことがあります。その人の手土産だった植物は、小さな鉢のまま3年ほど見捨てられていました。ある時、加温していない温室の片隅で、見知らぬ花を着けている植物を発見。その葉から、小さな鉢の植物が落とした種から大きく育ったものだとわかり、扱い方を改めました。

テンモクジオウ



かつてラジオ番組に呼んでもらった女性から種をもらい、育て続けています。江戸時代までのわが国では、この根を用いて繊維を紫色に染めていました。その「増やし方」も会得したようで、今は自生させようと試みています。アイトワのミツマタやナンジャモンジャの木もその人からもらったものです。

ムラサキグサ



植物の師匠ともいうべき人からもらった球根から大切に育てられていますが、庭の他の2ヵ所で計3本が自生し、花を着けるまでになりました。小鳥が糞で運んだのでしょう。その師匠によれば、それは極めて珍しいことのようです。

ユキモチソウ



シイタケのホダ木作りの指南をした知人から、その返礼としてもらったものです。古代のハスの種が芽吹いた、と騒がれたことがあるハスです。その人は新劇の俳優でしたが、フアンの一人から贈られたものだそうです。

大賀ハス



20数年前に植物の師匠からもらった「無性芽」に始まり、今日まで作り続けている野菜で、菜園の定番の一つです。当時は「イモの形が不揃いだから商品化できない」といわれていましたが、近年は健康食品として人気が出ています。アイトワでは葉を生かして作るヤーコン茶も欠かせぬものになっています。別名アンデスポテト

ヤーコン


 
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