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アイトワ循環図

真面目に不真面目なことを  07/07/08

 来客など出入りが多い1週間でした。週初めは3組の来客が重なるという申し訳のない事態から始まり、週末は知人に招かれて夫婦で市街地に出かけ、そのあと私は別の知人が儲けた酒席に顔を出すことで終わっています。その間に、山陰の友に東京出張の帰途に立ち寄ってもらったり、東京から2人の客を迎えたり、通夜に出かけたり、「るるぶ」の取材を受けたり、ホームビルダーに訪ねてもらったり、『庭宇宙パートU』でカワセミの写真を使わせてもらった人に訪ねてもらったりしています。庭仕事は、雨の日が多い1週間でしたからあまり進みませんでした。

 この数年来、週に1度は、その多くは日曜日に訪ねてもらっているアイトワ塾生がいますが、彼と定例の作業を終える前に、最寄に住むアイトワ塾生が大きな荷物を抱え、家族連れで訪ねてくれました。だから一緒に皆でお茶の時間にしましたが、そのお茶を飲み終える前に3組目の来客があり、総計11人に膨れ上がりました。夫婦3組と男1人の大人7人の他に、生まれて何ヶ月目かの女の赤ちゃん、2歳半の男児、男子小学生と女子中学生が各1人の11人でした。

 大きな荷物とは、染色業を営む友に丸染めを頼んであった代物が出来上がってきたものです。長年私が愛用して色がはげたズボンと草木の汁や土で汚したTシャツを染め直してもらいましたが、その紺色に染まった出来栄えや製品染めの効能や難しさを語り合っていた時に、かつて仲人をした夫婦が家族で訪ねてくれたわけです。昨年の暮れにカブトムシの幼虫をあげた家族ですが、見事に育て上げていました。その夜、雲南の旅を一緒した山陰の友に立ち寄ってもらい、夕飯を共にしました。車を預かっていたのです。3時間もかけて帰ってゆきました。

 月曜日はキヌガサタケの取材がありました。翌日は予定がなかったのですが、思わぬ来客に驚かされています。モリアオガエルと大きなムカデが夜の居間に入ってきたのです。水と木の2日は、先月電話で次の本が計画にのったことを知りましたが、その下打ち合わせの来訪がありました。金曜日は商社時代の仲間が急逝し、その通夜にでかけ、土曜日は夫婦で招待された講演会に出むき、その後で顧問先の社長が設けた祇園の酒席に加えてもらい、戦時中の軍人が真面目に不真面目なことをしていたエピソードを聞き、大笑いさせられています

 その間に、『次の生き方』の再版を知らせる電話がありましたし、ブッシュが大統領の間は渡米しないと私が決めた心境を示してもらえたような本を贈ってもらっています。また、雨の合間を狙ってホームビルダーが訪ねてくれましたが、カフェテラスの金属製テーブルの塗装にも手を付けてもらいました。私も雨や雨の合間とか小雨を生かし、気がかりになっていた仕事をこなしました。雨の日は講演のレジメ作りなど、小雨の下では妻と2人で風除室の掃除、雨の合間は庭掃除です。風除室は、屋根ガラスの内面とガラス戸や網戸を妻が、屋根ガラスの外面と、風除室の隣にあるワークルームの屋根の掃除は私が担当しました。庭仕事は、妻は落ち葉掃除とカフェテラスのテント掃除に、私は囲炉裏場の灰取りや玄関前のシシガシラの剪定に当たっています。

 庭では今、アジサイがピークを過ぎ、ユリネ、ノカンゾウ、キンギョソウがいずれもオレンジ色の花を先週から咲かせ始めています。週末の来客にはアオバツクの写真をもらいましたが、小倉池にカワセミが来なくなったとの気になる話を伺いました。参院選を控えた安倍さんが、負けたときのことを考える戦は既に負けている、と言わんばかりの発言をしていましたが、なぜか太平洋戦争を思い出させました。その考え方が、敗色が確実になった後に決死の特攻隊を送り出させたり原爆を落とさせたりすることに結びつかせたのではないでしょうか。土曜日の夜、今年初めてニイニイゼミを見ました。ホトトギスがまだ鳴いています。


素晴らしい一書で、出生国アメリカを思うココロや帰化した日本に対するココロを読み取らせてもらうことができました。私はブッシュが大統領の間は渡米しないと決めてきましたが、その選択はまんざらではなかったようです。
モリアオガエルを外に出してやって間なしに、「うちには何でも入ってくるんだから」と妻が立ち上がりました。見ると大きなムカデでした。もちろん急いで追い出しました。

 

玄関前のシシガシラの剪定をしました。手バサミと手ノコで2周りほど小さくしましたが、半日仕事でした。風除室周りの掃除も2人で半日をかけています。

 

  雨読をしていますと、過日の一番小さな蟻に続いて、庭に住む2番目に大きな蟻が、本の上まで探検に来ました。アイトワには6種類の蟻がいますが、残りの4種も後日紹介したいと思います。
生きた姿を初めて見た小さな陸貝です。これまではいつも植木鉢に用いる槌を篩(ふるい)で越しているときに見つけていましたが、水鉢の手入れを妻としている時に妻が気付きました。

このアオバヅクが毎夜「ホーホー、ホホー」と鳴いているのでしょう。小倉池にカワセミが来なくなったとのことですが、わが家の裏にあった小倉池の水を涵養するための沼を不法に宅地にした人が、最近数百坪にわたって除草剤を使ったようですが、それが関係しているのかもしれません。
ニイニイゼミはこのところめっきり減りました。