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ウリ坊と日割り書生 10/06/06

 ウリボウを庭で2頭捕まえました。水曜日の夕刻のことです。この他に、今週は印象深いことが5件もありました。「こつなぎ」事件に似たような苦労話を知ったことを始め、先祖返りしたようなドクダミの花を見たかと思うと、木曜日の12:45に快晴下の落雷に驚かされています。その間に、週2回ですが、書生のような人の受け入れ話がまとまりました。そして週末に、念願の温室の模様替えを済ませることができました。

 まず日曜日。先週のし残した作業「ジャガイモとコイモの植えつけを」と思って庭に出ますと雨が降りだし、温室に飛び込みました。週末に大勢の助っ人を迎えることを思い出し、1計を案じました。助っ人の手を借りて温室にある長さが5m近いアルミとステンレス製の植木鉢棚を移動させることにしたのです。ほんの50cmほどの移動ですが、載せていた植木鉢などをすべて金曜日までかけて下ろしています。

 爽やかなご夫妻に立ち寄っていただき、半時間ほど立ち話に花を咲かせる機会に恵まれました。このお宅は、かつて郷里で先祖伝来の山を村民の共有物にされたそうですが、共有者の世代が変わり、大問題に直面です。子やその配偶者などの中に、共有物を文筆し、売ってお金にしたいという人を生み出したのです。かつては自給自足生活の基盤であった山が、消費社会になり、不労所得を手にするかっこうの材料にされたわけです。

 月曜日は来客が4件も重なり、しかも1件は唐突に生じたありえない問題含みで、てんてこ舞いをしました。それは、最終校正の締め切り日は2日後と迫りながら、私が長時間かけて添削した原稿を反映させてもらえておらず、しかもその理由が添削原稿の紛失との知らせでした。翌火曜日は通院で半日つぶれましたし、水曜日は書生のような人を受け入れる初日でした。さあ大変。夜なべと早起きなどで乗り切ることにしました。

 火曜日は5時に起床。ホーホロリンの声に癒されながら再添削に没頭し、水曜日の昼過ぎに事なきを得ています。水曜日の午後、いわば日帰り書生の青年とDIYショップに出かけましたが、その道中でライターを拾い、DIYショップで校正刷りの最終チェックをしたわけです。将来性を見込んだライター故に、キレずに済ませたことを喜んでいます。

 DIYショップでは金魚とメダカを買いました。その選択基準や活かし方を日帰り書生に学んで欲しいと私は願い、彼も希望したからです。その夕刻、彼とお茶でも一緒にと思い、妻に運んでもらったのですが、その途中で妻が2頭のウリボウを見つけ、2人で捕えたのです。その後、山に放すまでの3時間あまり、今週2度目のてんてこ舞いです。さらに、翌木曜日は、買った金魚やメダカが弱る前にと、朝から6つの水鉢掃除で大わらわでした。

 金曜日、翌日迎える助っ人の受け入れ準備に追われました。いつも手伝ってもらう仕事の用意や段取りなどを整え,食事時間やお茶の時間におこなうレクチャーの内容を用意するようにしています。今回は、地震などの緊急時に用いる蒸し竈の試し使いもすることになりました。妻が助っ人にカレーライスを振舞いたい、といってくれたからです。

 結局今週の畑仕事は、ジャガイモとコイモの植えつけ、スナップエンドウの支柱の解体、パーキング場の除草、皇帝ダリヤの支柱立て、ボウフラを退治してくれる金魚やメダカを入れるために6つの水鉢の掃除、助っ人が前回切り倒した枯れた樫の駒切り、さらに、助っ人のおかげで、温室の植木鉢棚の移動だけでなく、雨水活用システムの掃除や整ができました。もちろん、学生は枯れた樫の駒切りも割っていました。

 
割れた植木鉢や首のとれた亀の置物の修繕。庭に出たかと思うと雨が降り出したときに、ワークルームで取り組みました。首のとれた亀の置物は、トルコで買ってきた大理石で作ったものです。トルコは大理石の産地でもあり,タイルより大理石の方が安く,公衆便所などは総大理石でした。

植木鉢用の土のリサイクル。わが家では土を捨てたことがありません。土,発泡スチロール、残滓などを篩でふるい分けて、土と発泡スチロールはリユースし,残滓は堆肥にと使い続けます。おかげで、ネモフィラ、ホウキグサ、セイヨウサクラソウなどの種まきをしたことがありません。このたびは、さまざまな植木鉢で芽生えたハナタバコを活かし,一つの鉢植えにしました。

わが家では,トンネル栽培に用いたビニールもリユースします。雨にさらして土を落とし,乾かした上でたたんでおきます。妻もリユースには賛成ですが、ビニールを雨にさらしたり乾かしたりしている光景は醜い、といって嫌います。

ユリの手入れ。アブラムシの糞で黒く汚れた葉を、1枚1枚雑巾でぬぐい取る作業でした。とても根気のいる仕事ですが、電車の中で丹念に化粧を女性を思い出しながら、このユリは喜んでいるであろうと考えました。

6つの水鉢の掃除。木曜日の午前中はこの作業で忙殺されました。古い水にイトトンボのサナギが棲んでいるかもしれから、上澄みを柄杓で丁寧に捨てなくてはなりません。鉢植えの水生植物の手入れもしなければなりません。

皇帝ダリヤの支柱立て。いただきものの皇帝ダリヤの宿根が,元気な芽を吹きました。背丈が数mに成りかねませんから、倒れる前に支柱を用意しておくことにしたのです。

妻がいけてくれた週初めのドクダミと週末の花ケシ。ドクダミは先祖返りしたのでしょう。ガク、葉が進化したもの、と聴いたことがありますが、ガクが葉に逆戻りしたのでしょう。ケシは、花弁の色と種房の色などのせいで見事なカラーコーディネーに脱帽。