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グランドデザインと堆肥場 12/03/04
週初めは、来客が続いたおかげでよい骨休めになりました。来客といっても気心のしれた人たちでしたから、心置きなく時を過ごせたのです。もちろんその合間あいまで、新聞を整理したり、食欲が出たキンギョを探して餌をやってまわったり、軽い庭仕事に手を出したりしています。結局、いちども野良着に着替えておらず、もっぱら庭のグランドデザインを(マイナーな変更ですが、を)考える日で終わっています。
まず、乙佳さんが久しぶりに、麹を持参で訪ねてくれました。丹波の有名なオバアチャンが手造りした麹とか。きっと2人は、味噌が出来上がったら、味くらべをすることでしょう。最期は岡部さんでした。著者サイン入りの『永遠に捨てない服が着たい』を幾冊か届けてもらい、どうしても読んでほしい若き事業家に、まず送りました。
軽い庭仕事とは、旧玄関前の(イノシシに荒らされたミヤコワスレの間に生えた)除草です。主に花が咲き始めたハコベでした。次いで裏庭の落ち葉掃除。ここは最期に残っていた落ち葉掃除を要するコーナーでしたが、例年とは違い、ワラビ、コゴミ、あるいはカラムシなど、宿根山菜が生えるところは、落ち葉を残す方式に改めました。
この週初めと先週末の2日続きの骨休めは、実に有効でした。翌月曜日は、グランドデザインに従って、庭の一角で大奮闘。妻に叱られるほどの成果でした。さらに、火曜日には富美男さんの加勢を得て、その概要を明らかにし、妻をビックリさせました。新たな果樹園(といっても20坪ほど)の側に、西側に、新たな薪小屋を作ることにしたのです。それがために、「廃木の堆肥場」を移送させ始めてあったからです。
水曜日は雨で明けましたし、所用もあって、庭仕事には午後から手をつけています。内庭にあるクリスマスローズの花壇の除草。旧玄関前にあるミヤコワスレの花壇への土入れ。こうした軽い作業で体力をたくわえ、夕刻から新「廃木の堆肥場」の仕上げです。
木曜日は願ったとおりに好天で明けたのに、少しバテ気味でした。また、来客予定もあり、薪を束ねる日にしています。それは、囲炉裏場一帯のあと片付けです。風呂焚き用の太・細交えて計32束の薪のほかに、束ねられない薪やストーブの燃料にする薪が山のように出来ました。その間に、衣服を着代え、地球デザインスクールの次の運営にあたる人を迎えています。そのあと、予期せぬ来客もあり、野良着のまま迎えました。この日も新聞に目を通したのは夕刻ですが、「日本のグランドデザイン」が示されそうな記事が目にとまりました。そこで東日本の人たちに想いを馳せ、期待を膨らませています。
金曜日は雨で明けて「よかった」と思いました。前夜、一騒動あったからです。雨が降ると予報で知り、庭に飛び出し、薪の山にブルーシをかけ終わった後のことでした。風呂を焚く段になって、広縁でつまずき、足の親指を痛めました。加齢のせいでしょう。右の親指を丸めた状態で床に載せ、体重をかけてしまったのです。幸いなことに大事に至らず、ヤレヤレです。結局午後に、エンドウマメの畝を除草した程度で終わりました。
週末の3日も好天でした。「内出血している」とのうるさい妻をしり目に庭に飛び出し、奮闘です。3時ごろから富美男さんの加勢を得て、新果樹園のタケをすべて切り取り、枝葉をすべて燃やし去りました。そのご褒美でしょうか。久しぶりで妻は散らし寿司を作りました。もちろん私も、その心に応えています。金曜日の朝から、冷水で首や二の腕も洗う洗面を中断です。それで、庭仕事が続けられるならお安いごようです。
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「ほれ、こんなに良い麹」と、そのヒトカケラを私の口にも放り込みました。手前味噌とはよく言ったものです。わが家では、3年ほど前に仕込んだ分まで残すように使っており、料理によって調合した「合わせ味」を味わっています。友人などが仕込んだ味噌をよくいただきますが、その人柄をしのばせる醍醐味に、いつもニンマリです。 |
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黒土の部分が穴をあけられた所 |
クリスマスローズが咲き始め、あわてて除草 |
イノシシに荒らされたミヤコワスレの花壇への土入れを済ませました。黒土の部分が穴をあけられた所で、放り出されたミヤコワスレを枯らしました。クリスマスローズが咲き始め、あわてて除草。その多くは、花を咲かせ始めたハコベでした。 |
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裏庭の落ち葉掃除も済ませました。今さら、と笑われそうですが、山菜の宿根がある部分は落ち葉を掻き取らず、腐食させ、肥料に供させることにしました。それは、雨水の地下水化にも有効です。これまでは、強風に煽られると残した落ち葉が散らかり、幾度も掃除をするのが面倒だったのです。 |
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グランドデザインのミニ変更。何10本かのタケを富美雄さんが切り取り、私はその枝葉の処理に当たりました。そのタケ7割がたをいかし、「廃木の堆肥場」を新調し、枝葉の焚き火で、午後のオヤツをつくって牛乳と一緒に味わいました。富美男さんも灰が入った牛乳を平気で飲んでいました。 |
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予期せぬ嬉しい来客。永年の飲み会の仲間がヒョッコリ来店です。こうした折に、いつも喫茶店を作っておいてよかったといつも思わせられます。轡田さんには近著をもらいましたが、これを読む時間に思いを馳せ、そして読んで、と3度楽しませてもらいます。 |
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薪の山が連なりました。雨のたびにブルーシを被せて、新しい薪小屋ができるまで濡らさないようにしています。 |
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楽しかった食べ物。3月3日の散らし寿司は3人で味わいました。妻は個展の追い込み中ですが、心のゆとりができたのでしょう。なぜか無性にホット−ケーキが食べたくなり、カエデのシロップまで買ってもらいました。 |