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 柿渋染めと元書生の里帰り 14/05/18

 変化に富んだ一週間でした。まず玄匠先生を訪ねる予定を火曜日に、次いで水曜日から2泊の予定で、2人目の書生・伸幸さんの里帰りの予定を入れていました。この他にも、とても大事な相談事で2組の来客予定がありました。それよりも何よりも12日の火曜日は妻の誕生日でした。また、金曜日の夕刻に、事情があって、冨美男さんとHCを訪れる予定も入れていました。

 天候も、変化に富んでいました。火曜日の昼すぎから翌未明にかけては久しぶりの雨で、また木曜日から翌朝までは時雨れて、冷えたのに、その前後は真夏のような好天でした。この雨の間を活かして、今頃になって急遽、今は亡き母が残した(アルバムとか賞状などの)荷物の整理をし、時雨時は伸幸さんと(前の日に哲範さんと摘んでおいた茶葉の)製茶に生かしました。

 心も揺れました。母が残した荷物の中に、幼いころの姉の(図画や習字など)優秀さを示す大量の資料(宅急便で姉に届けた)が出て来ましたが、それらに混ざって私の図画などもパラパラと出て来たのです。それらを妻と見比べながら、姉の口惜しさを忍んでいます。また、ウエイト問題でも心が揺れました。半断食の効果を4回の夕食で半戻しさせてしまったのです。

 これらの他のトピックスは、蛇の供養をし、芋虫の悲劇に立ち会い、そして元アイトワ塾生・岡部さんの案内でイスラエルのご夫婦としばし歓談する機会を得られたことです。

 庭は好天と久しぶりの雨で一層緑豊かになっています。畑にも大きな変化が生じました。まず、夏野菜の4畝に支柱が立ち、奇妙な畑になったことです。これらの支柱をつたってツル野菜などが茂り、いずれ見通しが悪くなりますが、それが本来の夏の畑の姿です。しかし、その前に、一風変わった見通しの悪い畑が出現したのです。畑のあちらこちらで(種を収穫するために残した)アイトワ菜などの夏野菜が背を伸ばし、花を咲かせています。また、ハナケシもあちらこちらで大きく茂っているからです。さらに、第一次のルッコラとシュンギクが大きく背を伸ばし(第2次の分は収穫中ですが)花盛りになっており、それらも畑の見通しを悪くしているからです。

 火曜日の玄匠先生訪問は、終日瞳さんの世話になり、5つの楽しみを満喫です。主は玄匠先生に柿渋染めを学ぶことでしたが、その前後と道中で2つの、そして玄匠工房で残る2つの楽しみに恵まれたのです。まず往路では白髭神社に立ち寄り、復路では棚田に踏み込み、穴(あの)太(う)積みと呼ばれる石組みを満喫しました。道中では、瞳さんとの会話を楽しみ、「兼農主婦」という造語を聞かされており、感激しています。玄匠工房では、玄匠先生との会話だけでなく、岐阜から見えていた兼業農家(干し柿造りにも携わる)と、予期せぬ出会いを楽しませてもらえました。

 久しぶりの伸幸さんの里帰りを機に、3つの懸案を片づけてもらっています。まず、不調のエンジンソーの修繕、そしてニセアカシアの始末、その上に、囲炉裏場の天蓋クヌギを整枝してもらいました。ニセアカシアの始末とは、佛大生が先月切り取った幹を玉切りに、そして佛大生が切り残した下部を切り取り、玉切りすることでした。この間に私は、旧玄関前の手入れ(混み入った木の枝や不都合なところに生えたシホウチクを切り取るなど)を済ませています。

 真夏のごとき好天の金曜日は、伸幸さんを見送った上で、畑のハナゲシを一輪車2杯分抜き去り、堆肥の山に積み、サクランボの防鳥ネットをはずしてイチジクのカラス除けネットに転用。次いで、キクナの跡を夏野菜用の畝に仕立て直した上で、フキ採り。夕刻から冨美男さん(先週末に見えたときに、肥料を買い求めたい、と言っていた)を誘ってHCに出かけました。

 かくして週末を迎えたわけですが、これから1日前倒しのルーチンワーク(日曜日に佛大生を迎える関係で)に当たり、午後は久しぶりに迎える来客を哲範夫妻に紹介したく思っています。
 

前日、哲範さんとの茶葉を摘んで於いてよかった、と思いました。予期せぬ時雨に遭遇し、「そうだ!」とばかりに、木曜日の午後3時頃から伸幸さんと製茶に携わり、部屋中に漂った新茶の香りを満喫しています。


サムゲタン

5人で食べた夕食
4回の夕食は、まず妻と2人で味わった(伸幸さんに送ってもらった)サムゲタン、妻の誕生日を哲範一家に祝ってもらい、5人で食べた夕食、伸幸さんを迎えて3人で食した妻の手料理、そして4夜目は、哲範さんの手料理を6人で味わいました。この間に、妻に贈られた手作りマドレーヌやバースデーケーキ、伸幸さんの手土産パンを活かしたサンドイッチ、あるいはは、人形教室の生徒さん用に哲範さんが用意した昼食のお相伴など、と重なりました。一緒に半断食した「網田さんは大丈夫か」と考えています。

妻の手料理

哲範さんの手料理を6人で味わい

哲範さんの手料理を6人で味わい

バースデーケーキ

サンドイッチ

生徒さん用に哲範さんが用意した昼食

哲範さんがヘビの悲劇を発見しました。胴体を咬まれ、尾に近い部分を噛み千切られ、絶命していました。こうしたヘビの遺体を見たのは初めてです。その後、一昼夜様子を見ましたが、変化なし。そこで、今年植えつけた香木の根元で樹木葬し、蛇の供養をしました。

芋虫の悲劇は、妻が庭掃除中に見つけました。この庭では2例目です。前回は、小さな繭を付けたような状態でしたが、この度は寄生虫が食らいついています。

元アイトワ塾生の岡部さんが、ご夫婦でイスラエルのご夫婦を案内してくださった。イスラエル訪問時を振り返りながらしばし歓談できました。菜食主義とのことでしたが、既に「TOSCA」をご存知でした。

夏野菜の4畝に庭の竹を活かした支柱が立ち、畑は夏を迎える準備が着々と進んでいます。これから、第2次のナスビとトマト、第3次のキュウリとインゲンマメだけでなく、背丈が高くなるオクラとヤーコンにも支柱が立ち、見通しが悪くなります。今は、端境期。異なる見通しの悪さが、日一日と様子を変えます


まず柿渋染めを学ぶ

まず柿渋染めを学ぶ
玄匠先生に、まず柿渋染めを学ぶことから始まり、瞳さんと妻が挑戦し、私も続きました。近く期待と偶然のハーモニーが織りなす初挑戦作が仕上がり、出来栄え見せていただく予定で、とても楽しみです。この前後に、4つの楽しみが待ち受けていたのです。

まず柿渋染めを学ぶ

瞳さんと妻が挑戦