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木曽路の旅とドイツ秘話 14/11/16
木曽路を目指し、恵那山の長いトンネルを抜けると山並みは秋本番。9日(日曜日)10時前のことでした。翌10日の夕刻、奈良井宿に至ると紅葉は盛りを過ぎており、外気温は7度。温泉のありがたみが身に染みました。2泊3日の旅から戻ると、雨のわが家ではまだ、モミジの紅葉は3分。ヒメコブシやナツメの落葉は8分まで進んでいたとはいえ、細長い国土を実感です。
先週末は、早朝3時に起床。そそくさと週記をまとめ、11時から後藤さんとルーチンワークに取り組んでいます。これと並行して、10時に佛教大生を迎え、夕に網田さんが到来、一緒に焼き芋を味わいました。この間に「創作工房とりねこ」から木の名詞が届き、感激。焼き芋の賞味は(大きなイモを焼き上げるのに手間取り)5時半。一帯はすっかり暗くなっていました。佛教大生を見送り、その上で翌早朝から始まる念願の旅支度を整え、網田さんと一献傾け始めています。
楽しい旅でした。予期せぬ人と出会えました。帰途、阿部ファミリーを訪ねることもできました。また、車中も楽しかった。網田さんの提案でモーツワルトのCDを幾枚も持ち込んだからです。出立は交響曲「ハフナー」で始まり、帰着はピアノ協奏曲22番でした。おかげで、居眠りもよくさせてもらえたし、夜間の猛スピード(往年の腕さばき?)も怖くはなかった。
庭仕事は、水曜日の10時過ぎから始めており、なぜかちょっとした電気工事から手を着けています。ユーティリティ小屋に取り付けてあるセンサー式照明の修理です。次いで、早生のエンドウ豆(次週早々にでも支柱を立てます)のアイトワ式手入れ。さらに(2週前に仕立て直してあった畝に)第2次のエンドウ豆の種をまき、最後は、短い畝を仕立て直しています。
木と金は来客予定が詰まっていました。木は、ドイツ事情に詳しい知友を午前に迎え、昼食を共にし、その後で冨美男さんを迎えています。金の午前は、とても大事な相談事に乗ってもらっている来客があり、午後は逆に相談事(311のせいで藤沢から石垣島に脱出しながら、再脱出の要を認めた初面識の女性を迎え、終の棲家を探っておられる)に乗っています。
知友は、2カ月近いドイツの旅から帰国したばかりで、その報告のおかげで3つの謎(東西冷戦を解消したソ連の無血解体と、ベルリンの壁がアレヨアレヨと言う間もなく崩れた経緯、あるいは今も保つ東西の保守的な格差)が解けました。ほぼ想像通り、でした。ゴルバチョフ元大統領が、ベルリンの壁崩壊25周年式典に参列して証言したそうですが、ヂュマー(元首相コールや元大統領ブッシュ父との会談に立ち会った仏人)が裏打ちすることであからさまになったとか。
もちろん、この2日間の来客と過ごした時間の他は、日のある間はほぼ庭仕事に割いています。まず。まず、ピンコロ石のテラス(居間と玄関前に広がる)の目詰めをする下ごしらえをしました。次いで、夏大根(残っていた分)をすべて抜き取り、タマネギ用の畝に仕立て直しました。さらに、囲炉裏場を片づけ、無煙炭化器に溜まっていた灰の整理をしたり、妻が「網田さんにゴボウを」といって、筒育ての筒を解体したわけですが、その整理もしたりしています。最後は、金曜日の5時になるのを待って、そそくさと取り組んだ大仕事です。
冨美男さんは、旧玄関前の手入れを始めており、その続きに手を付けました。それは、梅の(1年飛ばした)剪定で、前回以上に大胆な整枝が求められましたから、大量の枝を切り取りました。その枝を、囲炉裏場まで(この間に、喫茶店のテラスから丸見えになる小路を通る)幾度にもわたって暗くなるまでに)運び出したのです。アペタイザーと冷たい白ワインが美味しかった。
週末は、これから後藤さんを迎え、1日早めたルーチンワークに取り組みます。その後、ピンコロ石の目詰めに取り食いたく思っています。できれば仕上げてしまいたい。
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ナタ仕事 |
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大量の剪定クズで(イモを焼く)焚火 |
このたびの佛教大生は1回生ばかり5人。サフランつみ、ネムの木の切り取り、ナタ仕事、アジサイの移植、石運び、貝殻割り、そして最後は大量の剪定クズで(イモを焼く)焚火。1回生とは19歳。そこで、大人になる話をした。すでに「体の大人」だし、もうすぐ「法の大人=成人」になる。急ぎ自分の意志で「心の大人」になるべし、と勧めた。 |
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シイタケが出ていた |
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ゴボウを収穫 |
網田さんは、焼き芋の賞味に間に合っただけでなく、2つのエピソード(共に妻がらみ)に立ち会った。さらに、妻は「またシイタケが出ていた」と採ってくれば、筒栽培の筒を崩してまでゴボウを収穫し、調理した。その筒で用いた土は、翌年にも用いるために保存したくて、金曜日の午後に袋詰めにした。 |
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調理した |
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筒で用いた土 |
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届いた小箱 |
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恐る恐る蓋をとり、感激 |
「創作工房とりねこ」から届いた小箱に先ず感動。手書きの「開け方」に従って恐る恐る蓋をとり、感激。「森を作った森さん」と紹介され始めた頃(1999年)に「この木の名詞に出あえておれば、」と思いながら、その1枚を手に取りました。今週はこの新聞記事が縁で、石垣島の土産をもった女性に訪ねてもらえた。 |
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写真は抜き去った後 |
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ルッコラの畝 |
早生のエンドウ豆が順調に育っており、アイトワ式手入れをした。それは、除草だけでなく、畝の肩に植えたレタスなどの野菜とか、勝手に生えた(前年に自然交配し、落とした種が芽生えた)アイトワ菜を、エンドウの邪魔になる分から順次抜き去ってゆく手入れ(写真は抜き去った後)。できれば、週末の(1日前倒しさた)ルーチンワークの後にでも、支柱を立てたい。ルッコラの畝も、アイトワ式手入れを求めている。この場合は、ルッコラの間引きもする。 |
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パパイヤとシークワーサー |
アリエさんにも野菜送ってもらえた |
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アイトワの野菜のオンパレード |
石垣島で育ったパパイヤ(青いのは野菜として活かす)とシークワーサー(スダチの仲間?)は初物。石垣島の廃油石鹸とギリシャのオリーブ油石鹸を包んだ透明紙は、持参女性が育てた麻糸の皮とか。今週は、牛深(天草)のアリエさんにも野菜を送ってもらえた。金曜日の夕食は、いただき物とアイトワの野菜のオンパレード。この度初めて夏大根に成功したが、サッと炒めただけで、なんとも美味。これから(3次にわたって育てている)冬ダイコンに移る。 |
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夏大根に成功した |
冬ダイコン |
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夏大根の畝を空け |
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腐葉土を鋤き込んで仕立て直し |
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木灰と鶏糞の混合物をばらまき |
次週、冨美男さんにタマネギの苗をもらうので、急いで夏大根の畝を空けて、もらい物の馬糞、薬草の搾りかす、そしてアイトワの腐葉土を鋤き込んで仕立て直し、木灰と鶏糞の混合物をばらまき、その上に液肥をタップリかけて、次週まで寝かせた。 |
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1日をかけて片づけた |
学生が鉈仕事に取り組んだあとの囲炉裏場を、延べ1日をかけて片づけた。枯らした竹の根株も燃料として試すつもり。無煙炭化器の灰をふるうと、焼けこげた剪定鋏が出てきた。灰の半分は冨美男さんに進呈する。焼けこげた剪定鋏は部品を生かすつもり。 |
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竹の根株も燃料として試す |
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焼けこげた剪定鋏が出てきた |