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4次元の芸術空間と初体験2つ 15/05/24
観無慮の週初めでした。ルーチンワークの後、実に心地よく邦楽を楽しむなど、優雅な3時間でした。帰宅後は、深緑にむせるような庭でさまざまな生きものと触れ合いながらの庭仕事。夕食は、秋田の山菜と庭の野菜を組み合わせた一汁四菜を賞味しました。
邦楽は、都山(とざん)流尺八の名手に招かれたもので、山田流の琴や三味線との共演で、酔いしれました。2時の開演でしたが、会場は「厭離庵」。ですから1時過ぎに駆けつけ、とっくりと庭も楽しみました。演奏の後、見事な抹茶が振る舞われ、生菓子は歌詞の1つをとった特製の「うすぎり」。さらに、お茶の折に住職ご夫妻と挨拶もできました。帰宅後の庭仕事もよかった。ふくいくとした4次元芸術の世界を振り返っています。
ウグイスが庭でも鳴きました。わが家は厭離庵から300mほどの道のりですが、そこから私に着いて来たのではないか、あるいは早回りしたのか、と思われるほど似た声色でした。この日、フジバカマはまだ咲いていないのにアサキマダラが初飛来。夕刻には、初めてサワガニの住処を知りました。また、満開のシャクヤクを愛でることもできました。
月曜日は終日、庭で過ごしましたが、楽しかった。午前中はイノシッシの追加工事があり、顔見知りに訪ねてもらえたし、午後はミツバチの師匠・志賀さんが、トッテンさん宅にみえたついでに立ち寄ってくださった。志賀さんによれば、日本ミツバチは京都では激減、市内では見られなくなった。原因は、農薬問題だけでない様子。しかし、全国的に見れば日本ミツバチはまだ健在とか。野生の復活力に期待です。イノシッシは、個離庵完成に伴う補修工事と、電柵工事の段取りで、宿題を幾つか持ち帰ってもらいました。
火曜日は、「中国の娘」展さんの来訪日で、嬉しかった。妻も早起きしてウキウキと昼食の準備。展さんは(10時過ぎに到着し)何かれとなく妻の手伝いをしようとしましたが、その都度妻に「時間がないのでしょう」と諭されていました。昼食の後、2人の子どもの世話で家路につかなければならなかったのです。午後は大事な用件での外出の後、テントの補修工事でした。常寂光寺から帰宅後、私はテラスでフジの整枝に当たり、テントの補修にきた2人と午後のお茶を一緒にとり、予期せぬ話題が飛び出し、愉快でした。
かくして週の前半を終え、翌日の中日を心して迎えました。この日は、午後の半日を段取りよく活かす必要があったからです。午前中はある楽しい用件で3人のアイトワ塾生を迎えましたし、後半の3日は外出に割くことになっていたのです。留守にする3日間を計算に入れた庭仕事が待っていたし、2つのスピーチの準備が必要であったからです
まず庭で、手際よく2つの仕事を済ませ、その後は居間でスピーチの仕上げ作業に当たりました。2つの仕事とは、サルにつぶされた樋の補修と、苗や種イモの植え付などでした。義妹がくれたコイモの種イモ、ルッコラの苗、そしてサツマイモのツル。加えて、冨美男さんにもらったカボチャの苗と、過日買い求めた売れ残りのトウモロコシの苗が、ほどよく温室で育っていました。スピーチの仕上げとは、翌日から淡路に1泊2日の予定で出かける準備です。数時間の講義内容を80分に縮める必要がありました。
週の後半は、淡路島を縦断して初めて三原平野まで出かける用件でした。NPO法人ソーシャルデザインセンター淡路での寄合と、吉備国際大学でのスピーチです。なにせ古事記の世界、国生みの伝説で知られる地です。多々楽しい付録が伴い、多忙でした。週末は午後に、友人のおかげで、来賓席での競馬観戦という初体験が待っていました。
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山田流という筝(そう・琴)の名手・二谷藤美賀先生ご一門との共演を初体験。しばし酔いしれた。おかげで、筝曲の歴史や「検校(けんぎょう)」という身分などにも触れた。生田検校は、遊女の恋などで知られる上方の地歌(三味線音楽)に筝と胡弓(のちに尺八)を加えた生田流を流行らせた。しかし江戸では受けず、山田検校が唱に重きを置き、源氏や伊勢物語を題材にした山田流を編み出して受け入れられた、と聞いた。 |
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ツチビル |
アサキマダラ |
先週、ツチビルを久しぶりで見かけ、喜んだばかりだが、アサキマダラが初飛来(5月17日)。庭の南東・温室南の草原で半時間近くも留まっていた。フジバカマは成長の過程で、蕾もまだついていない。キケマンが咲いていたが、お目当てではなさそう。この直後に庭の北西・泉の近くの土手で、これまでは何の住処かだろうか、と不思議に思っていた穴で、その住人を知った。サワガニだった。 |
不思議に思っていた穴 |
サワガニ |
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ケシとは異なる色合いに気付き |
シャクヤク |
畑地の北端に、ケシとは異なる色合いに気付き「?!?」。急いで、周辺のキクナの花を切り取り、生け花に。ケシは白い花をつけた唯一の1本を除いて抜き去り、マルチングに。こうして満開のシャクヤクが日の目を見るようにした。 |
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2児に恵まれた展さん |
昼食を用意した |
2児に恵まれた展さんは、間もなく産休が明ける。妻は休日(火曜日)に招いたが、それは庭の野菜や山菜を活かし、昼食を用意したかったからだ。もちろん妻は、散らし寿司を持ち帰らせて、保育所に預けてきた2児と、ある大学の
准教授の職を得た夫にも味わってもらっていた。そのうちに一家で訪ねてくれることだろう。 |
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テントの補修 |
テントの補修 |
テラスでテントの補修をしてもらったが、私はフジの剪定をした。午後のお茶の時間に、思わぬ話が飛び出した。1人は仏教系大学の社会福祉課程を出ていた。次回の佛教大生(社会福祉クラブ)の来訪予定が次週初めに近づいていた。 |
フジの剪定 |
剪定後 |
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建設途上の建物 |
建設途上の建物 |
NPO法人ソーシャルデザインセンター淡路の寄合は、建設途上の建物であった。まず目に留まったのは、「三原のエジソン」と呼ばれる人が、鉄製電柱も活かしたストーブ。集っていた面々は、とにかく仕事場での再会を願わずにはおれない人たちで、予期せぬ喜びとなった。レポートは、じっくりまとめたい。その上に、昼食時は、阪神淡路大震災で大打撃を受けた瓦産業の現状に触れることもできた。人形浄瑠璃発祥の歴史にも触れたし、わが国の鉄器の歴史を知る上で避けて通れそうにない五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡も訪ねることもできた。 |
鉄製電柱も活かしたストーブ |
瓦産業の現状 |
瓦産業の現状 |
瓦産業の現状 |
人形浄瑠璃発祥の歴史 |
人形浄瑠璃発祥の歴史 |
人形浄瑠璃発祥の歴史 |
五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡 |
五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡 |
五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡 |
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競馬観戦を初経験 |
競馬観戦を初経験 |
競馬観戦を初経験。妻が人形の飾りつけに出かけたが、そのお宅が淀にあり、来賓席(5F)での観戦(8レース)がかなった。もちろん、私も少し馬券(単賞)を買ったし、1Fに降りての観戦もした。馬券は4レースで買い、内2レースで勝ち、「博才がある」と大笑いされた。 |
来賓席(5F)での観戦 |
来賓席(5F)での観戦 |
来賓席(5F)での観戦 |
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