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 重装備と分かちあい 15/08/23

 当週は金曜日まで、週初の3時間ほどを除き、庭仕事には携われませんでした。月曜日から2泊3日は出張で、木曜日は雨勝ちであったせいです。でも、週初の庭仕事に割いた3時間と、翌月曜日に降った雨が、留守中の畑に万バンザイの結果をもたらせました。

 週初の3時間とは、ルーチンワークを終え、後藤さんと鈴江さんを見送った後のことです。この3時間が妻のおかげで、万バンザイの主因を生じさせたのです。私が庭に出た直後に、妻が「何か手伝いましょうか」と言って、追って出て来ました。個展の準備で忙しい次期なのに重装備です。そこで、草ぬきを妻に任せ、私は第4次キュウリの遮光ネットを外し、支柱を立て、次いで妻に感謝しながら4種の種をまきました。まず薄暗くなる前に温室で、チマサンチェの苗床まき。次いで、温室を出て3種(シュンギク、20日ダイコン、そしてフダンソウ)を畝に直まきし、先に外した遮光ネットを流用し、被せました。

 かくして2泊3日の出張に出たのです。ホテルは温泉付だし、昼と夕の食事は社長に手作りしてもらえる出張です。その上に、月曜日は夕食前に、様々なハーブが茂る庭で小半時ほど過ごせました。この時に、なぜか新幹線で熟読した「安倍談話」などの記事を思い出し、憐れみさえ感じています。安倍首相は「分かち合いの心を持てない人なんだ」と悔やんでいます。丁度このあたりから、京都のわが家では雨が降り始めていたようで、遮光ネットを外された第4次のキュウリや、まいた種をグングン育み始めていたわけです。

 その後、火曜日から快晴になったとかで、これも野菜を大喜びさせたことでしょう。帰宅した水曜日は、夜半から雨が強く降り出しましたが明け方には小降りになり、爽快な気分にされています。だからでしょうか、この日はほぼ終日デスクワークの日になったのですが、折を見て庭に飛び出しています。まず温室で、水やりなどのルーチンワーク。その後は、第3次トマトの整枝。自然生えトウガンの支柱たてアーチ育ての自然生えゴーヤを整枝。さらに、コンクリプールの点検と補修。その上に、最後は薄暗くなっていましたが、翌日の快晴を願いつつ第1次キュウリの防鳥ネットを取り外しています。

 残念ながら金曜日は、今にも雨が降り出しそうな曇天で明け、ほどなく雨が降り出ました。しかし、朝食を終えた頃には上がり、「待ってました」とばかりに長靴姿で庭に飛び出しました。そして第1次キュウリの始末に手を付けたのですが、その最中にお待ちかねのガラス屋さんから「30分ほどで到着」との電話。そこで、待ち受けながらズルズルと、炎天下になっていたのに12時まで、畑仕事に精を出し続けたのです。これがヨカッタ。

 この日は夕刻に、整骨医の予約を入れていましたから、午後はまず昼寝。そしてまだ強い陽が残る3時から庭に出て、阿部ファミリーを迎える翌土曜日に備え、畑仕事に精を出したのです。まず、次回佛大生来訪予定の「30日までに(割れたガラスが)治ってほしいナ」と願いつつ、短いハーブの畝をいじくって、ネギの畝に仕立て直しました。次いで、第1次キュウリの跡を耕し、鋤きこむ腐葉土を一輪車で積み出し、その畝の側まで運び出しています。もちろんこの間の移動中などに、穂を出し始めたイネ科植物を見かけると、なにわともあれ手をとめて、次々と抜き去っています。

 かくして週末を迎え、朝飯前に、耕し終えてあった第1次キュウリの畝の跡に有機肥料をタップリ鋤き込み、仕立て直しています。その上で、朝食を済ませ、PCの人となりながら、早朝に恵那を発つといっていた阿部ファミリーを待ち受けているところです。

 


重装備

支柱たてなど妻が不得手な作業
妻は本格的に庭に出る時は、スッポリ衣服で全身を包むだけでなく、ひざ当ても付け、手に7つ道具を入れた腰掛を携え、夏は蚊取り線香を準備するなど重装備だ。とにかく仕事は手早い人で、除草の速さは私の2倍以上。だから私は、支柱たてなど妻が不得手な作業を選びがちになる。


北窓の緑

南窓
起床時に、目に一番に飛び込んだのはこの北窓の緑。次いで、南窓。すべて手植えの緑だけに爽快な気分。次いで洗面所から、薪風呂の焚き口もある隣室・ワークルーム。そして広縁から、中庭に目をやると、55年ほど前に苗木を植えたスモモの木

ワークルーム

スモモの木


トウガンが結んだ実

サルに襲われた
自然生えのトウガンが結んだ実は、グンと大きくなっていた。だが、週初のヒョウタンカボチャのごとく、サルに襲われかねない。そこで「もう1つ」実を結ぶことを期待し、支柱たてをした。下部の第2次ナスにも、陽を当てたくてかくなる支柱になった。妻には思いつかない(?)支柱だろう。目を、アーチ育ての自然生えゴーヤに転じると、実を順調に結び始めていた。

支柱たてをした

アーチ育ての自然生えゴーヤ


コンクリプールの点検

補修した

満杯時の水位が水没させないことを点検
コンクリプールの点検を」と妻にうながされ、その日のうちに補修した。私はこうしたパイプ工事は「後のちのことを考えて」なるべく接着剤を用いずに済む方法を採用する。補修する前に、過日取り付けた小屋根の基礎(木部)を、満杯時の水位が水没させないことを点検できた。また、オーバーフローした水が、小さなセリ畑にうまく注ぎ込む家か否かも確かめられた。


スモモを通して見上げながら

「ケムシの団体さん」を見つけた
洗面後、まだ薄暗い広縁でごろりと寝転んだ。ツクツクボーシが主役の時期であったことを知った。次第に明るくなる空を、スモモを通して見上げながら「ポツダム宣言を丁寧に読んだ夏になったわけだ、と無性に楽しかった。その後、「ぼつぼつケムシが出る時期では」と思ったが、「案の定」この日、妻が「ケムシの団体さん」を見つけた。ちなみに、週末は4時に目ざめたが、コオロギが盛んに鳴いていた。


ネギの畝に仕立て直した

週末時点ではこの通り

ジャガイモ料理
一番短いハーブの畝をいじくって、ネギの畝に仕立て直した。ハーブが歯抜け状態だったので移植したわけだが、移植したハーブが上手く根付くか気にかけながらの初めての試みだったが、週末時点ではこの通り。この日、朝食にはわたし好みのジャガイモ料理がついた。


地蔵盆のお供え作り

最大680gr、46cm
一週末の妻の初仕事は地蔵盆のお供え作り。朝一番に野菜を収穫し、盛り付け、届けたが、その時に「景品の抽選時には」阿部ファミリーの姉妹を「連れて来ます」と言っておいたそうだ。43回目のお供えも庭の作物で間に合わせた。キュウリは前日、私が第1次のツルを始末するときに採り切った分から選んだ。残った分の中に、最大680gr、46cmがあった。