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アイトワ循環図

 池澤さんとクロマツの大木 15/09/20

 大きなスズメバチがコンクリプールの側で飛んでおり、「ヨカッタ」と思いました。クマバチは連日のごとく、今はチュウゴクホウセンカの蜜を吸いに来ます。しかし、今年は一度もアシナガバチの姿を見ませんし、庭でその巣をまだ見かけません。妻によれば(ピザ釜の土を取りにくる)ツチバチの姿も見ないようです。ニホンミツバチは、その羽音さえ聞きません。地球上からミツバチがいなくなると、4年で人類も絶滅する、と言ったのは確かアインシュタインだった。

 当週は、スイフヨウが盛りを迎えました。フジバカマのつぼみが膨らみ、もうすぐアサキマダラを迎えられそうです。ハクモクレンやヤマボウシの実が、赤く染まり、落ち始めました。カナヘビやトカゲの子どもが、ウロウロしています。小さい方のヘビを見ました。

 日曜日は2時過ぎまでルーチンワークにかかり、その後、久しぶりに庭案内をしています。相手は脳に関わる医師で、話題が広がり楽しかった。野生動物の生態も話題になり、ケラもその対象に。だけど、この庭では久しく見かけておらず、寂しかった。夜は、懐かしい生地を「久しぶりに用いました」といって、妻が最後に完成した(?)人形を展示会前に見せてくれました。

 庭仕事は曇天の月曜日から、となりました。まず、急遽第3次キュウリの畝を冬野菜の畝に仕立て直しました。それはこの日、また瞳さんから、珍しい野菜の種を貰うことになり、お返しに「アイトワ菜の種」を、となったのがキッカケ。この夏は、酷暑対策が裏目に出た、と気付かされた。

 火曜日は好天なのに、リクチュールの仕事で終日外出。でも久しぶりに天水で入浴。ご機嫌でした。水曜日は3人の佛教大生を迎える日であり、しかも久しぶりに全員男子。ところが、午後から雨との予報。そこで、久しぶりに朝飯前のひと仕事。これが功を奏し、3つの力仕事にケリをつけられました。しかも途中から久しく会っていない池澤先輩にも訪ねてもらえ、雨宿りを兼ねたお茶の時間がひときわ楽しくなった。それは、彼がこの4月から社会人になっており、その活躍ぶりのおかげ。残念だったことは、焚火を始めながら、今や伝統の焼き芋を楽しめなかったこと。

 木曜日は急遽、雨をついて妻と一緒に家を出て、大丸京都店を訪ねました。実は、お目にかかりたい人があり、場所を妻の個展会場にすれば、奥さんにもお会いできるかも、と期待。ドンピシャでした。その後、次々と懐かしい人ともお目にもかかれ、旧交を温め、ご機嫌で帰宅。恒例(?)の遅昼を済ませ、雨の中を、キンギョに餌をやって回った後、書斎にこもりました。まず、嬉しい2つの便りに目を通し、妻の帰宅直前まである心配事をしています。

 まず心配事とは、噴火です。このところ、丁度200年前の大噴火に想いを馳せていたのです。その矢先に過日の桜島。そして週初めの阿蘇山の噴火。この夜、ニュースでチリの大地震。それだけ余計に、日本国民を売り物にするような人を首相にいただく不幸を嘆きました。嬉しい便りとは、瞳さんの野菜の種。そして、懐かしい人と「久しぶりに会えそう」、でした。

 金曜日はやっと晴天。妻を送り出すやいなや庭に出て、まず薪に手を付けました。学生に運び上げてもらった薪の収納で、午前中に片づけました。午後も、学生のフォローでした。切り石を仮置きするために土を要しましたが、その土を取った跡を整地。そして、翌日の作業に備え、この整地で出た土を一輪車に積み込んでおき、その上でアイトワ塾に備えています。

 週末はクロマツの大木を1本、業者に切り取ってもらう日でした。快晴でしたから、その下ごしらえをした後は、業者を見送るまでさまざまな作業をこなしています。午後は、前日一輪車に積み込んでおいた土を用いて、切り石敷きを完成させました。この後は、来客の応対、追加の野菜の苗植え、野菜の収穫、そして日没後はPCの人となり、妻の帰りを待っています。

 


懐かしい生地を活かした人形

個展会場を訪れ
ほんの一部だが懐かしい生地を活かした人形。ある高僧「が用いておられた袈裟ですが」と、言っていただいたとの生地だが、アイトワ塾の皆さんに、3人がかりで織った(西陣では「空引き機」と呼んだ)麻の古布と教わった。この度、阿波忌部族がわが国の麻織物の歴史に大きくかかわっていたことを知り、感慨を新たにしながら個展会場を訪れ、この人形とも再会した。

 

この人形とも再会した


スイフヨウが盛り

スイフヨウが盛り
当週は、スイフヨウが盛り。この度、「まるで昨夜の孝之さんネ」と妻に冷やかされた酔芙蓉を、初めて見た。そして、やはり自然生えのフヨウの方が、とも思った。落ち始めたハクモクレンヤマボウシの実も見事。また、初見のキノコに触れ、次いで久しぶりに見たイネ科の野草を、抜き去るか否かでしばし躊躇もした。当週は、小鳥が盛んに虫食いの熟しガキをついばみ始めたクマバチイチモンジセセリが花を求めてと飛び回っている。


初めて見た


自然生えのフヨウ

ハクモクレン

ヤマボウシの実

初見のキノコ

イネ科の野草

熟しガキをついばみ始めた

クマバチ

イチモンジセセリ


アイトワ菜の自然生えを少しでも促すため

17本の若いキュウリはピクルスに
若いキュウリが17本も付けていたのに第3次キュウリを始末。それは、日陰を減らし、アイトワ菜の自然生えを少しでも促すため。要は、この夏は酷暑に備え、キュウリなど背丈が高くなり畑に日陰をつくる野菜を随所で育てたが、天候急変でそれが裏目に出た、と知ったから。この日、第4次キュウリで初取り、それは浅漬けに。17本の若いキュウリはピクルスに


薪の運び上げ

薪の運び上げ

腐葉土小屋の整理
朝飯前に、草刈りを済ませ、学生を待った。おかげで、薪の運び上げ腐葉土小屋の整理だけでなく、切り石敷きにも手を出せ、3つの力仕事にケリがついた。切り石敷きとは、野小屋の側で赤土を取り、その土で地ならしをした上で切り石を仮置きする作業。週末に、仕上げた。腐葉土小屋の整理とは、前もって掻き集めておいた常緑樹の最後の落ち葉を、まず腐葉土小屋の一室に運び込み、その上に、隣の部屋から(昨年秋に積み上げた落葉樹の落ち葉の)上部の未分解部分を移す作業。下部は腐食が願ったように進んでいたし、久しぶりにイノシシスロープから落ち葉の山がなくなった。

切り石を仮置

仕上げた


面白そうな野菜の種をもらった

妻が持ち帰った生卵
瞳さんからまた、面白そうな野菜の種をもらった。この野菜は「交配しにくい」とのこと。シカクマメ同様に、このたびの野菜も、願わくば、お里帰りさせられるように育てたい。もらい物では、「トッテン夫妻に」もらったといって個展会場から妻が持ち帰った生卵も嬉しかった。翌朝は、久しぶりの卵かけご飯でご満悦。


第3薪置場を満杯にし、安堵した
半日がかりで薪の収納を済ませ、3つの願いをかなえた。収納スペースを作るために、取り出した薪を風呂焚き場に運び込み、1つの冬を迎える心準備が」出来た。新たな薪を積み上げ、第3薪置場を満杯にし、安堵した。最後の1つは、今は亡き両親の居室の縁先も薪の仮置き場だが、それぞれの踏み石部分の整理をして、2人の履物を生前通りに揃え直せた

2人の履物を生前通りに揃え直せた

2人の履物を生前通りに揃え直せた


クロマツが枯れ

切り取った
大木になっていた唯一のクロマツが枯れ切り取った。薪になる良い部分はすべて、1つの玉切りを除き、「陶芸の窯用にでも」と義妹に贈った。残した玉切りは「記念」にして、第2の薪置き場に積んだ。この側に、39年前(38歳の時)に、19歳のリズさんに手伝わせ、ノコギリで切り倒した玉切りの2つがある。

年輪

第2の薪置き場に積んだ