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 世界の潮流と日本の悪しき選択 16/07/17

 一週間は5日連続で庭仕事に携われない日々(後藤さんにまたタニシをもらい、放して回った一時を除く)から始まりました。先週末から数えてのことです。その間に、日本は悪しき選択をしましたが、世界は潮流を大きく変えそうになりました。私は「禍転じて福となす」を喜んだり、「日本も捨てたものではない」と安堵したりしています。

 「禍転じて福となす」はその最初の2日間に生じたことです。「禍」は亜天候です。大雨予報に振り回され、四国からの来客は1日順延になり、私は商社時代の仲間との集いをキャンセルするなど、3度、4度とやりくりが求められました。ところが結果は、降雨やその止み間までが「福」に結び付き、天の恵に感謝することしきりでした。

 「日本も捨てたものではない」と喜んだのは5日連続の最終日。それも帰路の列車の中でした。月曜日から2泊3日の出張でしたが、持参した読み物がヨカッタ。その1つで知り得たことですが、「日本児童文学者協会」の方々に感謝感激です。同協会は、日本がイラク派兵を決めた直後に「新しい戦争児童文学」委員会を発足させており、素晴らしい一著(先々週紹介した『大久野島からのバトン』)の誕生を促していたのです。

 往路では(参院選結果の詳報を知るに付け)暗い気持ちにされ、「重苦しい時代になりそうだ」と不安を覚えながら出掛けましたが、復路では(出張先での日々が楽しかった上に)車中での読書のおかげで、その気分がすっかり吹っ飛び、嬉々と帰宅できました。

 その後、翌朝にかけて、「蚊のリベンジ」という印象深いことも生じました。夜、2本の電話に集中する用件がありましたが、その間に「なんですか、これ」と妻が騒ぎながら、10数匹の血を吸った蚊を退治したのです。そこで翌早朝は、新方式を採用し、蚊を次から次と蚊をやっつけ、妻を感心させたのです。その後妻はこの方式を楽しんでいます。

 庭仕事は木曜日から取り組むことにしたのですが、午後一番に大事な相談事での来客がありましたし、好天にも恐れをなし、庭に出たのは日がやわらいだ4時過ぎから、となりました。まずは「すぐに達成感を味わえる作業を」と考え、屋外椅子の防腐塗装から手を付け、やおら起動。次いで、自然生えのウリ類の蔓を誘導し、支柱にからませました。なにせ、ほぼ6日にわたり手を付けていなかった庭仕事ですから、遅々として成果の現れない作業では、と考えたのです。その上で、短い一畝でしたが、一畝耕し、最後は2〜3日はかかりそうな草刈り仕事に手を付け、日没とともに妻と一緒に切りあげました。

 このところ妻は、夏の休暇に入ってからよく庭仕事に参戦し、手分けして夏休み明けに備えています。たとえば妻は、花車の仕立て直し。アイトワの看板を隠している樹木の剪定。あるいはテラスを飾る植木鉢や、薪置き場の屋根を飾る鉢の手入れなどです。

 夜は、キャメロン首相の議会でのスピーチや官邸を去る家族の姿、あるいは早々と決まった2代目女性メイ首相のありようをTVで知りながら、爽やかな気分にされました。

 晴天の金曜日は5時に目覚め、夏バージョンの仕切り直しです。妻も起床後すぐに「忘れていた」と言いながら庭仕事に参戦。ブルーベリーの防鳥ネットを補修。夕刻も円形花壇の手入れをしていました。私は、ツルムラサキと瞳さんにもらったトウガラシの畝の除草などで奮闘。朝食時はメイ首相の人事をめで、9時から来客を常寂光寺に案内。午後は網田さんがヒョッコリ、たくさんキンギョを携えて来訪。分け棲まわせるのに苦心しました。かくして、当週の週報は事情があって、ここで締めます。

 


後藤さんにタニシをもらい

網田さんにたくさんキンギョをもらい
当週は初めに、孫の世話に余念がない後藤さんにタニシをもらい、お終は網田さんにたくさんキンギョを「大和郡山で仕事があった」と言ってもらい、庭中の水所に分け棲まわせる作業で嬉々となった。後藤さんは早々と孫に、タニシ捕りは「お爺ちゃんも喜ぶ」と読まれている様子。幾らでもタニシが捕れる環境で住まう孫に乾杯。


四国からの来客
大雨予報に振り回されたが、良いことが多々生じた。妻の友人は、大雨を心配した夫の車で送ってもらい、男は男、女は女で、それぞれ雨音を楽しみながら、それだけにしっくりと楽しい歓談の機会にすることができた。四国からの来客と庭をめぐりをする時は雨が止んだ、など。


「蚊のリベンジ」という新方式

ボウフラ発生源の多くに警備員として
張り着けた
「蚊のリベンジ」という新方式が始まった。「なんですか、これ」と妻が騒ぎながら私の血を吸った10数匹の蚊を退治したのがキッカケで、翌朝は虫捕り網を屋内に持ち込み、キーボードをたたきながら(蚊があまり気にならず、むしろ免疫問題の世界と見ている)私は昔取った杵柄。もちろん、網田さんのキンギョのおかげで、週末に、ボウフラ発生源の多くに警備員として張り着けた


屋外椅子の手入れ

竹の入り口

椅子の防腐塗装を仕上げた
網田さんにもらった屋外椅子の手入れから始めてヨカッタ。ヒョッコリ訪ねてもらった網田さんに、先週防腐塗装した「竹の入り口」を見てもらいながら、椅子の防腐塗装を仕上げた。きっとこの塗装を、網田さんにも新方式として活かしてもらえることだろう。


防鳥ネットの補修
「怖がってキット」と、高をくくった防鳥ネットの張り方をした妻は、ヒヨに侵入されて慌て、補修ヒヨを私は捕まえ「今度入ったら食べるぞ」と脅した。妻(平和ボケしているようで)は、「今度は食べられるヨ」と迫真性に欠けた脅しをして、放した。出張の帰途「戦争は一気には始まらない。少しずつ近づいて来る」と読んでいただけに、気になった。

ヒヨ

ヒヨを私は捕まえ


アイトワの看板を隠していた樹木の剪定

階段の笹の根退治
「今日は打ち込めました」と語りながら人形工房から出て来た妻は、アイトワの看板を隠していた樹木の剪定や、花車の仕立て直し、あるいは階段の笹の根退治などに余念がなかった。


解体修理した本堂

一角からの眺め
よい朝になった。朝飯前の一仕事と、さわやかな朝食の後、知人をとてもうれしい案件で、朝一番の常寂光寺に案内。古材を活かし、本来の姿に解体修理した本堂、通されたその一角からの眺めなどを楽しみながら、ご前さまの墓所も訪ねて偲ぶこともできた。帰宅すると、楽しい一書が届いていた。なぜか妻が補修した人形を居間に持ち込んでいたが、それと一緒に写真に収めたくなった

楽しい一書が届いていた

一緒に写真に収めたくなった