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 日常と非日常、そして消費者 16/07/31

 この1週間は、私もB to S 気分から始まりました。日曜日の人形教室には東京から通う人があり、その人は「朝のテラス掃除が大好き」と言っていつも早くご到着。そのオカゲで「モーニングコーヒーをご一緒に」となり、一か月ぶりの再会を愛で合えたのです。

 この日は、ルーチンワークのあとは屋内で過ごし、夕刻から妻とあるホームパーティに参加。9時前に帰宅。そして翌朝に備え、早々と就寝し、3時に起床。読書をしながら沈黙の世界で夜明けを待ちました。ヒグラシが鳴き始めるのは4時50分。アブラゼミは夜が白み始める5時20分に合唱に加わる、と確かめた上で、つまり夏虫は夏虫らしく生きていることを確かめた上で「庭に出よう」とすると妻も起き出してきました。妻はこの夏初めて私と一緒に庭に出るという非日常。私がブルーベリー畑周辺でアジサイの選定を始めると、妻は除草。やがて蚊に悩まされ、2人は防虫ネットの帽子をかぶる始末でした。

 朝食後は、3件の来客と調べ事で過ごし、夕刻に再度庭に出て、今度はミニ土木工事横着支柱立てを楽しみました。来客は、事業継承の挨拶でみえた友人の子息、日米を行き来するご夫妻共に英文教授、そして茶飲み友達でした。世間ではバケモンgoに夢中のあまりに交通事故が多発。私の目には「オモチャに遊ばれている姿」にしか写りません。

 火曜日は4時半に起床。液肥やりから手を付けました。次いで、「アーチ仕立てのムベ」周辺の手入れを、と思っていると雨が降り出し、作業は翌日に回して撤退。この日は来客とアイトワ塾が予定に入っていましたが、良き雨の1日になりました。昼は、バランス操体の提唱者川上さんたちと庭の作物で造ったカレーライス。妻は過日漬けたラッキョを初試用。締めはブルーベリーを活かしたアイスクリームとコーヒーでした。

 アイトワ塾では、コミュニティとは本来生産共同体であったことを認め合った上で「近代とは、すべての人がその日常を大切にせずに、非日常化に憧れ、消費者と総称されるようになった人類史上の一時期」と指摘。エバ・ガードナーを例に引きました。

 水曜日は朝飯前に、翌日回しにした一仕事を片づけ、気になる草刈りもし、久し振りに「やった」と叫びたくなる気分。この朝飯前の草刈りは、妻が朝の収穫などで日ごろよく通る道の見通しをよくする作業でした。夕刻にも庭に出て、ミニ土木工事の第2ステップを仕上げ、大汗をかき、体重を2kg近く減量。プロシュートとビールで始まる夕食を賞味。この間に、予定していたNTTの電話の補修工事と、飛び入りの高校時代の友人と歓談が入っています。このところ、午後のオヤツは頂き物のカステラと冷たい牛乳でご満悦。

 かくして、心して迎える恒例のプログラムの日になりました。ある大学の学生を講義の一環で迎えたわけですが、参考資料を前もって送付し、この日はエンジンブロアーで巡回路を掃除して回った上で迎えました。私は若者をいつも少し緊張気味で迎えます。どう受け止めてもらえるかは相手の勝手。1人でもいいから「あれがキッカケで」と振り返ってもらえる人に巡り合えれば、と願っています。幸いなことに、引率者が建築家のご夫妻ですから、ある造作についてチョットしたアイデアをもらえ、これも楽しかった。

 快晴で明けた金曜日は、妻の「ありがたいワ」から始まり、その期待に沿って液肥やりで暮れました。週末も快晴。ミニ土木工事は第4ステップまで済ませ、妻と翌日に備えた買い物に出かけました。この2日で、セメントを練ったついでの補修作業、小さな石垣仕事、チョッとした下草刈り、そしてゴボウの種まきなどをしています。
 


B to S 気分
優雅なコーヒーでのチョッとしたB to S 気分。私は短大勤めが出来てよかった、と思うことが幾つもありますが、その1つは、それまでとは逆のB to S 気分、学生を迎える喜びを知り得たことです。今も「あのキャンパスのはなやぎ」は続いているのだろうか。


基礎(下地)のコンクリート流し

ブロック積みを3回に分け

危なっかしい石を、固定する
このたびのミニ土木工事は、セメント仕事。まず、型枠を準備。次いで、基礎(下地)のコンクリート流し。その後、ブロック積みを3回に分け(第5ステップの2段目積みは次週に回し)、それを横着仕様でこなした。力学的な横着(型枠の支柱の数を省く)だけでなく、かねがね気になっていた危なっかしい石を、セメントを練ったついで固定するなど。


面白い形ネ。どうしてこの形にしたのですか

「その支柱を兼ねられる所に立てた」と説明

妻は自然生えの瓜類の正体を花で知って「トウガンですヨ」と、大喜び。その期待に応え、横着支柱立ての追加をすると、「面白い形ネ。どうしてこの形(支柱をここに1本追加すること)にしたのですか」と質問。「トマトが1本、自然生えしているだろう」と指摘し、「その支柱を兼ねられる所に立てた」と説明



自然生えのムベをアーチ仕立てに

日陰にしてしまい、失敗

剪定後
自然生えのムベをアーチ仕立てにしたが、その下をフキ畑にしたかった。だが今年は、ネムのヒコバエやナワシロイチゴなどを茂らせ、日陰にしてしまい、失敗。そこで、ネム、ナワシロイチゴ、そしてレモンバームなどを取り去り、カルミヤを剪定。この冬に、ギボウシも取り去り、日当りをよくして、来年はフキ畑に出来るようにしたい。

カルミヤを剪定

剪定後

高校時代の友人がヒョッコリ来訪。旧交を温めた。彼は高校時代の3年間(ほとんどが男子の)進学コース。私は(その担任教官が嫌いで)2年生から就職コースに変えてもらった。振り返ってみれば、それも人生を豊かにしたように思う。


自然生えキュウリを自慢

ブルーベリー2kgを収穫

イチジクの実が1つ採れた
朝の収穫から戻ってきた妻は、「また、この通りありがたいワ」、と自然生えキュウリを自慢。来年は、直播きのキュウリも育てたい。当週は、3回目のブルーベリー2kgを収穫。その時も妻は「ありがたいワ」。この1年は、ブルーベリージャムの1年(6kgほど捕れそう)になりそう。昨年植えたイチジクの実が1つ採れたので、来年はかつてのようにイチジクジャムも楽しめそう。


土の流失を防ぎきれなくなった

リュウノヒゲを植え込むことで、対策とした

豪雨が増え、この石垣では土の流失を防ぎきれなくなった。そこでありあわせの石で小さな石垣仕事に取り組み、リュウノヒゲを植え込むことで、その対策とした。このありあわせの石を活かす作業もパズルのようで楽しく「遊べたッ」と実感。