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論より証拠 16/09/25
週の中日まで、庭仕事だけでなくPCにも手を付けない3日間になりました。それは、台風がらみの雨にたたられた上に、右肩の故障をぶり返すというマイナス要因のせいですが、他にもプラス要因の楽しいトピックスがあったことも意味しています。
その第一は「噂をすればなんとやら」と、大喜びした来客でした。ドバイにいるはずの佳菜子ちゃんが、おバアさんと一緒に訪ねてくれたのです。ルーチンの後、PCを落していた時のことです。内線で妻に呼び出され、喫茶店に飛んで行くと、確かに佳菜子ちゃんでした。実は前の日、妻と彼女の噂をしたばかりでした。それは、その3日前の出張先で、ドバイにいる彼女に電話を入れており、その訳や事情を妻に話していたのです。
次は、2人の職人(乙佳さんと水島さん)を迎えたことです。水島さんは広縁の雨漏りと、喫茶店の一角で生じた腐食の補修などの相談で、乙佳さんには妻の願いを現実化する相談で来てもらいました。水島さんはまだリハビリ中で、「そのためにも」と軽い仕事を次々と頼んでいます。乙佳さんに頼んだ妻の願いとは、母屋の改装の一環です。わが家は、築57年の部分から始まる9度の建て増しだけに、ガタが来た部分だけでなく、生活パタ-ンや付き合いの広がりの(来客に気楽に過ごしてもらう)関係で、改めなければならないことが多々生じています。竹の入り口や個離庵はその好例といえます。
3つ目のトピックスは3件の来客への備えでした。まず水曜日は少しカラダを癒してもらいたい来客を3泊4日で迎えました。木曜日は4人の佛教大生を受け入れました。金曜日は夕刻に網田さんを迎えましたが、これは土曜日の朝から一緒に徳島に出かけるための前泊でした。この6人の来客に備え、妻と受け入れ準備を楽しんだわけです。とりわけ佛教大生を迎えるために、妻には手作りのオリジナル・モッコを考案してもらいました。
水曜日はコジュケイの「チョッと来い、チョッと来い」と聞こえる鳴き声で明け、朝刊で知った川柳に、1年前の私流「論より証拠派」を振り返らされました。来客は3時の予定でしたが、朝から庭に出て、除草が主になった畑仕事をしながら待ち受ける格好となりました。この日の雨は、具合よく客を迎えたころかショボショボと降り出しました。
木曜日は10時に学生が到着。男女各2人の学生は、5つの懸案を片づけました。モッコでの石の運び出し。イノシシスロープに仮置きしていた剪定クズの始末。枯れたメグスリノキの切り取り。踏み石の並べ直し。そして焼き芋を兼ねた囲炉裏場の掃除でした。この日の雨は、ほぼ庭仕事を終えた頃からとなり、学生と来客にとってはしれがヨカッタ。
昼食は庭でとり、午後のオヤツと焼き芋の賞味はゲストルームでとなり、両者にタップリ歓談してもらえ、学生は大喜びだし、来客にも爽やかな学生に触れて喜んでもらえました。雨中で焼きあげた芋は、ほどよく焼けており、妻も一緒に賞味できました。
当週は週初から5日連続で雨にたたられ、広縁では雨漏り事件が生じました。しかし、寿也さんにかつて応急処置してもらった母屋は無事でした。木曜日は快晴で明け、食卓を窓際に出し、花蓮のテーブルクロスを用いましたが、来客に褒めてもらえました。
小雨勝ちの金曜日は朝からな庭に出ましたが、温室での苗仕事が主になりました。来客は、朝の妻の散歩に同道、居室で読者、あるいは、プラリと近所の散策。妻は食事の世話や人形作り。やがて陽が落ち、網田さんが到着。愉快な夕食。かくして週末となり、記念撮影のあと、来客と妻に見送ってもらい、徳島を目指し出立でした。
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佳菜子ちゃんは元気だった。3日前に、初めてドバイに電話を入れた時はすでに機中の人だった。おバアさんには申し分けのないことをしたが、ドバイの事情や未来のことについていろいろ亜なし合えた。おバアさんは終始ニコニコ。 |
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鉄の蓋が腐食 |
排水(屎尿、雑排水、そして雨水)を分別する関係で、集合槽がおおげさになり、その鉄の蓋が腐食。この蓋を新調するのではなく、屋根をかけ、薪置場を拡張する形で補修することにした。人形展示ギャラリ−の樋が、近年の大雨に耐え切れなくなり、経て樋を1本増やした。テラスの屋根の排水能力を一口増やし、3倍にしたなど。 |
経て樋を1本増やした |
排水能力を一口増やし、3倍にした |
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自家製の種の準備 |
水鉢の枯れ葉取り |
オリジナル・モッコ |
雨の下での空いた時間は、自家製の種の準備にも生かした。義妹は種用のカボチャをくれた。止み間を活かし、水鉢の枯れ葉取りもした。妻には、オリジナル・モッコを、たたんで収納できること、腐食しない素材を採用すること、を条件に、作ってもらった。当日、学生はまず天秤棒にする枯れ竹を切り出し、書庫の裏に仮置きしていた石を、起伏に富んだ狭い通路から見事に運び出した。これらの石で土手止めをするつもりだったが、石が不足と見てブロック積みにかえたわけだ。 |
狭い通路から見事に運び出した |
これらの石 |
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枯れたメグスリノキも切り取り |
一輪車が通りやすいように並べ直した
黄色の円が元の場所です。 |
イノシシスロープに溜まっていた落ち葉は(女子学生が主となって)過日空にした堆肥小屋に積み込んだ。枯れたメグスリノキも切り取り、シカクマメの棚添いにある踏み石も、一輪車が通りやすいように並べ直した。その折に、再度芽吹いたカボチャの葉をシカが食い荒らしていたことに気づいた。 |
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囲炉裏場を片づける |
雨が激しくなる前に屋内に引き引き揚げた |
恒例の焼き芋は、過去2回、雨で(焚き火が出来なかったり、一緒に食べられなかったり、と)流れたので、2つの狙いを定めて、昼前から焚火を始めた。まず、イノシシスロープに溜まっていた木屑を片づけ、囲炉裏場に溜まっていた木屑も始末し、囲炉裏場を片づける。次は、雨を読んで、イモを焼き上げる工夫の開陳。その工夫をこらした上で、雨が激しくなる前に屋内に引き引き揚げた。 |
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チュウウゴクホウセンカとマッチ |
庭の野菜も活かし |
ゴボウのスープが好評だった |
雨にたたられた一週間。畝の冬野菜は長雨で大ダメージを受けた。苗仕事に精を出したが、これは日照不足で貧相この上ない。この冬は「野菜が高くなりそう」と心配する日々の合間の束の間の晴れ間。花蓮のテーブルクロスは映え、チュウウゴクホウセンカとマッチ。前夜とった庭の野菜も活かし、ゴボウのスープが好評だった。 |
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来客にも見送りにでてもらえ |
週末は早朝の出発となったが、4人で朝食をとれた。来客にも見送りにでてもらえ、手を振りながら、思い出したことがある。先週だったかに驚かされた小学3年生の詩を振り返り、私が嘆いた時のことだった。ヤンワリと諌められ、ナルホドと得心した時のことだ。 |
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