|
●アイトワのホームページ
●アイトワ循環図 |
ハンガリーに憧れ、喫土とカジノにガックリ 16/12/04
前夜来の雨で明けた週初め、カラダも重くて終日書斎で過ごしましたが、予期せぬ贈物に多々恵まれました。ライフワークを紹介する著書。「ええはがきコンテスト」での受賞報告。午後は、喫茶室でハーモニカの演奏という幸運に。夜は妻が、「これでしょう」と言って、屋根裏部屋から思い出の水彩画を取り出すというハプニングに恵まれました。
雨上がりの翌朝も、まだカラダは重く、ヤットの思いで庭に出ました。それは、クリスマスホ−リーを大胆に剪定し、先週こしらえたテラスのオブジェに加えたかったのです。でもその後は屋内で過ごし、庭で見つけたカタツムリ(陸貝)の殻入れを探した他は、PCの人を決め込んでいます。午後4時に後藤さんを迎え、1日日延べしたルーチンに取り組み、次いで7時からアイトワ塾との日程になっていたからです。後藤さんにはこの日、「孫が小エビも捕った」と言って、モロコやドンコなどを持参してもらえたのです。
翌朝、天候は前日同様に曇天だし、カラダはまだ重かったにもかかわらず、「川魚の居場所づくりを」と、庭に出ました。それが、ヨカッタ。気になっていたコイモの冬越し作業(室への収納)に当たらせました。さらに、屋内に引っ込んだあとも、陽が射し始めたと見て取ると、広縁で薬草刻みに取り組ませたのです。おかげで夕刻には、あるシンポジューム(文化財の保護と職人の技術伝承がテーマ)に出掛ける気分になっています。
かくして、当週のメインイヴェントの日を迎えました。陶芸家のピーター・ハーモン夫妻と内山さんを迎える日でした。ハーモンさんは茶道の名手ですが、前日に電話で「アイトワでお茶を立てましょうか」と、問い合わせてくださった。それもヨカッタ。妻が「久しぶりに木陰のテラスを活かしませんか」と言い出し、その後、翌日にかけて、天と人の恵みに感謝したくなることを次々と生じさせた、と言えそうなのです。
まず、木陰のテラスを掃除していた最中に内線電話で「柴先生が『ご紹介したい人が』とおっしゃってお越しです」と知らされました。急ぎ飛び出し「3時に再訪を」と願いました。次いで、網田さんが来訪。さらに、両親が残した茶箱を持ち出し、テラスでミニ茶会。その終わりがけに初見の極小テントウムシがお出まし。ここで、やっと柴先生たちの再来訪。同伴は日本文化の研究家で、素敵なハンガリー人でした。「なんと」そのあとゲストルームに場を移し、皆で素晴らしいひと時を持つことができたのです。
翌朝もヨカッタ。朝食前にハーモンさんは随分遠方までお散歩。内山さんには庭を巡ってもらえ、ハーモン夫人には朝寝を楽しんでもらえた。そのあとがまたヨカッタ。朝一番に常寂光寺を訪れ、開門のご住職に出会い、顔なじみの幸せに浴しました。誰一人いない常寂光寺の境内を巡り、ご住職に出会え、内庭まで案内いただけたのです。
世の中は、幸あれば苦あり、と思いました。その夜はバタンキューだったのに、翌朝はカラダは再び重く、動く気になれない。木製のテラスは夜来の雨でビショ濡れに。でも、モミジのジュウタンを敷いたテラスは初見です。その後も、干し柿が台無しにされていたことに気付かされ、ガッカリ。異常気象が原因だろう、と思います。夜は、わが国の「カジノ」容認に加え、今年の中国での流行語の1つが「喫土」と知り、またガッカリ。
でも翌朝、喫茶の常連客・久保田さんに魔法の水持参で訪ねてもらえ、ご機嫌に。この日も庭仕事には着けませんでしたが、この秋も大勢の人(とりわけ中国人)にアイトワの紅葉を愛でてもらえたことを振り返り、気分よく週末の眠理につけました。
|
ライフワークを紹介する著書など |
ええはがきコンテスト |
戦国時代の研究家にはライフワークを紹介する著書などを同梱してもらえ、「ええはがきコンテスト」ではアイトワをモチーフにした作品が受賞、との報告。午後は、人形愛好家のご夫人に同道の、医師であるご主人が、予約の電話に出た「ご主人にも」と、ハーモニカの演奏をし、妻は「ふるさと」を歌った。その折に、庭のホーリーの実が、すでに赤くなっていたことを知った。 |
ハーモニカの演奏をしてくださった |
庭のホーリーの実が、すでに赤くなっていた |
|
思い出の水彩画 |
妻が探し出した思い出の水彩画。裏をみて、担任が「4.5の印」を押して出品し、どなたかが「Nice
Very nice」とメモ書きを加えたことを知った。おかげで当時の心境にはじまり、様々な思いに駆られており、この2人に深く感謝した。 |
|
テラスのオブジェ |
庭で収集したカタツムリ(陸貝) |
|
ハーモニカの演奏時に見たクリスマスホ−リーの一枝がきっかけで、「そうだ、ボツボツ背丈を半分に切り詰めて」、その選定くずで「テラスのオブジェを賑やかにしよう」と思った。その後で、何故か急に野口さんに見てもらいたくなり、庭で収集したカタツムリ(陸貝)の殻入れを探し出した。 |
|
後藤さんの手土産 |
川魚の居場所づくり |
後藤さんの手土産に救われた。塾には元気に望めたし、翌朝は、庭に出て川魚の居場所づくりをする気になった。しかも、それがコイモの冬越し作業にも手を付けさせた。さらに、当週初の陽射しにも恵まれ、溜まっていた薬草刻みにも取り組めた。 |
当週初の日差しにも恵まれ |
薬草刻み |
|
快晴で明けたのを幸いに |
両親が残した茶道具 |
ミニ茶会 |
当日、快晴で明けたのを幸いに、木陰のテラスに至る温度計道のハクモクレンの落ち葉掃除をする気になった。その後で、両親が残した茶道具を、初めて引っ張り出し、木陰のテラスでミニ茶会。茶菓子は、ハーモン夫人の手作り。運び込んだ茶道具を見ながら、「父はきっと、息子がいたから日に3度も抹茶をたて、たしなめたのだろう」と自賛した。いつになったら、私はそうした心境になれるのだろうか。茶会に網田さんに立ち合えてもらえたのもヨカッタ。さらに、柴先生にも、匂いを嗅いでもらえた程度だが、ヨカッタ。翌日の、モミジが彩ったビショ濡れのジュウタンもヨカッタ。 |
茶菓子は、ハーモン夫人の手作り |
網田さんに立ち合えてもらえたのもヨカッタ |
柴先生にも、匂いを嗅いでもらえた |
モミジのジュウタンを楽しめた |
|
20分ばかりの立ち話では飽き足らず |
場所を変え、半時間も話し合った |
このお2人とは、20分ばかりの立ち話では飽き足らず、場所を変え、半時間も話し込んだ。ハンガリーは、面積は日本の5分の1.人口は1千万人。1人の人を通して、この国と1000万人の人への敬意を抱いてしまい、なぜかとても嬉しくなった。 |
|
初見の極小テントウムシ |
|
当週の動植物との触れ合いは、まず、初見の極小テントウムシ。10数分、2台のカメラで収録しながら皆で大騒ぎ。次に、妻が既製パックのトウミョウに「未発芽の豆」を見て取り、発芽する機会を与えたことが嬉しかった。また、久保田さんに魔法の水を「川魚の水槽」に注いでもらえたが、ありがたく思った。よきバクテリアを含んでいるのか、水槽の水が濁らなくなり、川魚も元気になる。 |
発芽する機会を与えた |
久保田さんに魔法の水を「川魚の水槽」に注いでもらえた |
|