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アイトワ循環図

 サンクチュアリと真の多様性 16/12/18

 コジュケイの賑やかな鳴き声で目覚め、PCがある室内温度は9度C。この冬初めて10度を割りました。ルーチンのあと、後藤さんと常寂光寺で始まった「リーフ茶の普及活動」に参加。ふくよかな香りとまろやかな味を楽しみながら煎茶の望ましき嗜み方を学びました。帰宅すると妻が「出ました」と「出来上がってきました」と2つの報告。それは、久しぶりにサルが出没、そして菊池さんの絵葉書が出来上がって来たとの知らせでした。

 コジュケイは久しぶりの来訪でした。会話はおのずと妻に「庭の手入れのし方が、問題じゃない」と指摘させるところとなり、反省です。確かに、庭にはかつてのようにコジュケイなどが忍びやすい茂みが減っています。「カラダがよく動く間に」などと言って庭の茂みを失くしてきましたが、野生生物にとっては有難迷惑であったことでしょう。

 留めは、妻が「あのテントウムシが」と、先月末に出会った初見の小さな甲虫を思い出し、彼らが「元気に生き残れる庭であって欲しい」との要望でした。そこで、庭の数カ所で茂みを再現させるなど、「多様なサンクチュアリ」を用意する相談をしました。ヘビの産卵場、カエルのプール、モリアオガエルの昼寝処などを意識していながら、コジュケイの餌場や、キジバトの営巣場などは減らしていた、と気付かされたわけです。

 かくして2時を迎えました。これが当週のハイライトの始まりでした。先週末から数えると、なんと3日続けて、玄果和尚一家と触れ合う機会に恵まれたのです。庭仕事の加勢を得たわけですが、おかげで例の「方丈がらみのモミジ」を切り取ることもできました。ですから、その切り取った幹や枝などで囲炉裏場はまた溢れんばかりです。

 雨で明けた火曜日。ポストに2枚の写真が入っていました。妻と買い物に出かけようとした時に気付きました。三崎美夫さん撮影のトンビの躍動的な写真が「京都とっておきの芸術祭」で知事賞と、「全国身体障害者 書道・写真コンテスト」では金賞を受賞です。しばし車中で眺めながら、苦笑。というのはこの写真を、後藤さんには孫に見せてもらおうと思い、私は玄果和尚の2人の息子や、陳さんの2人の息子に見せよう、と考えながら、性差別をしていたのです。私には孫のように可愛い2組の姉妹もいますが、これら姉妹には「見せたい」とは思わなかったのです。「これはイカン」と、反省と苦笑です。

 買い物は水性マーカーでした。日曜日から花灯篭が始まっていますから、「人形の出窓」を「メッセージボード」にと思い、道行く人たちに挨拶を、と考えたわけです。

 当週は、後半が4回も温泉に浸かれる2泊3日の出張でしたし、火曜日は終日の雨。また、水曜日に大事な域内総合会議があり外出でしたので、畑仕事に時間をあまり割けませんでしたが、それ相当の成果をあげることができました。2つの畝に2種のエンドウマメ(いずれも第2次)と3種の野菜の種をまき、共にトンネル栽培にしました。

 「3種の野菜」と言いましたが、その1種はアイトワ菜ですから「数百種」と言い直した方がよさそうです。さらに、3つの畝(トウガラシ、第1次ヤーコン、そして第3次インゲンマメの跡)の仕立て直しと秋インゲンの支柱を解体。これで、夏野菜は枝垂れ桜に登ったハヤトウリと第2次ヤーコンを残すのみ。畑はすっかり冬景色になりました。

 食卓も、日を追うごとに冬の様相を深めています。とりわけ水曜日の朝食で、今年最後の夏野菜を一度に4種も片づけました。でも、気温が急に下がりましたし、出遅れた冬野菜はその後順調ですから、様々な鍋料理を冬野菜をタップリ楽しみたく思います。

 


普及活動に参加

煎茶の嗜み方を学んだ
「リーフ茶」との呼称を生んだ世の中を嘆きながら、その普及活動に参加。日本茶インストラクタ―であり、宇治茶伝道師や和東茶普及大使の認定者でもある松石三重子さんに煎茶の嗜み方を学んだ。この活動は「ペットボトルを減らそうキャンペーン」の一環で、「京都市ごみ減量推進会議」が主催。掘孝弘さんの音頭だ。


2本のミカンの若木

ミカンの若木

これは人間の仕業ヨ
サルの出没を妻が久しぶりに目撃。急ぎ電柵のスイッチ―オン。その後で、2本のミカンの若木が襲われていたことを知った妻は「これは人間の仕業ヨ」と言う。私はサルの仕業と見た。ミカンの食べ方などの消費行為は、つまり「つぶす喜び」はすべての動物が共有する喜びであり、野生であれサルは人間並みのことができる。


絵葉書になった

額縁も紹介している
かつてアイトワの前を取りがかった菊池栄さんが撮影の写真が、絵葉書になった、そしてアイトワの店頭でデヴュー。この一葉は、この人形の生みの親である妻にも撮れそうにない。だから店頭に、菊池さんに贈っていただいた額縁も紹介している


玄果和尚は都合でついに不参加

 
日曜日は、玄果和尚は都合でついに不参加となり、例の「1本のモミジ」を切り取るために和尚に翌日お越しいただけた。嬉しいことに、この一家はいつも家族お揃いが似合う。一家を見送りながら、思い出したものがある。「ビワの一枝」が「関守石」のごとくに活かされていた。

和尚に翌日お越しいただけた

この一家はいつも家族お揃いが似合う


大勢の人が「人形の出窓」を覗き込んでくださる

手書きの”Merry Christmas”を書き込んだ

手作りのシンボルマークも掲げた
花灯篭が始まり、大勢の人が「人形の出窓」を覗き込んでくださる。そこで「メッセージボードにしては」と、妻が発案。私は「しめた」と賛同し、手書きの”Merry Christmas”を書き込んだ、妻は、よりメルヘンチックにと願ったようだが、私はチョッと違う。これまで「欲しい」とか「買いたい」派だった人が、1人でも多く「創り出したい」派になることを願い、手作りのシンボルマークも掲げた


自然生えのアイトワ菜が育っていた
畑の一隅で自然生えのアイトワ菜が育っていた。自然交配だから、人間と同じで2つと同じものがないところが魅力。このたび、第2次のアイトワ菜の種を数百粒まいたから、2月ごろには数百種の個性を楽しめる。


ピーマンの4種が活かされた

すっかり冬景色になった
この朝食に、今年最後の秋インゲン、トマト、トウガラシ、そしてピーマンの4種が活かされた。残る夏野菜は、保存中のトウガン、カボチャ、タマネギ、ヤーコン、あるいはコイモなど。畑は支柱がすべてなくなり、すっかり冬景色になった