アイトワのホームページ
アイトワ循環図

 方丈の外回りと、第六感や第七感 17/06/25

 なんとも楽しい日々でした。まず、ほろ酔い加減で三田から帰宅。ある都合で1日繰り上げたルーチンの原稿を仕上げ、翌日後藤さんに引き継ぎ、その後で2つの嬉しい贈物に恵まれたのです。1つは父の日の実感であり、もう1つはメンデルのエンドウという歴史の実感でした。これらに元気を得て、トマトの苗を2本追加し、妻に手伝ってもらってトマトと第3次のキュウリの畝に防鳥ネットを張りました。

 日曜日は志賀郷の集いでした。久しぶりにトッテンさんと歓談。オタマジャクシをもらって帰宅すると、咲子さん母子に迎えられました。庭で採れたビワを届けてくださり、妻はお返しに(モロヘイヤの苗を日陰にする)チマサンチェを選びました。慧桃君は木切れを引き取り、兄の実生君は城郭づくりを仕上げてから帰ってゆきました。慧桃君は自転車に3日前から乗れるようになった、とか。

 当週は、雨の木曜日も活かす「方丈の日々」のごとしでした。まず方丈に父の日の贈物を飾り付けると、妻も「ステキね」と喜びました。その後、畳が入ったのをキッカケに、周辺の地盤均しと雨水対策の水路づくり。ここから妻も参戦し、雨垂れ対策のリュウノヒゲ植え。カバチ洗い。鉢植えによる即席緑化。翌日は、踏み石並べ。雨で明けた水曜日は、強い雨の中に飛び出し、水路の点検と補修。そして雨が上がった木曜日は、午前中に、追加の踏み石を買い求め、完成させました。

 この間に、2度も踏み石などを買いに出かけたり、庭仕事に精を出したりしただけでなく、差し歯がポロリっと取れて歯医者に走っています。そこで、前川前次官の醜聞(首相がリークさせた)は、実は美談であった言わんばかりの記事を週刊文春が取り上げていたことを知っています。

 庭仕事は、月曜日はインゲンマメの初収穫一石二鳥方式でリュウノヒゲの掘り出し。火曜日は朝飯前にコマゴマと動きました。まず夏野菜に液肥やり。馬糞まき。そして最後のスナップエンドウの収穫とツルの始末。午後は第3次インゲンマメの種まきや剪定クズの降雨対策。夜はアイトワ塾があり、嬉しい偶然に感激。それは、三田の博物館で覚えた感動を塾で報告したのがヨカッタ。「なんと」昨年、塾生・野口さんの旧宅で開催され、感動した催しは、そのスタッフとの共同企画であったのです。「道理で」と、と得心です。共に、観る人の五感に四次元的に迫る工夫を重ね、観る人の第六感や第七感を健全にくすぐり、それらの大切さに気付かせそうな迫力を感じさせられたことです。

 木曜日は午後に大事な外出が控えていましたから、午前中に妻と方丈の踏み石づくりをしあげました。午後の用件はある大学に出かけ、ある催しの相談でしたが、話しはトントン拍子で進み、陽のある間の帰宅でしたが、水鉢の掃除を楽しんだだけで1日を終えました。この間に妻が、シカクマメの苗植えを済ませおいてくれただけでなく、水鉢から飛び出したキンギョも救ってくれていたのです。

 甘酸っぱい香りが居間を満した金曜日から土曜日にかけては、妻の梅シロップ作りを始めに4つの印象的な出来事がありまた。両日ともに期待の来客があったのですが、対象的な結果に終わり、日本のありようを嘆いたこと。妻と方丈のカバチに陶板張りを済ませ、義妹への追加の注文を見定めたこと。そして4つ目は、雨上がりの好天の下で行った庭仕事(4枚の建具を補修しながら、第4次キュウリの苗の植え付けたり方丈の雨垂れ対策の補修をしたりするなど、動きまわったこと)です。
 


父の日の贈り物

 

「ステキね」と見上げた
父の日の贈り物を見た妻は「欲しそうな顔をしたのではありませんか」と叱っておきながら、私流に飾り付けると「ステキね」と見上げた。エンドウマメの歴史的逸話はメンデルの法則とツタンカーメンが有名だが、そのメンデルで有名な教会を訪れた知人のお土産●。おかげで、この日は、父の日の実感だけでなく歴史的な実感も楽しんだ。

 

 


40人ほどの集いだった

未生・慧桃兄弟に2か所で放してもらった
40人ほどの集いだったが、オタマジャクシを土産に求めたのはトッテンさんと私だけ。アイトワ一帯でトノサマガエルを復活させたい私は、未生・慧桃兄弟に2か所で放してもらった。その後、未生君は居残り、城郭づくりを完成させた。妻が「ここが危ないよ」と指摘すると、実生君は得心したのか、砕石を選び、慎重に積み足した。私は、幼いころに天井のシミが鬼に見え、布団を頭からかぶった思い出を振り返った。

 

砕石を選び、慎重に積み足した


雨垂れ対策にリュウノヒゲを使った

はびこって困っていたところから掘り出した
雨垂れ対策にリュウノヒゲを使ったが、そのリュウノヒゲは、はびこって困っていたところから掘り出した。それは一石二鳥方式を願ってのこと。掘り出した跡を、大きな石(かつて佛教大生が運んだ)で石囲いを新装するためだった。その後、夜半から強い雨が降り出したおかげで、方丈の雨だれ対策に不備があったことに気付かされ、週末の来客前に補修した。

石囲いを新装

方丈の雨だれ対策に不備


一旦地盤は平らに均されていた

私流に均し直した

私好みに義妹の陶板を飾り付け
一旦地盤は平らに均されていたが、私流に均し直した。一般的に地均しといえば平にすることだが、アイトワ流は違う。だが、このたびはそのいずれでもなかった。私好みに義妹の陶板を飾り付け踏み石を並べるためであった。もちろん、その上で雨対策も配慮しており、踏み石を3枚追加した。実は、その間に大雨が降っており、それがヨカッタ。水路の点検ができたと同時に、補修の見通しを立てることもできた。

踏み石を並べるため

踏み石を3枚追加した

水路の点検

 


朝食にでたサラダ
水曜日の朝食にでたサラダ。最後のスナップエンドウ、初収穫のマンガンジトウガラシとインゲンマメに加え、収穫が本格的に始まったチマサンチェ、キュウリ、そしてトマトがふんだんに活かされ始めた。


カバチに陶板を張り

 

義妹への追加の注文を見定めた(チョークで書いた部分)
当週のメーンイベントは、方丈の外回りの整備だったが、妻と手分けして取り組んだ。その1つはカバチに陶板を張りだったが、義妹への追加の注文を見定めた。もう1つは、濡れ縁のカバーを用意し、常は被せておくことにした。このカバーは、「木陰のテラス」のカバーが長年の風雨で傷んだので、その良いところ取りをし、「木陰のテラス」用は既製品を買い求めた

常は被せておくことにした

「木陰のテラス」用は既製品を買い求めた


長年の風雨などで傷んだものを

補修した
建具も、長年の風雨などで傷んだものを補修した。この間に妻は、いただきものの梅の実を整理し、熟れた分から順に梅シロップにし始めた。ちなみに、補修した建具は合板製だが、これは潜在的塵を作っていたようなものだ。この度は2度目の補修だが、3度目は新調せざるをえないだろう。これは見かけの豊かさ(GDPを増やす)には貢献するが、未来世代への資産形成にはならない。方丈ではムク材を用いたので、エイジングを楽しみながら、未来世代に引き継いで用いてもらえそうだ。

いただきものの梅の実

梅シロップ