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アイトワ循環図

無関心を恥じ、許しがたく思う 07/06/03

 変化に富んだ日曜日でした。朝一番にヒチダンカが咲き始めたのを横目に見ながら4人の見学者を迎えました。過日九州に連れてもらった友の案内で、九州で出会った静岡の男性と再開です。他の2人は初顔合わせの九州の人でした。この人たちと入れ違いでアイトワ塾生の1人を迎え、定例の作業をし、昼下がりに3人の塾生を迎えて5人で常寂光寺を訪ね、前住職と歓談です。その帰途、見慣れた石碑に彫られた「塵劫記」という文字を見てこれまでの無関心を恥じました。夕刻から庭に出ましたが、真っ盛りハマナスと盛りを過ぎたフウランを愛でています。他に、祝杯を挙げたくなるほど嬉しい電話での知らせや便りとか贈り物がありました。

 翌月曜日は、現職大臣首吊りのニュース、江戸時代に「塵劫記」を記した大数学者の詳報入手、コオニタビラコの嬉しい発見、がトピックスでした。庭に10時から出ましたが、金魚を移動させながら松岡利勝農相の自殺に想いをはせています。安倍さんは農相の小泉流厚顔無恥な論法を許さず、日本を美しい国にするためにも罷免すべきでした。金魚の移動とは、ボウフラが湧いた水槽に、別の水槽から金魚を移し、ボウフラを餌として食べさせて退治させるためです。

 アイトワの休日火曜日は、妻が個展の最終日で、搬出日でした。だから終日1人で庭仕事に没頭です。好天でしたから中庭の除草から手を付け、一輪車に3杯分もの草を取りました。その途中でツツジの刈り込みに手を出すなど、姿勢を変えています。かがみこんでばかりいると腰にストレスがかかりすぎるからです。最後はワケギの畝の跡を仕立て直しています。

 水曜日は昼過ぎまで雨でしたが、陶芸展の搬入作業が始まるころに上がりました。妻は時々人形展示室を空けて気にいったアーティストなどに貸しますが、今回は陶芸教室展です。搬入の邪魔をしないように夕刻まで屋内で過し、4時から畑に出ました。前日仕立て直したワケギの畝の跡にネギのヒコバエを植え、ヒコバエを取った跡を仕立て直してトウモロコシの苗植えです。ネギは葱坊主をつけると長けて枯れますが、その脇から出すヒコバエを苗として生かします。

 好天の木曜日は思う存分庭仕事に精を出しました。このところ6時ごろに目覚めてデスクワークに当てていますが、9時に切り上げて庭に出ました。パーキング場沿いの排水桝を転用した花壇とその周辺の除草、畝で養生させたチューリップの球根の堀上げ、カリンの選定の続き、ハナマメやツルムラサキの支柱立てなどに当たりました。夕刻に筍が3本、背丈以上に伸びていたことに気付いたのですが、掘るには手遅れでした。このところ不作続きですが、今年はどうなることやら。

 金曜日は午後から大阪に出かける所用があり、妻も昼前から大阪に出かける日でしたから、送り迎えを工夫しています。まず私が妻を車で最寄の駅まで送って帰る。私は自転車で出かけ、その自転車で妻が帰り、私を車で迎える。それが車のパーキング代を不要にし、帰途は登り坂ですから妻の運動不足解消に有効です。そんなわけで、庭仕事は、朝の内にテラスの鉢植え植物を入れ替えただけです。夜のニュースで、石原知事が炭酸ガス排出に網をかけることを知り、許しがたく思っています。深夜、中国の尼寺で育てられた捨て子の記録をNHK=TVで見ましたが、改めて幼児教育の重要性に気付かされています。肉食の出来ない子が育っていたのです。

 週の終わりも好天でした。まずエゴマを洗って干し、午後は中庭の手入れの続きでした。植え込み部分は火曜日に済ませましたから、砕石を敷いた部分の除草と立ち木の剪定です。タンポポ、スミレ、ハナダイコンなどが1輪車に一杯ほど取れました。立ち木の選定は、自然生えのエゴノキとヒメコブシの枝捌きです。妻は「すっきりした」と喜びましたが、来週にでもサラの枝捌きとナツメを一本切り取り、もっとすっきりさせます。夕刻に辛い知らせを知りました。


ハッピーの小屋の側に生えているヒチダンカが咲きはじめました。20年ほど前に、日本原産のアジサイで、日本に1本だけ残っていた原木から取り木されてひろまったものだ、と聞かされて手に入れています。今では庭の五箇所に挿し木で広めています。
友の翻訳本、リチャード・ドーキンスの『神は妄想である』。お礼の電話をしたおりにその骨子を知りましたが、早く読み始めたく思っています。自然と人間の関りを考える上で興味津々の一書でありそうです。
シャーベットの名人が初挑戦したマーマレード。この人も、過日九州に連れてもらった友と同様に味覚の天才で、共に有名な大手企業の脱サラ組です。キンカン、マンゴー、そして栗のマーマレードですが、栗のマーマレードは想像を超えていますし、どのような味か想像がつきません。
  もらったコオニタビラコのうち3本を鉢に植えましたが、いずれも枯れてしまい、ガッカリしていました。ところがその側から2本の子(多分)が芽生えていることを知り、思うところがあって土を変えた鉢に植え直しました。
陶芸教室展。妻の妹が習っている陶芸教室の先生と生徒の作品展です。この先生が10年ほど前に創ったオブジェがアイトワの檜林にあります。独身時代最後の大作で、その設置が彼の結婚記念碑であるかのごとくになっています。

エゴマ洗いは妻に取って代わられてしまいました。モタモタしており、見ておれんというわけでしょう。だから干し、小鳥の番をし、ゴミを取り除く仕上げを引き受けました。畑では今、エゴマも自然生えしていますが、それは種の採取のために育てますが、今年は食用の種まきをしていません。
今年もハマナスが咲きました。オホーツクの海岸で、潮風に打たれて背が低く、それだけにたくましく育っていたハナナスを思い出します。その花びらで作ったジャムを送ってもらったことがあります・