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実感の想い
11/12/18
今週は庭仕事に打ち込みました。囲炉裏場のかさ上げ工事を「中締め状態」にできました。学生助っ人と「年の内にバーベキュウを、との願い」をかなえられそうです。問題はもう1つの願い、鹿児島出張で増えた「体重を減らしたいとの願い」との兼ね合いです。
日曜日の朝、居間の室温は摂氏10度でした。前日、愛宕山は初冠雪。週末は8度で屋外の水鉢に薄氷が張り、初雪でした。いよいよ冬本番です。紋別の友人から冬の便り「恒例のめじか」も届きました。北海道はさぞかし寒いことでしょう。過日、北海道の内陸部に住まう哲人を迎えましたが、その折に、その寒さの程を直に聴いて実感したつもりになっており、「なんのこれしきの寒さ」とばかりに張り切って1週間を過ごしました。
日曜日は午後から畑に出て、ショウガを掘り出し、畝に仕立て直し、レタスの苗を植え付けることから庭仕事に手をつけました。今週は、来客予定が多く、外出予定もありましたし、予期せぬ来客もありましたが、随分仕事がはかどりました。それは、先週末に迎えた3人の助っ人と、3日続けて訪ねてもらえた富美男さん、そしてハッピーのおかげです。
若き3人は、囲炉裏場のかさ上げ工事に伴う力仕事を、ほぼし終えてくれました。その後を受けて、私は石組みの囲炉裏の組み直し、かさ上げ工事に伴う階段状の縁取りと、排水路の要部の仕上げに没頭できたのです。これは、土木仕事だけでなく、大工仕事や左官仕事まで要し、私の両の手は本来の手に戻りました。実は、鹿児島から帰った日の私の手を見て、このツルツルの手も「孝之さんの手ですか」と妻は笑いながら両手で挟み、さすってくれましたが、本来の私のガサガサの手に戻ったわけです。
冨美男さんに、木の選定をしてもらいました。枝垂れ梅とツバキ各2本、そして富有柿。さらに、2本のロウバイを日陰にしていた20数本以上の竹の切り取りです。ハッピーには、囲炉裏場周辺に連れ出してつなぎ、地ならしを手伝わせました。
石組みの囲炉裏の組み直しに月曜日を当てました。階段状の縁取りと、古瓦を活かした排水路の要所固めに火曜日から金曜日までかかっています。その間の水曜日は大工の日、金曜日は左官の日でした。かくして、囲炉裏場のかさ上げ工事は「中締め段階」までこぎつけたわけです。もちろん、この間に、他のさまざまな仕事を挟み込んでいます。新たに必要になった用材を求めてホームセンターに走ったり、風呂焚き場に薪などを運び込んだり、ニンニク醤油の下ごしらえをしたり、風呂炊きをしながらこの冬を通して担当試用、と考えたりしたことです。もちろん、かさ上げ工事も、完成させるには、さらに助っ人の応援をえた幾日かと、1人でせざるをえない補修工事に幾日かを要するでしょう。
かくして、本来の願いをかなえたく思っています。つまり、囲炉裏場を(大雨が続いても)テント生活を可能にする場所に仕立て上げることです。そして、助っ人学生と実際にテントを貼って共に過ごしてみることです。水道、電気、あるいはガズがとまっても、自立生活が出来ることに気付き合い、地球規模の震災時代に心を慣らしたいのです。
今週のトピックスは他に7つありました。助っ人に新顔が加わりそうなこと。連夜のフランス料理。好物の酒の肴やカステラにありつけた。最初のトルコ旅行の仲間に友だち連れで訪ねてもらえた。短大時代の教え子が久しぶりに立ち寄ってくれた。イノシシに皮肉な日から襲われた。そして、週末のこれから出かけ、「大見に想いを馳せる集い」に参加しますが、当分の間は続きそうなことです。今夜も過食になり減量に失敗は必定です。
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週初めにショウガを掘り出し、その跡にレタスの苗を植えつけました。ところがその後、木曜日の夜にイノシシに襲われ、このレタスの畝もグチャグチャにされました。初めて育てたショウガは上出来で、妻は大喜び。水曜日にハクサイを初収穫、冬子のシイタケと共に鍋物に用いました。その後ハクサイもイノシシの被害にあっています。 |
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石組みの囲炉裏を1日がかりで組み直しました。周囲よりも10cmほど高くして、囲炉裏の内部を深くしました。冬場にテントを張るときは、この囲炉裏を中心にして張って、熾
(おき)を残し、暖をとるためです。夏場は、その外側に張りたいので、囲炉裏の位置をずらせています。焚き火を、これまでと違って、囲炉裏の上ではしないことにしました。焚き火の火力で、石をこれ以上割らないようにするためです。 |
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このかさ上げ工事に伴い、坂下部分の縁取りが20cm以上も高くなりました。そこで、一輪車を運びあげるための坂道の寸法を短くして石段を2段増やし、その一輪車道の幅を拡げることにしたのです。これは脚がふらつき勝ちになることを想定した加齢対策です。 |
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かさ上げのためにさまざまな付帯工事が必要でした。コンクリート製部品を作る型枠作りは大工仕事。その日はついでに箱寿司用の落し蓋もつくりました。そのかたわらで、、素足のハッピーは地ならしを手伝いました。長靴などにくっつきよい赤土は、素足で踏み固めるとひっつきにくくなります。左官仕事の日は、古瓦を活かした排水路の曲がり角の補強や、裏庭の一輪車階段で用いるコンクリート製の踏み石にも、生セメントを流し込んでいます。 |
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使い残したニンニクの皮むきを受け持ち、ニンニク醤油を仕込んでもらいました。妻はカリンの実で初めてジャム造りに挑戦です。今年はカリンの木はケムシに丸坊主にされており、完熟の実がとれませんでしたから、渋みが残りそうです。イノシシに引っこ抜かれたダイコンは、漬けただけでなく、葉を刻んで干しました。とても綺麗に干し上がり、ふりかけのようにして明太子といっしょに味わいました。 |
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この冬の初氷の朝は、この冬最初の雪の朝でもありました。その薄雪が、大暴れでしたイノシシのおかげで、土の温かさを実感させました。深い部分は温かいようで、雪が溶けていました。 |
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かずかずの酒の肴に恵まれました。これらに、銀杏などを買いたしてもらいます。そして正月にはこたつの人となり、2012年の初雪を、雪見障子を通して眺めながら、美酒をちびちびと味わいたいもの、と願っています。 |
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