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夜叉竹と未来エキスポ 12/07/29

 好天の週初めは、クワガタムシと私にとっては体力回復の1日でした。妻が保護したクワガタムシは4種の餌で癒し、私は終日庭仕事を休んで体力を癒し、英気は、幸運なことに、ミツバチの師匠・志賀生実さんやキノコの師匠・高山栄さんとの触れあいを得たり、50年来の談論風発仲間と撮った写真が届いたりしたことで養うことができました。

 志賀さんは2人のゲストを伴ってお越しになり、ミツバチの巣箱を5階建てにしたうえに、ヒラタケのホタギを5つもくださった。また、わが家のナメコのホタギは順調だし、シイタケのホタギは寝かせたほうが良い、と助言してもらいました。高山さんには、このたび檜林に出た白いキノコの正体を教わりました。毒ではないが食べるに値しないベニタケ属のツチカブリモドキとのこと。かじってみるとザラザラした食感でした。

 月曜日は朝食後、首に濡れタオルをまき、地下足袋をはき、給水用のヤーコン茶を用意してもらって庭に出ました。まずワガタムシを自然に返し、次いで、夜叉竹の刈り取りから手を付け、終日「第一次夏パターン」で庭仕事です。つまり、朝食後から昼食まで庭仕事に着き、ビールと昼食、そして昼寝。午後は3時頃から8時前までまた庭仕事のパターンで、この日は草刈りと剪定くずの移動に当たりました。昼食はおろしソバでした。

 夜叉竹とは良い名前を付けたものだと思います。生き残ろうとするその執念は夜叉を連想させます。今回で5回目の刈り取りですが、午前中をかけたのに半分で終わりました。午後は直射日光を避けて、過日富美男さんが剪定した枝垂れ梅やマユミなどの周辺の草刈りに専念し、半ば仕上げました。もちろんこの前に剪定クズを囲炉裏場に運んでいます。

 火曜日は朝から妻と外出。正常を取り戻した妻に、医師から直接、過日の一時的な記憶力喪失の経過説明を受けさせました。なにせ妻が、これまでに病気で医師の世話になったのは、嫁いできてから初めてのことです。これで妻は、記憶力喪失の時間をほぼ完全に埋め合わせたことでしょう。私は、この病気は一種の自己防衛策、あるいは配電の「ヒューズ」のごとき身体と精神を護る安全装置、と見ました。結局、庭仕事は午後からになり、第4次のキュウリの支柱立てと、前日の草刈りの残りを仕上げています。

 その後、残念なことに、「もうすることはあるまい」と思っていた口喧嘩をしています。ですから、これからのことを考えて、つまり同じタイプの口争いを避けたくて、タップリと時間をかけており、どこに問題があるのかを掘り下げています。

 水曜日はリクチュールの仕事で日帰り東京出張、の予定でしたが、1泊して内容を充実させました。結局、京都帰着は翌日午後2時。4時頃からソフトバンクの最寄り店に出かけています。故障です。分かったことは、窓口の社員は熱心かつ誠実でしたが、社員や下請けなどに無理強いする巧妙な会社、いずれまた物議をかもすに違いない、と見ました。

 好天の金曜日はほぼ終日庭仕事に当てました。まず遅れていた刈り込みに手を付け、次いで大工仕事、そして第1次ナスビの切り返しや第4次のキュウリの苗と義妹にもらったオクラの苗を植え付けています。この間に、2人の好青年を引きあわせています。岡部達平さんと、未来エキスポに関わっている松尾素直さんです。

 週末はこれからアイトワ塾の合宿です。講師を京都駅に迎え、大原にある行きつけの民宿で、明朝までかけてイスラム文化を主テーマに勉強します。アイトワ塾は、最多の定期開催回数を重ねてきた談論風発の集いです。最近、素敵な女性塾生が加わりました。

 

これまでは2階建てだったわが家の巣箱にはハチがあふれんばかりに増えていましたが、蜜はあまり溜まっていない、とのこと。蜜源が少ないのかも知れません。いわれてみれば、蜜源になる花畑や並木など人工的に植裁された草木が近辺にはありません。自然や二次自然のさまざまな草木からセッセと蜜を貯めているのでしょう。まさに百花蜜でしょう。

檜林に出たツチカブリモドキは、淡い松茸のような良い香りがします。かじってみると、ザラザラした感触で、煮ても焼いても食べられそうにありません。問題は、庭の一角(囲炉裏場)に、このツチカブリモドキだと思われるキノコが干してあったことです。妻ではありませんでした。もし富美男さんでなければ、誰の仕業か分かり兼ねます。


カサブランカとヤマユリ

まるでカサブランカのように白化しました

ヤマユリのような斑点が残っています
喫茶室に富美男さんにもらったカサブランカとヤマユリが活けられていましたが、わが家のヤマユリは2年目にして、まるでカサブランカのように白化しました。よく見ると、ヤマユリのような斑点が残っています。

妻が先週保護したクワガタムシは、まず人工の餌・ゼリーで、次いでキュウリを加え、さらにトマトと蜂蜜を与え、先週のうちに元気を取り戻させています。そこで、今週最初の庭仕事として、5階建てミツバチの巣箱の側に生えているクヌギにノミをふるって住処をつくり、放しました。もちろん、ここに棲み着くとは限りません。


敷きワラの代用をさせました
新果樹園で刈り取った第5次の夜叉竹は二分して、笹のように細い分は敷きワラの代用をさせました。つまり、果樹の根元を取り巻くようにして円形に敷き、マルチング材として生かしながら、いずれは肥料になるようにしたわけです。第3次刈り取りのの夜叉竹は分解が進んでいます。

分解前

分解が進んでいます


朝食のサラダ

収穫が遅れたニンニク
今週の美味は、自家製夏野菜、パワーの源泉です。23日(月)朝食のサラダ。トマト、キュウリ、そして火を通したナスと万願寺トウガラシ。ここに母方のいとこがくれた徳島のスダチをかけました。そして収穫が遅れたニンニクのガーリックトースト。26日(木)夕食の、塩麹での炒め物。パプリカ、タマネギ、万願寺トウガラシ、そしてニンニク。知人がくださったクロニンニクでもパワーを補強しています。

夕食の、塩麹での炒め物

知人がくださったクロニンニク

大工仕事は、5種に分類したタケの支柱の収納場所を完成させました。「横桟(さん)に使う細くて長いタケ」と「主柱を補給するタケ」の収納場所はこのたび造った薪小屋に設けました。インゲンマメなどのツルをのぼらせる細いタケの収納場所を野小屋の一角に新設しました。主柱にするタケの収納場所は野小屋にあるスペースを継続使用その他の短いタケは、これまでの過日こしらえた容器を活かします。