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九州旅行と全快祝いの準備 13/09/08
尾てい骨の苦痛で目を覚ましたいながら、ワクワクする週初めになりました。前日の外出時に2種のクッションを買い求めており、翌朝から始まる(車での移動が多い)九州旅行にどちらを持参すべきか、その試用に終始しました。その間に、嬉しいことが重なったのです。
まず、台風崩れの雨を何重もの恵みと感じました。ほぼ終日屋内でクッションの世話になり、それがよき骨休めになりました。そのおかげで、橋本宙也さんの文章に触れ、頭の体操もしています。それよりも何よりも、庭にとっては文字通りの慈雨であり、泉の水位がやっと正常に戻りました。しかもこの間に雨の切れ間が3度もあり、その都度庭に飛び出しており、大仕事を済ませています。しかも楽しい来客があり、愉快な意見の交換をしましたし、お気に入りの家具職人に電話も入れ、水島さんが取り組んでいる仕事で、コラボしてもらえることになりました。
大仕事とは、喫茶のテラスと庭で繰り広げた作業です。テラスでは、自然生えのフジが好き放題に伸びていたので剪定し、畑では、モロヘイヤの一畝を冬野菜用に仕立て直したことです。この間に小雨がパラつくと温室に飛び込み、混合サラダ菜の種を苗床にまき、ハクサイの苗づくりの実験に手を付けています。妻はハクサイの種を10近くのポットにばらまき、過日双葉が出た時点でその2つをばらして1本仕立てにしています。それに倣って、残るポットを、日をおいて順次ばらして1本仕立てにして、どの時点が苗づくりの適時かを突き止め始めたわけです。
月曜日は、早朝から伊丹に向かい、鹿児島空港で伸幸さんと鹿児島大学の萩原先生と合流しました。その後、伸幸さんが運転するレンタカーで、知覧、水俣、田浦、そし熊本を経て、山口から木曜日の夕刻に新幹線で京都まで帰ってきました。知覧では、特攻(飛行機)隊員と一向宗徒の、山口では特攻(回天)隊員の、それぞれ命がけの行動に想いを馳せました。この命がけは農業体制時代のわが国で生じています。水俣、田浦、そして熊本では、わが国が工業体制国へ移行する過程で犯した過ちに翻弄されたり、悪しき判断にあがなったりした人たちの足取りを確かめようとしたわけです。多くの顔なじみの人たちに甘え、また新たに触れ合った人たちの世話になり、良き収穫に恵まれました。この道中で、今は亡き水俣事件のよき語り部であった杉本栄子さんのお宅にも立ち寄り、仏前に霊を感じながら、念願であった線香をあげることができました。
この間に台風に遭遇しています。田浦での見学を終え、山手にあるログハウスで泊りましたが、その4日の未明が最高潮でした。幸いなことに、朝方には収まっており、難儀せずに済みました。この旅での美味は、田浦の知人夫妻に手造りで迎えられた夕食と朝食でした。伸幸さんも、夕食の煮物や朝食の五平汁に感激です。次いで、熊本の馬刺しでした。
金曜日、帰宅翌朝に庭をめぐりました。留守にした4日間は、風雨続きであったとかで、クヌギの幹を落とし、畑ではオクラなどが倒れ、温室では冬野菜の苗が徒長していました。早速、白菜のバラマキしたポットの2つをばらし、徒長の修正も兼ねた1本仕立てにしています。続いて落ちた幹の解体をしましたが、折れた原因は虫害でした。オクラの立て直しに予想外の時間を要しましたが、妻の要請で畝を2畝、仕立て直しています。妻はその1畝に、買い求めてあったブロッコリーとセロリの苗を植え付けました。この間に、伸幸さんは落ちたクヌギの幹を囲炉裏場に運んだり、妻の指示に従って、樋の落ち葉掃除や犬の散歩に当たったりしていました。
週末は何とか雨にならずに明けました。これからバタバタと大勢の来客を迎える準備にかかります。近場の人やついでのある人たちを迎え、TOSCAの姉妹の料理で、楽しい夕餉を計画しています。トッテンさんにも参加してもらえますから、はからずも全快祝いのごときです。
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買い求めた2種のクッションを、いろんな状況を想定しながら試し使いをしました。結果、二つに折れる四角い方を持参しました。それも正解で、週末の夕餉は何とかクッションなしで耐えられそうです。実は、九州の旅行中、伸幸さんはまさに書生のごとく、尾てい骨だけでなく私の老体そのものを守ってくれたのです。 |
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before |
after |
自然生えのフジが年を追うごとに樹勢を高め、良き日陰を作ってくれるのはありがたいことですが、剪定も大変です。今年から年に3度の剪定が求められそうです。今回は一回目で、徒長したツルの刈り取りをしました。最終回は葉が落ちた後のことで、枝を透かし、樹形を整えます。 |
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この方式で苗づくりが早くできたら、種まきを遅らせてきた長年の悩みが解消です。(虫害から逃れる)温室での苗づくりを試み、どの時点が苗づくりの適時かを確かめようとしています。写真は、ポットに種をばらまきし、徒長した苗と、その修正も兼ねてこの金曜日に1本仕立てにしたポットです。 |
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杉本栄子さんは、チッソが仕組んだ漁民2分化の犠牲にもなり、壮絶な戦いを余儀なくされた人です。戒名は「清浄院釈伸栄」でした。水俣市役所の中にもチッソにくみせず真実を追求した人がいました。その吉本哲朗さんの一文を今回も買い求めてきました。 |
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夕食 |
朝食 |
九州旅行での美味は、マルタの鶴田夫妻とご一緒出来た夕食と朝食。夕食は雨の中、ログハウスまで持参いただいて、朝食は自宅に招いていただいて、ほとり夫人の手作り料理でした。 |
五平汁 |
ログハウス |
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強風で落ちた幹 |
オクラをの立て直す作業が最も面倒 |
木曜日午後の強風で落ちた幹は虫害が原因でした。囲炉裏場に運んで解体し、枝葉は冬場の焚き火に活かします。カエデの一枝も折れて落ちていました。オクラをの立て直す作業が最も面倒でした。 |
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2畝仕立て直し、その一畝に妻はブロッコリーとセロリの苗を植え付けました。これから畑は一畝ずつ冬装束に代わってゆきます。 |
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