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アイトワ循環図

 小鳥とクリーンヒット 14/04/20

 先週末のたて込んだ日程をことなく過ごし、1週間は義妹の亡き夫の一周忌から始まりました。立て込んだ日程とは、伴一家の来訪に始まり、前倒ししたルーチンワーク、霊源院での展示会見学、アイトワでの声楽の集いの開催、そして悲喜こもごもの庭仕事です。

 実は、今週は月曜日から一泊2日の出張予定が入っており、先週の松山旅行から数えると11日間の内(6日は外出、延べ2日は来客で)正味3日しか庭仕事に携われない計算でした。そこで、先週末の寸暇と、今週初めの法事までの時間を庭仕事に当て、タイミングを逃すと悪しき影響が出やすい6つの作業に集中です。悲喜こもごもの庭仕事とは、先週末最後の作業時のことです。

 先週末は、前倒しのルーチンワークの前に3つの仕事に取り組みました。鉢仕立てのフウセンカズラとユウガオの種まき。ポット仕立てのアサガオとインゲンマメ(古い種は発芽せず)の種まき。そして苗床で育てたルッコラとレタスの苗のポットでの1本仕立てです。霊源院から帰り着いた4時前から残る3つに当たりましたが、その最後が悲喜こもごものひと時でした。

 この日は声楽会が催される日でしたから、上機嫌で霊源院から帰宅しながら、声楽会の準備の邪魔にならないようにそっと庭仕事につきました。まず夏場のポットウォールを飾る11もの鉢植えオリズルランを仕立て直しました。やがて天国から聞こえてくるようなソプラノがカフェテラスから流れはじめ、とても幸せな気持ちになりました。次いで、ワサビが期待以上に成長したことを知り、円形畝を拡張。その上で、腐葉土をタップリ追加した畝を用意して、ショウガを植え付けています。このショウガの植え付け時に、都会化した世の中を嘆いたのです。

 腐葉土をとりに腐葉土小屋に行きましたが、なんと明範クンは好天なのに、カーテンを閉め切り、電灯をともし、テレビにかじりついていたのです。「あれほど言って聞かせた金魚の餌やりと直まきした野菜の水やりでしたが」手抜きしていたのです。両親が真剣になってアイトワの流儀に取り組んでいる想いが通じないのか、と少し寂しく感じられた次第です。

 日曜日は、一周忌の法要が天竜寺で12時から、会食は14時からアイトワ(哲範さんの料理)で予定されていました。そこで私は、朝飯前にまずハッピー対策の手を打ち、朝食後はカシの剪定に手を付けています。この間に、明範クンが朝の挨拶に来ましたので厳重注意。その上で剪定したカシの枝拾いから手伝わせています。次いで一緒に温室仕事に移りましたが、その時のことです。一羽の小鳥が飛び込んできたのです。なんともありがたいハプニングでした。夕食時にこのハプニングを活かし、教育効果をあげたつもりになり、ご機嫌でやすんでいます。

 一泊2日の出張から帰宅すると、小鳥にまつわる楽しい話題と、三崎さんの鳥の写真が待ち受けていました。上機嫌で床に就き、水曜日から始まる庭仕事三昧に備えました。その初日。『次の生き方』3刷りの見本刷が届き、感慨深げにされています。丸10年前に著わした一書ですが、この提案にそった生き方に踏み出された人の来訪予定が入っていたからです。この日の夕刻、河村哲範一家と私たち夫婦の5人が揃って初の庭仕事に当たっており、夕食は山菜の天ぷらでした。

 木曜日は強い紫外線の下で温室を掃除。未花ちゃんがクリーンヒットを打ち、カフェテラスで楽しい出来事が連続です。金曜日は雨で明け、温室を掃除を「1日ずらせておけばよかった」と反省。でも10時頃から雨が上がり、除草に集中。哲範さんは毎朝のようにカメラをもって庭に飛び出しおり、時間に猶予がでると庭仕事に手を出し始めました。庭仕事でも念者です。

 かくして11名もの仏教大生を迎えた週末です。全員顔見知りで、女子大生がなんと7人。多様な作業を体験してもらいました。この日から2つの藍甕が居場所を替えています。

 


声楽の集い
昨年秋のマクロビアン(福島県いわき市)再訪(放射能の除染事業の実体を知りたくて)が縁で、アイトワで楽しい声楽の集いが催されました(いずれも橋本宙八さんの佐野春仁さんが撮影)。その夫人よしこさんが歌唱。「オープンテラスでも」となり、天国のようなソプラノが一帯にたなびき、畑仕事に弾みがつきました。妻も挨拶させてもらったようです。

オープンテラスで

妻も挨拶させてもらった


オリズルランの仕立て直し

オリズルランの仕立て直し

ワサビの円形畝
オリズルランの仕立て直し。ワサビの円形畝は、今拡張しておかないと延びた根を切って痛めかねません。ショウガは、腐葉土をタップリ追加した畝を用意して植え付け、残してあった(落花した)ハクモクレンの花びらでマルチングしました。

ワサビの円形畝

ハクモクレンの花びらでマルチング

ハッピーが元気になりすぎて困っています。過日用意した通行止めでは用をなさず、金太の食事を奪いに行くのはまだしも、表通りに出て事故に巻き込まれないか、と心配です。そこで、竹で対策を講じ、それでも越境した場合は竹の鞭で痛い目に遭わせ、懲らしめることにしました。


恒例の場所に移動

メダカの住処の掃除
今週の温室仕事は、冬越しした鉢植え植物の持ち出し、恒例の場所に移動。メダカの住処の掃除。夏野菜の育苗。夏場のカフェテラスを飾る鉢植え植物(10のレモングラスや、11のオリヅルランなど)の土替え。延べ1日かかかった温室の大掃除。そしてタニシの交尾を観察。

レモングラス

オリヅルラン

「今日、店長(6月1日から予定)と未花ちゃんの3人でオオルリ(青い鳥)が来たのを見たの」と声を妻が震わせた火曜日に,三崎美夫さんがポストにコルリなど4種の小鳥の写真を投函してくださった。しかも、木曜日にオオルリ(縄張りの関係で、3人が見たのと多分同じ)の写真まで投函してくださった。

コルリ

オオルリ


天ぷらやベーコン巻き

爆発したキャベツ

朝食の一品
未花ちゃん一家に、アイトワの山菜を、天ぷらやベーコン巻きなどで、あるいは爆発した(開花時期の)キャベツとその朝食の一品、キャベツの脇芽の味などを楽しんでもらい始めました。妻は、キャベツの脇芽の味を「もう一度」と言ってきかず、一株残させられています。また、人形教室の生徒さんに店長(予定者)が用意し始めた昼食をお相伴しました。

キャベツの脇芽

人形教室の生徒さんに用意し始めた昼食


2つの藍甕

ニセアカシヤの伐採
2つの藍甕の移動、ニセアカシヤの伐採、10の鉢植え植物を地に下ろす作業、赤土運び、竹囲いの分解と移動、腐葉土小屋への落ち葉の運び込みをはじめとして、11名もの仏教大生は多様な作業に当たりました。もぎたての甘夏ミカンのジュースで乾杯、最後は、なんとかイモを焼き上げようと、全員で落ち葉かき。

鉢植え植物を地に下ろす作業

竹囲いの分解

竹囲いの移動

11名もの仏教大生

甘夏ミカンのジュースで乾杯

焼きイモを食す