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アイトワ循環図

 若者にガンバレと陛下に万歳 15/12/27
                                               
 初氷が張り、わが「油断」を思い知らされることから1週間は始まりました。まず好天を喜び、ほぼ干し上がっていた柚子の皮を日向に持ち出しました。その時に霜が本格的に振ったことを知り「シマッタ」と思ったのです。しかし、恒例のルーチンワークを優先です。

 「シマッタ」と思ったのはサツマイモでした。佛教大生を木曜日に迎える予定でしたから、それまで畑でとりおき、「焼き芋を」と、考えていたのです。ですからその畝に急いでその防寒を、とイモがあるあたりに土を被せ、トンネル栽培の覆いをかけました。次いで、アスパラガスの手入です。これは、出張中に妻が(中庭のハクモクレンを始め、モミジなどの)落ち葉掃除に手を付けて、随分綺麗にし始めており、それに刺激されたものです。次いで、ホンコンカボックを目論み通りに屋内に避難させ、夕刻は、妻の発案で、柑橘類に寒冷紗を被せ始めました。しかし随分木が1年で大きくなっており、大きい袋を準備し直す必要がある、と気付かされたのです。

 月曜日の朝も「シマッタ」で始まりました。雨が降り始めていたことを知り、囲炉裏場の剪定クズに「ブルーシートを被せておくべきであった」と反省です。この日は、PCの人の後は、歯科医、買いもの、そして中国人のユイさんとの相談事、でした。歯科医の予約は、虫歯の治療でしたが、村上前東海村長を迎えたアイトワ塾で出たアワビをかじり、砕いた歯(「アッ」と思った時は既に遅し)の治療に当てました。歯に深刻な加齢現象を教えられ、自覚とアワビに感謝です。

 翌日は久しぶりの霧の朝を喜びました。まず欧州旅行に出た友人の第一報。私はその日独対比にガックリ。妻は「ボケまで狂い咲き」と奇声。私は動けぬ植物に同情です。庭仕事で特記すべきはホタギ伏せ場の扉付け、そして冬支度の本格化(霜に打たれたダチュラ、コウテイダリヤ、そしてハヤトウリを刈り取り、堆肥の山に積み、柑橘類の若木に妻が用意した寒冷紗かけ)です。この間に、井戸の工事が入りました。散水にも活かせる小型ポンプも寿命が来ていました。

 学生を迎える木曜日の前日は、曇天と「翌日も雨模様」との天気予報を恨みながら、まず大工さんと打ち合わせ。その後、終日賀状したためなど屋内で過ごし、天皇誕生日を祝しました。妻は佛教大生来訪に備え、コンニャク造りに初挑戦。私は造りたてのコンニャクを刺身に大喜び。


 4人の佛教大生のおかげで、木曜日は落ち葉かきをはじめ多様な庭仕事に手を出せました。イチョウ植え。ブルーベリー畑でムラサキシブの掘り出し。イモ掘り。大焚き火。コイモの越冬。菜園の小路で切り石の敷き直し。柑橘類の寒冷紗被せ完了。そしてクルミの剪定にめどを立てた、など。1年を通したリーダーの澤田実希さんは有終の美を飾りました。次年度のリーダーは月次にだが連絡係は特定の学生が1年を通して関わってくれます。その初代の連絡係も女子学生。彼女は既に1月の日程と参加者を知らせてくれた。「若者にガンバレ」と、叫びたくなりました。

 金曜日もよい1日でした。2件の来客のおかげで庭仕事に弾みがついたのです。1件は、友人の来訪。「家族が留守で」と、クリスマスケーキを持参。そこに運よくユイさんが来合わせ、4人で賞味。他の1件は瞳さんにモミガラを持参願う日でしたが、ご主人と玄匠先生も同道。この2件の前・間・後で、3種の作業をこなしました。前は、クルミの剪定。1本を仕上げ、残る2本の目途を立てました。間は、学生が前日イモ堀りした畝の仕立て直しでしたが、残り福を発見。後は、買い物に出かけた後になりましたが、タマネギの防寒のためにモミガラ敷きでした。ちなみに買い物は、残る2本のクルミの剪定に要する重しに用いるブロックと、花の苗でした。

 かく週末を迎え、これから後藤さんにピックアップしてもらい、遠方の大手HCまで買い物に連れて行ってもらいます。そして帰宅後、週報を1日繰上げて引き渡したく、張り切っています。

 


個離庵も活かし始めた

ホンコンカボック、アブチロン、あるいはメド−セイジなどは、昨年まで温室で所狭しとばかりに詰め込んで越冬させてきたが、この冬から目論み通りに個離庵も活かし始めた。


一週間は初霜、初氷で始まり

久しぶりの霧の朝を喜んだ
一週間は初霜、初氷で始まり、翌日は久しぶりの霧の朝を喜んだ。だがそれは束の間。妻はレンギョウや「ボケまで狂い咲き」と叫び、不気味がった。私は「ハッ」と吾に帰り、身動きできぬ植物に同情です。

レンギョウ

ボケまで狂い咲き


柴山さんにもらった滑車

小型ポンプも、この29年の間に進歩
「キッと、いずれ(使う日が来るに違いない)」と考えて、アイトワ塾生の柴山さんにもらった滑車を付けておいたが、それがヨカッタ。散水にも活かせる小型ポンプの取り換えに活かせた。「それにしても」と、考えた。小型ポンプも、この29年の間に(先に取り替えた大型ポンプと歩調を合わせるようにして)進歩したわけだが、と少し(疑わしく思い)悲しくなった。この錆びない素材を用いる(程度の)改良なら、たとえばドイツなら足並みがそろわず、29年前に改良を済ませていた企業があった(足並みをそろえずに済ませていた)ことだろう、と考えた。「そのドイツ(でさえ)も、国営企業のVWはあのような」と余計なことまで考えた。


4人の佛教大生のおかげで、楽しい1日になった。


クリスマスケーキ

残り福にありつけた
「一人では食べきれないので」と持参願えたクリスマスケーキを4人で楽しみながら、今年は食べられないものと「あきらめていたのに」と幸運を喜んだ。妻は、結婚当時は毎年大きなケーキを作ったが、その半分を私は1度で食べたものだ。この賞味の後で、学生が前日イモ掘りをした畝を仕立て直したが、残り福にありつけた。今年はイモにはありつけないが「ツルのキンピラ(は賞味済み)だけで十分」と思っていたのに、思わぬ幸運を喜んだ。


歓談はとても楽しかった

いかにも暖かそうだった
今年も瞳さんにモミガラを持参願えた。お返しは木灰。バーターできたのが嬉しかったし、ご主人と玄匠先生も同道で、歓談はとても楽しかった。この日最後の庭仕事は、タマネギの畝に薄暗がりで防寒用のモミガラをまいたこと。翌朝に確かめると、いかにも暖かそうだった


クルミの木の枝の矯正

不要と見た枝を切り取り

仕上げるだけで終えた
前日、佛教大生に手伝ってもらい、クルミの木の枝の矯正(ミツバチの師匠にその仕方を学んだ)を試みたが、この日はこの1本の不要な枝を切り取り仕上げるだけで終えた。この1本で段取りを心得、右側の1本ほか「残る2本も」の後日にまわした。重しに使うブロックが足らなくなったからだ。