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 オカゲとヨカッタ、精神と気候 16/01/10

 当週は、整体院に初予約もするなど「骨休めの週に」と、考えていました。ところが、週の前半に楽しいハプニングが4回も生じ、結局、印象深い日を5日も作ってしました。

 その最初は、維さんの逗留を1日延ばしたオカゲです。土曜日までの予定でしたが、この日の朝食時に、翌日曜日も「アイトワでのアルバイト」と知った私は「もう一泊しては」と提案。それがヨカッタ。それが延々数時間も語り合うキッカケになったのです。

 妻は2日の土曜日に、恒例の「三箇日」明けを待たず、澄まし雑煮を朝食に用意。維さんに振る舞いました。その場で1日延長が決まり、夕刻に、維さんは「薬草湯」の初沸かしを体験。夕食時に、妻はまた「三箇日」明けを待たずに「睨み鯛」を開きました。

 風呂の後、私は「体験と経験の峻別」を維さんに提案。それもヨカッタようで延々数時間におよぶ語り合いの始まったのです。維さんは、アメリカでの経験や体験も交え、意見と事実をきちんと峻別しながら、得心するまで語り終えたようです。

 かくして三箇日が明け、3人で白味噌雑煮の食し、その後、私は阿部ファミリーに電話。まず、昨年の元旦は大雪であったことを振り返り、大違いの天候に想いを馳せました。思えば、2年続けてわが家は元旦に(文字は違うが)ユイが逗留していたことになります。でもこの話題は妹の花連を迎える後日に譲り、家具職人の寿也さんに課題(送って来た時に持ち帰り、迎えに来るまでに直し、持参する)を依頼。電話の後、私はやおらホタギ伏せ場の獣害ネットと取り組む気分になったのです。ついに完成させた日にしました。

 翌火曜日は、身予防美学師の川上さんが、赤いそら豆の上村さんと連れ立って来訪。これは前日、電話で決まった予約です。先年訪れた川上さんの故郷、牛深を偲ぶトサカも土産にもらいました。おかげで私たち夫婦はありがたい夕食となりました。

 週の中日は、反省のハプニング。この前、あれほど懲りたのに、心臓バクバク事件を再現したのです。朝食後に思い立ち、エンジンソーを初使用し、大汗をかくほど有頂天になったのです。問題は、「まだやれるゾ」と、往年を実感した後のことでした。でも、終日囲炉裏場で過ごしたオカゲで、この日、サルが出没し始めたこと気付かされています。

 翌日は終日好天だったのに「温室のルーチンワーク」も割愛。七草粥の後、大工さんと電気屋さんがみえたので、小さな書庫を造る案を語らい、一緒にココアを愉しんだ後は書斎の人。夕食前に整体院。夕食はみそ仕立ての鍋料理。風呂も割愛、バタンキュー。オカゲで翌朝はいつものように5時に目覚め、生きている、と実感です。もちろん、パンツ1枚での洗面時に、冷水で首と二の腕を洗う習慣は1日たりとも欠かしてはいません。

 この日は、従軍慰安婦に関する日韓協定問題で「案の定」と思うことから始まりました。午後からタマネギの畝などの草抜きから手を付け、庭仕事を再始動。先の新国立競技場案選定問題と原発再稼働問題で感じた安倍首相の「精神」のありようを振り返っています。また、向かいの「呼び込み」問題で、許せない気分にもされました。それともかく、今の私はとても幸せ感に満たされています。日米の2人の女性にある支援を求めていますが、共に日米語学に卓越した人ですから、望外の喜びまで与えられているのです。

 かくして、週末を迎えました。夜明けに「アレッ」と思いましたが、それは好天の兆しでした。これから、日本側の卓越した女性との打ち合わせに備えます。急遽、午後からの来訪予定が決まったのです。夕刻からアイトワ塾の新年会、楽しみです。
 


天井部まで仕上げたところで頓挫

 

ついに完成させた
ホタギ伏せ場を獣害ネットで囲む作業は、天井部まで仕上げたところで頓挫。細部を塞がなくては無用の長物になるが、それは、とても難しそうだった。この日、フト思い立ち、根気を詰めて、ついに完成させた日にできた。これは2つ目のハプニング。渡り廊下と接する面と、すでに大きく育ったムベの蔓が登る柱の当たりも、塞ぎ終えた。

渡り廊下と接する面

ムベの蔓が登る柱の当たり


トサカ(海藻)

簡単に済むありがたい夕食
トサカ(海藻)は、かつて案内願った牛深の浜に、例年になく沢山打ち上げたという。母親のアリエさんが拾い集め、娘の文子さんに送った代物。そして、老舗の柿の葉寿司にはキンメダイもあった。お節料理が、昨年同様三箇日で片づきご満悦だった妻は、この日は簡単に済むありがたい夕食となり、「お人形が出来る」と、大喜び。


エンジンソーの本年初使用日にした

4週間分ほどの風呂の燃料

焼き芋用の燃料
伸幸さん(かつての書生)が贈ってくれたエンジンソーのオカゲで、「何か1つ大仕事をしたい」との思いを果たせた。生きている実感と生きる自信を覚え、夢中になってエンジンソーの本年初使用日にした4週間分ほどの風呂の燃料。5日分ほどのストーブの燃料、そして焼き芋用の燃料(竈の燃料にすれば、2カ月は炊飯出来そう)に分別も済ませた。問題は、ただポンコツの自前のエンジン。


デザートは生徒さん持ち寄りの2品


喫茶店は2日から始まり、再び私の私的な来客にも多様なお茶を振る舞えるようになった。人形居室は6日の水曜日から始まり、この日は生徒さんと同じ昼食をお相伴できた。デザートは生徒さん持ち寄りの2品とか。


妻は七草を庭でそろえ

鉢で育てている分は不用になりそうだ
このところ私は、加齢対策として庭の整備を急いでおり、野草が生える場所を随分減らしたが、今年も妻は七草を庭でそろえ、七草粥を用意した。タビラコ(ホトケノザ)も自生するようになり、鉢で育てている分はぼつぼつ不用になりそうだ。スズナ(カブラ)とスズシロ(ダイコン)は、野菜の自生化を進めており、今年は良いころあいのが採れた。


残すのは「どのタイプがよいか」

残すのは「どのタイプがよいか」
金曜日に、タマネギの畝の除草から手を付け、ハナモモの剪定など軽い庭仕事から再始動。ヒメジオン(シュンギクのようなお浸しになる)を随分減らすことができたが、残すのは「どのタイプがよいか」、と思案。何年か前にマキの木を切り取ったが、その子供が(小鳥糞から)芽生えていた

残すのは「どのタイプがよいか」

その子供が(小鳥糞から)芽生えていた


「アレッ」と思った週末の朝焼け

維さんの短期逗留が始まる日の朝焼け

朝食
「アレッ」と思った週末の朝焼け。それは維さんの短期逗留が始まる日の朝焼けとあまりにも違っていたからそう感じたのだろう。そして朝食。体重を、この年末年始で3kgも増やしたものだから、ウェートコントロールに入った。昨今は、というより、エンジントラブルを気にし始めてから「オカゲでヨカッタ」と思わせられていることがある。朝の景色が「やけに」美しく感じられるようになり、朝食が旨い。