アイトワのホームページ
アイトワ循環図

 天からの贈物とコマゴマした片づけごと 16/06/05

 2日の木曜日。朝がたから遠方で「ホトトギス−が、早も来、鳴きて」と、喜びました。次いで4時過ぎ。今度は庭まで来て鳴き、「ウーのハナーは」と見ると、もう1本の方はまだ満開でした。アーティチョークとキュウリの初収穫は火曜日のこと。

 一週間は「手遅れだったのか」との悔しい思いから始まりましたが、結果はよき7日間になりました。気がかりなっていたさまざまな案件に手をつける7日でしたが、かなり片付けることができたのです。それは、舞鶴まで出かけた火曜日、水曜日の昼寝、金曜日の宙八さんの来訪、そして3度にわたって水島さんに来てもらえた、などのおかげです。
 
 まず週初。M・O・Hの元編集委員としての動きもできました。瞳さんに、ご主人だけでなくM・O・Hの元発行者も同道で遊びにきてもらえたのです。「もったいない・おかげさまで・ほどほどに」を標榜し、循環型社会を目指す活動でしたが、廃刊になりました。元編集委員の端くれとして、願っていたことが手遅れと知り、残念に思いました。

 月曜日は、井上ひさしの憲法論を思い出しながら、憲法改革について来客と語らいました。企業経営には「株主代表訴訟」制度がありますが、国や自治体にもあってしかるべき制度だ、と考えたのです。また、司法を完全に独立させることも必要です。日本は今、余りにも時代に逆行。あまたの犠牲者を出した太平洋戦争時代の重苦しさを感じます。

 火曜日の舞鶴は、五感をリフレッシュするドライブでした。海鮮市場での昼食、元伊勢外宮参拝、そして住人28人の棚田の里・毛原で、展望のよい午後のお茶と、土産に「どぶろく」を追加。水曜日の昼寝は、カラダのリフレッシュ。寝ぼけ眼で来客と接する醜態を晒しましたが、その後は妻の運転で外出。さまざまな用件を片づけ、また片づけるための買い物でした。この折に「このままでは社会システムが崩壊しそう」と心配しましたが、「案の定」夜のTVニュースで、7銀行で組織的なサギ事件が生じたことを知りました。木曜日の水島さんの来訪は、安堵の一時。可愛い「脚洗い場」が完成しました。そして金曜日の宙八さんの来訪は、ココロのリフレッシュ。色んなことを語らいました。

 おかげで畑仕事は捗りました。端境期の畝跡の仕立て直し(第一次スナップエンドウ、タマネギ、第一次タンカーメンエンドウ)と、さまざまな苗の植え付け(瞳さんにもらった滋賀特産トウガラシ、買い求めたモロヘイヤ、苗から育てた第3次キュウリなど)、そして支柱たて(第2次インゲンマメ、第3次キュウリ、各種トウガラシ)が主、でした。他に、タマネギの保存、第1次のキュウリやトマトの手当て、そして草刈りでした。

 庭仕事は、旧玄関周りの手入れ(剪定、除草、そして竹の切り取りなど)が主でしたが、他にエビネランへの施肥、イワタバコの葉刺し多肉植物の鉢づくりハクモクレンの第1次落実の処理、そしてイチジクの新育て方に挑戦、などにも手を染めました。

 その間に、溜まっていた礼状や詫び状などを多数したため、2〜3の申し込みハガキと一緒に投函。その折に、2件の小旅行の切符の手配。母の17回忌の案内。電話システムを切り替えましたが、その落ち着かせ方の見定めなど、コマゴマしたことを片づけました。

 嬉しい贈物は、学生時代の友人の著書に勝るものはありません。先週、ある来訪を「天からの贈り物」と感じましたが、その再来の感でした。もちろんこの他にも、瞳さんから手作りの竹かごをもらっており、とても嬉しかった。心配事もありました。妻が、出始めた庭のタケノコ採りで、足を滑らし、あちらこちらを打撲したことです。
 


台所の窓からのぞめる自然生え

ウツギ
もう1本の方のウツギは、台所の窓からのぞめる自然生え。ツッカケを引っかけ、側に近づいて確かめましたが、「ウーノハナーの匂う垣根に」はやはりウソ。香りはまったくしません。過日、学生に掘り出してもらったウツギは、垣根の側に移植し他ので、いずれ多くの人に「ウーノハナーの匂う垣根」はウソ、と知ってもらえるでしょう。


ズッキーニは「初取りのアーティチョークと一緒に」塩とオリーブオイルで楽しみ

サラダがピザを引き立てた
「舞鶴土産に」と、毛原でどぶろくを、道の駅でズッキーニも買い求めた。ズッキーニは「初取りのアーティチョークと一緒に」塩とオリーブオイルで楽しみ、どぶろくは清酒と割って週末までに片づけた。畑のレタス類は最盛期。金曜日。またピザ釜に火が入り、昼食のサラダがピザを引き立てた


会場を設定

料理を5回に分けて運んだ
週初は、妻が瞳さん一行を「好天の囲炉裏場でお迎えしたい」と提案。私は大喜びで会場を設定。妻は、料理を5回に分けて運んだが、随分瞳さんの手を煩わせた。瞳さんから「竹かご編みを習い始めた」と聴いていたが、手土産の竹かごで、妻は翌日サンショ摘みをした。

手土産の竹かご


元伊勢外宮
後藤、舞鶴、両塾生のドライブに便乗し、2つの所望(丹後王国を偲びながらまず元伊勢外宮へ。次いで毛原の棚田へ)を満たす楽しい1日になった。この間に、空間こそご馳走の午後のお茶と「どぶろく屋」(その田舎暮らしを初めた経緯とその後の話も愉快)も楽しんだ。

毛原の棚田

空間こそご馳走の午後のお茶

どぶろく屋


水島さんが見つけた可愛い蛇口

「脚洗い場」が完成
水島さんが見つけた可愛い蛇口がキッカッケで始まった作業だが、過日学生がウツギを掘り出した跡に「脚洗い場」が完成した。次いで、家族用水洗便所(屎尿タンクに溜めて庭の施肥に活かす)の雨水化に取り掛かってもらった。水島さんは今、リハビリ中で、それに役立つ仕事を、役立つように取り組んでもらおうと願っている。


タマネギの保存に当たった

イワタバコ
タマネギの保存に当たったが、日照不足の畑ゆえに大きく育たず、1年分はなさそう。イワタバコの葉刺しは簡単。ピンクのテイカカズラでは、今週の悲劇が生じた。あれほど言っておいたのに、ゴミとして捨てられていた。ゴミから取り出し、何十本とあった内から3本をかろうじて選び、挿し芽した。多肉植物の鉢づくりは、しばしガリバーの心境で3つこしらえた。小人になって、この森をさまよいたくなったハクモクレンの第1次落実は2060個でバケツ一杯になり、堆肥の山に積んだ。計量結果1個、平均3.1gr。この数は、落下面積(木を中心にした面積)の4割程の部分に落ちた数。

イワタバコの葉刺し

多肉植物の鉢づくり

小人になって、この森をさまよいたくなった

ハクモクレンの第1次落実は2060個で
バケツ一杯になり


「彼は、蝶になった」と私は感じた

「この生活で、辛いということはありますか」と質問した人
退官後、植物イラストレーターになった友人だが「彼は、蝶になった」と私は感じた。先週の女子学生は、かつて「この生活で、辛いということはありますか」と質問した人。この質問を、天がなさせた、と感じた。つまり、持って生まれた潜在能力の発露だろう。