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 第2の科学と「遊」 17/06/18

 当週は、村上夫妻を迎えることから始まり、泊りがけで三田の友人を訪ねることで終わりました。週初のルーチンを終えて後藤さんを見送り、その足でゲストルームに向かい、すでにご到着の村上夫妻と歓談。当週記は、ルーチンを1日繰り上げた関係で三田から帰った金曜日で終わりです。

 村上夫妻は、京都に来たついでに立ち寄ってくださったもので、シカクマメとお土産のメダカの話題が印象に残りました。今年も、わが家ではシカクマメ(瞳さんにもらった種から育て始めた)の生育に苦労しています。メダカは(ご主人は私好みをご明察で)天然メダカを持参してくださった。瞳さんは、ご主人(貴重なメダカの飼育名人)がご自慢の優雅なメダカを、と思ったそうですが、それは妻がテラスの大きな水鉢に棲ままわせたいメダカです。次回はそれを、と頼みました。

 庭仕事は、月、火、水の主に午後の半日と、木曜日の朝方に当たりました。まず月曜日。元キウイ棚下・現カボチャとニラ畑の手入れでした。やっと獣害フェンスが完成し、鹿害から免れるようになったのに、願ったようにはゆきません。クルミの枝が張り出し、日陰にし始めたのです。次いで、トウモロコシの手入れをし、液肥やりで切りあげました。また異常乾燥が始まり、厳しい直射日光とあいまって、第1次ナスビは風前の灯火です。しかし、同じ畝の第2次は久方ぶりの好調です。

 火曜日は、午前は歯科医と買い物に、午後は方丈で用いる畳の打ち合わせと剪定作業に割きました。買い物は、防鳥ネットを張るフレームのパイプを探すためでした。部分的に2か所、未完成部分があり、そこに用いるパイプが必要だったのです。期待したHCになく、あえなく帰宅。「さてどうするか」と考えながら、ハクモクレンの落実を入れる専用バケツを用意。それがヨカッタ。途中で「そうだ」と、一石二鳥を思いついたのです。剪定は、公道沿いのカシの生け垣と、喫茶店へのアプローチの植え込み、そしてフジの徒長枝の切り取りでした。この日、義妹に頼んであった陶板が出来上がって来ました。

 一石二鳥に取り組んだのは翌日です。「そうだ」と目星を付けたのは、壊れた高枝切りのパイプ。同じ太さでした。なにせ2種のパイプ既製品を活かした変形フレームを、気に入った形に仕上げたわけですから、無理も重ねていました。いわばその最後の辻褄合わせのような作業でした。苦心惨憺を伴いました。それだけに、確かレヴィ=ストロースが指摘した「第2の科学」よろしく、「二度あることは三度ある」を楽しむ「遊」の時間をすごせたわけです。この日は、第2次キュウリからカラス対策の防鳥ネット張り始めました。また、買い求めたゴーヤの苗を植え付け、個別のシカ対策を試みました。

 木曜日は、この夏初の朝飯前の一仕事(デーリールーチン、夏野菜にタップリ液肥やり、そして大きな植木鉢の移動など)に当たり、クタクタのカラダで三田に向かいました。だが翌金曜日は、元気ハツラツの上機嫌で陽がある間に帰宅。それは2つの目的(ドイツの環境政策学習と兵庫県立人と自然の博物館見学)を果たせた上に、3つのトピックスに恵まれたのです。先ず、1次学習は温泉で3時間もくつろぎながらの質疑応答形式。翌日は、聞きしに勝る博物館に感動。その入り口で知人と再会し、誘われていたビアーガーデンでのドイツ風昼食の現実を知り、感激。また、2次学習だけだなく、ゴルバチョフの再認識、プーチンの葛藤、あるいはEUが見る我が国の姿なども学び、スッキリした気分で帰宅。前夜は10時にバタンキューのおかげもあって、デーリールーチンに当たれました。

 


村上夫妻

 
村上夫妻を迎え、私好みの野生種メダカに、母屋前の水鉢(今年はモリアオガエルが産卵しなかった)を摘み家としてあたえ、ホテイソウを浮かせた。餌やりを小まめにして、増えし、天然の強みを楽しみたい。環境変化によって黒っぽくなったり、色が薄くなったりする。

母屋前の水鉢

 


カボチャとニラ畑

新しい苗を週末まで併存させた
除草を終えた(キウイ棚変じて現)カボチャとニラ畑。カボチャは、シカに葉をすべて食べられた(が、根がしっかり残っていた)分と、新しい苗を週末まで併存させた。次週早々にいずれかを抜き去る。ゴーヤの苗は、個別のシカ対策を試みた。防鳥ネットを第2次キュウリから張り始めた

ゴーヤの苗は、個別のシカ対策

防鳥ネットを第2次キュウリから張り始めた


冷蔵庫は乙佳さんに

カーテンは義妹に
方丈では、冷蔵庫は乙佳さんに「旧型だけど」といって、カーテンは義妹に「中古だけど」といってもらい、テーブルセットはゲストルームから移なり、小学校時代の後輩と打ち合わせた。また、義妹に頼んであった陶板(庭で自生する野菜)が出来上がった。

テーブルセットはゲストルームから移なり

義妹に頼んであった陶板


底の抜けたバケツを発泡スチロールで塞いだ

高枝切りの再生
専用バケツは、底の抜けたバケツを発泡スチロールで塞いだ。ハクモクレンの落実を今年は「5千個ほど拾わなくては」と思ったが、数えることはやめた。これからこのバケツを桝代わりに用いて、落実の数を推定したい。このたびの一石二鳥は、高枝切り(寸法は短くなるが壊れた分)の再生と、その切り取ったパイプも活かして、ブルーベリー用防鳥ネットフレームの2か所の欠落部を繋ぎ完成させたこと。

高枝切りの再生

フレームの2か所の欠落部を繋ぎ

欠落部を繋ぎ

完成させた


学生が据え付け直した看板が見やすくなった

喫茶店へのアプローチもスッキリ
過日学生が据え付け直した看板が見やすくなったし、喫茶店へのアプローチもスッキリした。これらの作業は、定休日に当たる私の仕事だが、妻に手伝ってもらった。この過程で、妻が柑橘類につくイモムシを見つけたので、怒らせると角を出すことを実証させて見せた。

柑橘類につくイモムシ

怒らせると角を出す


兵庫県立「人と自然の博物館」

 
兵庫県立「人と自然の博物館」は聞きしに勝る施設であり、大勢の子どもも嬉々と見学していた。子どもたちの感受性の差異が、未来をいかに運命づけるのか、としばしその動きを追った。

大勢の子どもも嬉々と見学していた

 

 

 


後を追うと公園施設に入った
昼食は何処に誘うべきかと迷い、ご希望を伺うとビアーガーデンでのドイツ風昼食で、との回答だった。博物館の出入り口で落ち合ったが、まずそのいでたちにビックリ、後を追うと公園施設に入った。さらにその後、幾つも楽しいことが生じた。