アイトワのホームページ
アイトワ循環図

 村落移住と得度式 17/07/30

 エネカン(エネルギー・環境研究)の総会はいつも京大の時計台で開かれ、懇親会は部屋を移します。この度のトピックスは3つ。まずアトピー治療の権威を紹介され、共感。次いで、電子オルガンとフルートの合奏があり、「アベマリアの鏡」を思い出し、感激。そして、若い男子が数名参加しながら昨年の女子数名とは異なり、「キミたちは、エネカンの意義を知ってルのか」と言いたげな人がいたこと。

 日曜日もあるパーティーに妻と出掛けた関係で、庭仕事は水鉢の掃除だけで終わりました。それにしても、モリアオガエルの2つの卵塊が、なぜかくもオタマジャクシに大小をつけたのか、不思議。この2日は快晴が続き、アブラゼミが鳴き始め、私は懸案の雨対策に取り組みたくなっています。

 雨対策とは、ワークルームの2本の柱の腐食を防ぐ策ですが、防腐剤を塗っている時に、好ましき対策法が閃き、思わずニンマリ。長年、ゴミにするのを躊躇していた噴霧器の廃物利用を思いつたのです。その後、温室で1つの水槽を空にして(キンギョは2つの水鉢に分け棲まわせ)、大小2種のオタマジャクシの観察に供しました。この日は来訪者が4組あり、そのうちの2組と、秋に向けてのお楽しみプランを相談しています。妻はこの日、ブルーベリー摘みに手を付け、初見のケムシに遭遇。

 翌(アイトワの喫茶店が定休日の)火曜日は雨になりましたが、目の退院後初の検診日でしたから、妻の運転で出掛けました。なんと視力は両眼共に1.2。40年ほど前の視力です。ただし、本を読むときは弱い老眼鏡が必要です。帰途HCに廻り、ここでもニンマリ。願っていた部品を見つけたのです。しかし、この日は夜にアイトワ塾がありましたし、雨でしたから、この部品を活かす大工仕事もパス。この間に、玄果和尚が2人の息子さんを連れて訪ねて下さり、思わぬ嬉しい知らせを届けてくださった。

 快晴で明けた水曜日。「待ってました」とばかりに庭に飛び出し、枯れたモミジの枝落としから手を付け、大小10幾つかの作業をこなしました。昼の休みに前日の国会中継を録画で見ており、ガッカリ。現政権がどうして共謀罪の成立に執拗であったのか、その訳が分かったような気分です。また、大阪万博をスケールアップする報道があり、これにもガッカリ。オリンピックと共に時代錯誤です。

 木曜日はまた雨になり、残念。年に一度の恒例の女子大生を迎えたころには上がっていましたが、庭の見学はあきらめ(周回路は草ぼうぼうで、乾いておらず)方丈を見てもらいました。午後は女子大生と入れ替わりに、ある女性(私たち夫婦がファンにしている)を迎えました。なんと人里離れた村落へ移住も話題に、6時まで歓談。この日はネギ苗を植えただけで終わり、金曜日を迎えました。

 玄果和尚の長男・未生君の得度式が9時からある日でした。朝飯前に、私はワークルームで柱の雨対策に、妻はブルーベリー摘みに取り組み、朝食後やおら天竜寺に出向きました。初めて立ち会う得度式で、私は昼の精進料理までご馳走になり、帰宅。そして昼寝。夕刻から単独に植えたブルーベリーの防鳥対策に取り組み、その見通しを立てました。しかしその間に、私は久しぶりの負傷。妻は人形教室を終えてから合流し、第一次ブルーベリー摘みを終えました。かくして何の予定も入っていない週末を迎え、翌日来訪予定の仏教大生に備えます。当週は、4つのありがたい贈物にも恵まれましたし、水鉢ではまた小さなカエルが誕生しました。国は核ごみ処分「適地」を公表した日です。

 


アベマリアで気が付き

合奏に惹かれた
「BGMではない」と私は合奏の2曲目・アベマリアで気が付き、アベマリアの鏡を知った時の驚きと喜びを思い出した。新宮会長の夫人にバッハの格調を学びながら、「生まれ治したら、楽器を」と、合奏に惹かれた。今年は若き男子が数名参加しており、昨年同様に平均年齢を下げたが、昨年の女子数名とは異なり、たくさん残った料理の持ち帰りをせず、食べられるものまでゴミにするのか、と私もガッカリ。


身近なところで一緒に育て始め、観察することにした。

 
間違いなくモリアオガエルの卵塊だった。2つの異なる容器でモリアオガエルの卵塊から落ちたオタマジャクシを受けたが、2日ほど先に孵化した方のオタマジャクシが小さくて色が浅い。なぜ、後で孵化した方が大きくて黒いのか。その差異が生じたわけがとても気になる。そこで快晴の水曜日、その一部を身近なところで一緒に育て始め、観察することにした


2本の柱が朽ち始めていた

 

アイデアを形に出来ると分かった
雨に濡れ良い位置にある2本の柱が朽ち始めていた。その2本の掃除をして、まずは防腐剤で腐食を止める対策。次いで雨除けのカバーを被せることにしたが、その時にグッドアイデアが閃いた。さらに、このアイデアを形に出来ると分かった時の喜びは格別だった。


初見のケムシは小さく

ニイニイゼミ
初見のケムシは小さくて、見つけにくいが、刺されるとすこぶる痛い、とか。妻はまだゴーヤが育っておらず(自活のススメ82「潜在能力の触発を」)、急ぎ対策を思案。「ドクダミの葉」の汁を塗り付けることが有効、と知り、「さすがジュウヤク(十役)ね」と感激。この日は、ニイニイゼミキリギリスだけでなく、コンクリプールに棲みついたカエルの姿も見た。

キリギリス

コンクリプールに棲みついたカエル


記念撮影
毎年この時期に女子大生を迎える恒例の行事だが、今年は前年にはなかった壁面装飾(引率の先生に昨年度の引率時に依頼した)の前で記念撮影。「次年度は!」と1年後にも夢を馳せた。今年も、孫娘のごとくに思われた女子大生だったので、いかなる未来を迎えようがたくましく生き、幸せになってほしいと切に願い、過日の当週記でも引用した「小さな巨人(自活のススメ77「小さな巨人」)の例も引き、話した。


天竜寺の本堂に上がった

 

借景もみごと
久し振りに天竜寺の本堂に上がった借景もみごと。未生君の得度式は厳粛に始まりとどこおりなく終わった。好ましき僧侶になってほしい。

厳粛に始まり

とどこおりなく終わった


職人技が見事な鶴と亀

ブルーベリーの苗木
ありがたい贈物の1つは、週初に届いた恒例のカステラ。これは、送り主ご夫婦の夢がとどこおりなく進んでいるしるし。次いで職人技が見事な鶴と亀。方丈の屋根を葺いた板金職人はただならぬ技の持ち主だし念者と見たが、その人の細工。ツルは方丈に、カメはコレクションケースに納めた。3つ目はブルーベリーの苗木。これがわが家の庭で育つ最後のブルーベリーの木になるだろう。もう1つは週末に届いたTOSCAの6周年記念品。入院もあって参加できなかった。この日、新たなカエルが誕生し、国は核ごみ処分「適地」を公表。なぜか文明の末路に想いを馳せた。

TOSCAの6周年記念品

新たなカエルが誕生