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アイトワ循環図

 足湯、干し柿、面従腹背 17/12/17

 留守にした10日の間に、霜が本格的に降り、庭は様変わり。ハヤトウリ、ジャガイモ、あるいはダチュラなどがまるでお化け。早速妻と庭に出て、3通りの始末をしました。午後も週記(前々週分)を記した上で、2人でコンクリプール周辺のお化け退治。ジンジャーや枯れたハスは私が、コウテイダリヤは妻が刈り取り、新「堆肥の山」に積む。2つの短い畝を私が仕立て直すと、妻が(ポットで育てた)ウマイナの苗を植え付け、私がトンネル栽培にするなど、久しぶりに連携プレイを楽しみました。この夜から翌日にかけて「足湯」をテーマに4度にわたり、延べ11人と賑わっています。

 日曜日なのに(前日からの冷え込みが酷くなったせい?)花灯篭の観光客が少なく、渡辺さんの焼き芋販売は不振。そのオカゲ(?)で早く切り上げた渡辺さんが、私のむくんだ足に気づき、「足湯」を提案。妻が乗り気になってタライを居間に運び込み、2人の世話で竹酢式足湯を試みました。翌日は(1日日延べした)ルーチンの時に、足湯器を後藤さんの世話で発注。さらに午後、めでたい話で迎えた橋本宙八夫妻に「足湯」の効能を学んだのです。早速夜に、その方式で実践。私は心臓と腎臓が芳しくないので、ご両者推薦の方式を適宜織り交ぜ、常習化することにしたのです。この日は歯にもトラブルがまた発生。歯医者に駈けつけ、これを機に、チューインガムはご法度にしました。

 火曜日は嬉しい朝のコーヒーから始まりました。「恵方屋台」に煙突を取りつける件で、乙佳さんに業者を案内してもらいました。ところがそのプロが、煙突の取り付けを断念すべし、と助言。妻に定休日の喫茶店でコーヒーを立ててもらい、5人で(渡辺さんも交え)楽しんだわけです。その後、前日から手を付けていた剪定作業に励んだ上で、夕刻から外出。足立勝さん(商社時代の後輩でもある)の呼び出しでしたが、夫人の幸さんが染技術を学んだオーソリティもご一緒で、賑わいました。この留守の間に山形の干し柿「紅柿」が届いており、翌朝にかけて愉快なメールを交換しました。

 今年の剪定作業は、手バサミ作業から取り組みましたが、週末に向けて、2種の長勝鋸や、背の高い脚立を用いる作業へと順次難度を上げました。水曜日は、ブルーベリーの防鳥ネットを剥がした上で、パーキング場沿いのザクロやサルスベリ。木曜日は、風呂焚き場に薪を運び込んだ上で、サクランボの木や中庭のナツメなど。金曜日は、中庭の落ち葉掃除をした上で、裏庭のキハダを1本。そして週末はもう1本と、進んでいます。この過程で、印象深いドラマを日替わりのごとくに恵まれたのです。

 水曜日は夕刻に、ご近所のよしみで新生児を抱く体験に恵まれました。木曜日は、オランダの青年に立ち寄ってもらえ、意気投合。金曜日は、エコトピア社会を夢見て博士号をとった加藤さんが、人形教室の新入メンバーとして来訪。そして週末は、一念発起の大屋根の落ち葉掃除と続いたわけです。この間にサル事件から始まる干し柿騒動、NTTを語る業者に騙された時間の空費、あるいはシカの傍若無人な侵入に閉口など、難儀なことにも悩まされています。難儀と言えば、冷え込みが永年より早くはじまって早室内温度7度で明ける日々が続いていおり、妻は金曜の夜にイモ対策に取り組んでいます。

 当週は多様なニュースにも触れました。トランプのエルサレム問題。沖縄の深刻な人権侵害。伊方原発の高裁による運転差し止め。前川喜平氏の「面従腹背」。ボッタクリ(わが家の向かい)の最近の動向。そして、シカの傍若無人さ(中庭のリュウノヒゲや裏庭のアオイも食い尽くされた)など。
 

出張報告その1
 


お化けのようになったハヤトウリ

萎れたツルは堆肥の山

新「堆肥の山」の基礎作り
お化けのようになったハヤトウリ(妻が実を収穫済みだった)はわずか3つ。しかも種に出来る実はとれずじまい。その竹の支柱を解体し、萎れたツルは堆肥の山に。ジャガイモは、親指の先ほどのイモしか入っておらず、種イモがしっかりしていたので埋め直し、来春の再生を期待。ダチュラは私が、コウテイダリヤは妻が切り取り、新「堆肥の山」の基礎作りに、と3通りの始末をした。


竹酢と橋本宙八方式のショウガと菜種油

 
「尿は順調に出ますか」と渡辺さん。渡辺さんにもらった竹酢を湯にたらし込む方式の「足湯」から始まった。30分で額に汗が。翌日は、橋本宙八方式のショウガと菜種油を用いる「足湯」を実践。3日目には目に見えてむくみが引き始めた。足湯器の到着を待ち、ご両者推薦の方式を適宜織り交ぜ、常習化したい。それまでは入浴時に、読書をしながら風呂桶で実践する。


トチュウとサルスベリの樹形を固定する剪定

中庭のナツメなどの低木と進んだ
今年の剪定作業は、門扉脇の枯れたヤマブキを透き取ることからに手を付け、パーキング沿いのトチュウとサルスベリの樹形を固定する剪定。次いで中庭のナツメなどの低木と進んだ裏庭のキハダは、2本ともに樹形を固定出来た。年末の庭掃除は、中庭の落ち葉掃除から手を付け、随分時間を要したが、半ば正月のごとき様相になった。中庭にはまだ、古木(風)のナツメの剪定が残っている上に、ヒメモクレンとエゴの切り返しを予定している。

剪定後

裏庭のキハダ

樹形を固定出来た

半ば正月のごとき様相になった


「紅柿」
「紅柿」という干し柿を初めて知った。実は、人生でこれほど辛いことはなかろうと思われる事態に追い込まれた人に、心の支えになってもらう一件があった。その自己制御能力、責任感、あるいは奉仕の心などに触れた。その気持ちが生ガキになり、その生ガキが干しガキになった


新生児を初めて抱く機会に恵まれた

オランダの青年との面談

博士論文
出産翌日の新生児を初めて抱く機会に恵まれた●。オランダの青年との面談では『アイトワ12節』を造っておいてヨカッタと思った。オランダは19世紀のバブル時に「今ある国の形」をこしらえている。エコトピア社会を夢見てしたためられた博士論文に、やっと著者サインを得る機会に恵まれたが、米オレゴン州土産の手作りチョコをいただいた。

著者サイン

米オレゴン州土産の手作りチョコ


落ち葉の掃除に取りかかった

量の多さに閉口

一帯を見渡した
一念発起して大屋根に上り、台風21号が落した落ち葉の掃除に取りかかった。その量の多さに閉口し、途中で2度、しばしたたずんだ。1度目は「こんな台風はもう死ぬまでに体験できないだろう」と妙な慰みをしながら一帯を見渡した。2度目は、煙のスス(薪風呂の煙突から出る)で黒く染まった瓦●に気づいた時で、初めて訪れたロンドン(1968年)を偲んだ。街並みはススで真っ黒だった。なんとか面積にして屋根の3分の1ほどを片づけたが、次は落ち葉が最も厚く積もっているワークルームから手を付けよう、と考えた。

黒く染まった瓦

落ち葉が最も厚く積もっているワークルーム


サルの手が届きそうにない深い庇の下に吊るし直す

イモ対策
サルにミカンを襲われることから始まったが、つぎは「庇(ひさし)からニューッとサルの手が伸びたの」との妻の仰天。干し柿が狙われた。かろうじて救えた干しガキを、サルの手が届きそうにない深い庇の下に吊るし直すと、今度はヒヨが襲い、またひと騒動。昨年の「2度と干しガキを作らない」と決めた時の思いを噛みしめ直した。妻は、急な冷え込みに備え、イモ対策にも取り組んだ。