アイトワのホームページ
アイトワ循環図

 アイトワの流儀とイジワル 14/07/13

 当週は大事な約束(1日)がありましたし、向こう2週間はかなりきついスケジュールなので、残る6日は庭仕事でのんどりと、考えていました。ところが初日は、オオガハスの水鉢が何者かに襲われ、金魚を捕られるという事件から始まりました。その後雨が降り始め、昼一番に庭でイタチの子どもと出くわすハプニング。さらに雨が降り続く夕刻。数日前の電話通りに短大時代の学生が来訪。未知の領域で活躍していたことを知り、驚かされています。でも、夕刻には手作りの贈物を妻を経由し ていただき、ほのぼのとした気分で一日を締めくくっています。

 月曜日は、雨が「降ってない」とニンマリしながら目覚めました。ところが、野菜の収穫から戻った妻に、イチジクが何者かに襲われた、と知らされ、「シカクマメ(の種)を播き足しませんか」と促されました。次いでTVで、強烈な台風8号の発生を知っています。そこでまず、シカクマメの手入れから手を付け、アイトワ流の庭仕事にタップリ携わっています。最後は、除草に当たっていた妻と一緒にイチジクとトマトにイジワルを施し、1日を終えました。この間に、メダカのおじさんに立ち寄ってもらえ、一緒に午後のオヤツ。剪定用電気バリカンが壊れ、新旧の入れ替え。そして浜田さんから無性芽のネギを入手し、哲範さんに想いを馳せています。

 火曜日も雨が降らず、さまざまな庭仕事にタップリ時間を割きました。2か所目の銅葉ミツバの群生地作り。散ツバキ咲きのシダレモモ周辺の手入れ。この手入れでは、一輪車2杯分の草や灌木を刈り取っています。次いで無性芽のネギと、鉢で発芽させたチマサンチェの苗をポット仕立に。ニラの手入れ。そして、鉢育ての夕顔とルコウソウのツルをデビューに備えて整えています。この日から濡れタオルを首に巻いて庭仕事に当たり始めており、扇風機を出しました。

 この間の10時過ぎに喫茶店の変則開店対策に関与する機会に恵まれています。また、今年初めて行水を2度(庭仕事を終えた昼食前と夕刻に)行い、すべての衣服を2度着替えています。夕食ではニンニクを初使用するメニューを所望 し、その大きさに、次いで美味しさに感激です。

 水曜日の朝も雨が降っておらず、陽光が8時ごろから差し始めています。まず前日に続いて無煙炭化器の雨除けカバーを外し、その上で庭仕事に当たっています。金太の小屋の周辺からクコのあたりまでの手入れで、一輪車2杯分のクズが出ました。1杯分は堆肥の山の井桁に積み足し、そこで蒸し暑さに耐えきれなくなって居間に引き上げ、妻にビールを所望。冷麺の後は昼寝です。3時前に大粒の雨音で飛び起き、急いで庭に飛び出しました。乾かしていた灰を、「今のうちに」とばかりに、篩い(ふるい)とって一輪車に積み、一輪車ごと物陰に入れています。

 大事な約束があった木曜日。強い雨で明けました。瞳さんの案内で『「世界単位」から世界を見る 地域研究の視座』で知られる高谷好一先生を迎える日でした。台風が遅れていたのを幸いに(前の日の内に)決行ときめており、ひと工夫凝らしました。庭めぐりは次回に回し、映像(過日、未花ちゃんたちに餞別代りに観てもらった映像)でアイトワの紹介です。話し合いは延々6時間に及びました。文化と文明の峻別について、これほど考え方が一致した人は初めてです。途中で台風が近畿をそれたことが分かり、庭めぐりもしてもらえ、とても嬉しかった。

 金曜日は快晴で明け、午後、にわか雨。猛暑の半日は書斎で過ごし、にわか雨の後、庭に出ています。まず、妻と2人でイチジクのイジワルを補強。第二次トマトにもイジワルを施しました。次いでツルムラサキと最後のインゲンマメに支柱を立て、当週の庭仕事を切り上げました。

 次週は初日に佛大生を迎え、その夜から福島県に出かけることになっており、ルーチンワークを1日(土曜日に)前倒しして、これから後藤さんを迎えようとしています。

 


金魚が何者かに襲われた

初咲きの一輪は無事

足跡?
妻に呼ばれてテラスに駆けつけると、長年かけて大きく育てた金魚が何者かに襲われ、2匹捕られていました。それは食物連鎖と考え、観念しましたが、ここまでハスを荒らさなくてもいいのに、と思いました。でも、初咲きの一輪が無事でしたし。2輪目の蕾も残っていたのが嬉しかった。

前週のルーチンワークの最中に,撮り忘れていた写真のために庭に出たところ、温度計道の傍らでイタチの子どもと遭遇。イタチはトカゲやヤモリも襲うニックキ存在ですが、初めて目の当たりにしたコドモは、迷い児のように鳴きながらさまよっており、見過ごしています。

妻の人形仲間のお一人が手作りして下った素敵な贈物に恵まれました。このところアイトワ塾の皆さんに倣って、作務衣姿で出掛けることが増えましたから、重宝しそうです。


ベンケイソウ

ネギ

ノビル
わが家には無性芽で増える植物が(ベンケイソウを始め)幾種かあります。哲範さんにネギにも無性芽の例があることを教えたくて、ノビルに代替させましたが、不安が残っていました。ノビルは、ヘビで言えば卵胎生のマムシのようなものかもしれない。そう思っていた矢先のことで、とても嬉しかった。


銅葉ミツバ

銅葉ミツバ

アーティチョークは生け花にも活かし初めた
どうやら銅葉ミツバの群生地が作れそうになりました。1本の苗を(初代の書生、伸幸さんの奥さんから)もらって2年目です、この人には、アーティチョークやホップなど、さまざまな苗をもらっており、アーティチョークは今年から生け花にも活かしはじめています。この秋からホップの花を収穫できそうです。

高谷好一先生に、著作『世界単位』(大学での講義用キストとしてまとめられた)などをいただきました。人形展示室も見てもらえました。妻は昼食に、わが家の野菜をふんだんに用いて、朴葉寿司(過日学んだ)や、初見(頂き物)のズッキーニを活かした創作料理などに挑んでおり、これらが今週の美味になりました。
 

人形展示室にて

朴葉寿司

ズッキーニを活かした創作料理

ズッキーニを活かした創作料理


キヌガサタケ

変わった色目のイモムシ
久しぶりでキヌガサタケが出ました。温室の柑橘類に変わった色目のイモムシが食らいついていたので果樹園の柑橘類に移しました。初見の小さな蛾がパソコン画面に訪れ、「そういえば、あれは」と、10日ばかり前に見た初見の蛾の幼虫を思い出しています。いずれ、初見の蛾と巡り会えそうに思います。

初見の小さな蛾

初見の蛾の幼虫