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 大垣での旧交、大工さん、寿也さん 15/03/15

 有意義な週始めでした。実は、加齢を嘆きながら大垣に出かけたのですが、とても満たされた気分で帰宅。しかも、庭の中ほどにいたると、プーンとよい煙の香りが漂ってきたので思わず深呼吸。それは、妻が薪風呂を焚き始めていた証拠であり、わが家の弱点の1つがあらわにならないように、急いで打った手、と思われました。私を迎えるために車で飛び出したのでしょう。その前に、急いでその手を打ったに違いありません。

 大垣では環境市民会議が15周年を迎えましたが、その記念の催しに呼んでもらえたのです。おかげで旧交を多々温めることができました。前滋賀県知事・嘉田由紀子さんがゲストスピーカでしたが、ゆっくり話し合う時間も持てました。小坂育子さん(水と文化研究会の代表・事務局長)をご同伴でしたが、お目にかかれてヨカッタ。嘉田さんには、リバーがライバルの語源であることを学び、新幹線の中では「紙張(紙製の蚊帳)」なるものがあったことを知るなど、多々収穫がありました。その上に、留守の間に嬉しい一書が届いていましたし、嬉しいアポイントが(少し先ですが)出来ていました。

 月曜日は終日しぐれ。書斎に引きこもって英気を養いました。翌朝は好天で明け、意気揚々と庭に飛び出し、早朝の一仕事を済ませています。その後も、込み入った用件の来客と過ごした2時間を除き、庭でせわしげに過ごしました。しかし、天気は実に気まぐれになり、悩まされ通し。時々しぐれ、台風のごとき突風、さらにアラレと、荒れました。

 早朝の一仕事とは、後藤さんに、朝の散歩の終着駅にわが家を選んでもらい、取り組んだ仕事のことです。急いでリズさんにメールで頼みたい用件があったのです。後藤さんを8時過ぎに見送り、重装備をして庭に出ました。その時はすでに、寒さは厳しくなっていましたが、なんとしても大工さんを迎える前に済ませておきたかった仕事があったのです。その後は、気まぐれ天気をものともせずに、庭仕事の醍醐味を楽しんでいます。

 大量の鉈仕事で得た充実感。突風がトンネル栽培のレースをめくり、現れたナバナを見た時の感激。寒風の下で受けた嬉しい幾本もの電話。とりわけ気になっていた友人(賀状がなかった1人)の声に触れた時の安堵感。また、この人も含めて、私にとっては夢のような夕餉の機会を構想した心の高鳴り。はぼ満開のシダレウメを愛でた時の静寂。予期せぬ荷が届き、現れた海の幸。この幸を知り、妻はこの庭に初めて出現したアイトワ菜を収穫し、調理しましたが、その夕食の美味。もう1つは結果論ですが、大工さんの日延べ(天候が冷え込む、との理由)の連絡に、「さすがは」と感心させられています。

 水曜日は、せわしげな除草に、相当の時間を割く覚悟で目覚めました。翌木曜日からの2泊3日の出張予定だけでなく、日曜日にも日帰り出張の予定が入っていました。庭では野草が花を咲かせ始めており、放っておくわけにはいかなかった。種を落とさせかねません。また、ポットで育てたエンドウの苗も、植え替えの時期を迎えていました。その上に、急に大事なアポイントが飛び込み、2〜3時間はつぶれそうに思われたのです。

 案の定、真冬に逆もどりしたような天候になりましたが、野草を山をなすほど抜きました。次いで、ナバナを摘み取り、その後を耕し、エンドウの苗を植えました。その間に、大事なアポイントもこなしています。その上に、安倍ファミリーから「額」と「雛の台」(注文してあった)が届き、その荷の隙にシシ肉のハムなどが詰まっており、余計に喜んでいます。私は、少し多めの寝酒をたしなみながら、翌朝からの出張に備えています。
 


出かける前に予定していた仕事

幾つかの石を拾い集め
出かける前に予定していた(小一時間もかからない)仕事があった。しかも好天で明けたのに、手を出す心のゆとりがなく「歳だなア−」と、つまり加齢を嘆きながら出掛けた。翌日は残念ながら終日雨。大工さんが見える予定の火曜日の朝、朝食前に庭に飛び出し、幾つかの石を拾い集めて当週初の庭仕事。にもかかわらず、この日は冷え込みが理由で日延べ。翌朝、水鉢などに分厚い氷が張っていた。予定通りにブロックを積んでいたら、コンクリートが凍ててダメになっていただろう。「さすがは大工さん」と感心した。ちなみに、土曜日の帰宅時に点検すると、出張中にブロックは積まれていたし、その折のセメントで、組んだ石も固めてもらえていた

出張中にブロックは積まれていた

セメントで、組んだ石も固めてもらえていた

大垣市環境市民会議は記念講演者として嘉田由紀子学長(びわこ成蹊スポーツ大学)を選んだが、最適任者だった。川合千代子さん(「水環境もやい研究所」主宰)も感動したのだろう、楽しげに意見交換(林賢治さん撮影)。私は嘉田さんの半ばエスコートのつもりで招待に応じたが、チョッとドギマギさせられる場面もあった。もちろん、おかげで大垣の仲間と旧交を深められた


嘉田さん著

嘉田さん著
嘉田さんから2著をもらい、嬉々として帰宅すると、知友(広報問題に詳しい)から嬉しい一書が届いていた。他の一書は、リクチュール塾時にもらっていた一書だが、妻が先に読んでいた。

知友から嬉しい一書

リクチュール塾時にもらっていた


鉈仕事で体を温めた

ナバナを露わにした
まず鉈仕事で体を温めた。突風はトンネル栽培を次々と剥がし、トンネルの中で一足早く満開になったナバナを露わにした。トンネルの中に隠れていた野草をことごとく抜き去ったうえで、露地栽培のナバナを摘み取り、耕した。そしてエンドウの苗を植え付け、トンネル栽培にした。

野草

野草をことごとく抜き去った

露地栽培のナバナを摘み取り

エンドウの苗を植え付け


予期せぬ海の幸が届き
予期せぬ海の幸が届き●、夕食のメニューが変わった。妻はこの冬、この庭で初めて出現したアイトワ菜妻流に収穫(こうしておけば、脇芽の収穫もできるし、種も取れる)、イカナゴの釜揚げに合わせたが、ぴったりの辛味だった。
アイトワ菜 妻流に収穫

脳震盪を起こしていた 回復

コゲラ
つがいのヤマバトが現れ、久方ぶりに庭を縄張りにしそうだ、と喜んでいる(かつて棲んでいたヤマバトやコジュケイは、次々と野良猫などに襲われた)が、この度初見の小鳥が、脳震盪を起こしていた。いち早く見つけて、保護したかいがあって無事に飛び去らすことができた。このところ、コゲラが集団で遊びに来る。
 

「額」 「雛の台」

雛を台にのせてご満悦
寿也さんに頼んであった「額」「雛の台」が出来上がって来た。妻は早速(頼まれ物の)雛を台にのせてご満悦。板が反らないように細工されていたし、ドイツ製の天然塗料の香りがとてもよい。額は、四季にふさわしい樹種が選ばれていた。