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 一品持ち寄りと読み比べ 15/0614

 アイトワ塾の合宿は「軍鶏の鳥鋤き」がうまい民宿で、2部に分けて進めました。現代イスラームの問題「ISとイスラーム武装勢力」と題し、まず講師にスピーチを願い、次いで意見の交換です。つまり、基礎知識と現状分析に十分時間を割き、2部ではイスラーム圏と欧米圏の本質的な違いをただすなど、日本のあるべき立場を考えています。それだけに私は、小泉元首相来の日本のありようを残念に思いながら帰途につきました。

 ルーチンワークの後は、網田さんの世話にもなり、5人目嬉しい来客を迎えています。結局、庭に出たのは4時前でしたが、向こう6日間をよく読んだ動きを心がけました。妻は火曜日に教室展の打ち上げを予定していました、私は木曜日から3日間留守をし、その翌日は佛教大生を迎える予定でした。そこで、3種の鉢仕事と苗作りに取り組みながら、火曜日の作業内容を思案したわけです。この日は、アメリカの娘・リズが里帰りをする予定でしたし、久しぶりに迎える助っ人との約束もあったからです。この2人に、5日後に控えた佛教大生の受け入れをより有効にする手立てをしてもらおう、と考えたのです。

 月曜日。悲喜こもごもの目覚めでした。体重が64,6kgに増えていたし、天気予報で「翌火曜日は、雨」と知り、まずガックリ。でも、妻の嬉しい来客予定もあり、気を取り直しています。イスラエル人のチャナさんを迎え、短期ですが個人教授を約束していたのです。朝食後、直ちに庭に出ましたが、火曜日は雨と知ったので作業内容を変更。ブルーベリー畑の手入れから始めました。その最中にチャナさん一行3人ご到着。午後は早々と雨。「半日早く降り出したのだから、その分早く上がるだろう」と期待しながら温室に移動。アップルセージの大鉢つくり。ホウセンカの苗をポット育てに。花を終えた鉢植えのパンジーを片づけ、土をリサイクル、など。2時過ぎから雨足が強くなりました。

 雨で明けた火曜日も悲喜こもごもの目覚めでした。私は、カフェテラスの椅子を話題に選び、いつものごとく親切が仇に。でも、起き出してカーテンを引くと、空が明るくなっていたので「上がりそうだ」と叫ぶと、妻は機嫌を直してくれました。

 雨は8時過ぎにあがり「ぼつぼつ野良着に」と着替えていると門扉のチャイム。「松尾です」と元気な声。まずゲストルームで「この日の段取り」を伝えました。すでに妻と生徒の小夜子さんは打ち上げの準備に入っていました。松尾さんは、まずパーティで用いるピザ窯の下ごしらえ。次いで佛教大生を迎える準備。それは、温室から個離庵にいたる石畳道の片側をほぼ完成させておく作業でした。その後、打ち上げに参加する生徒さんやリズさんが次々と到着。一品持ち寄りのパーティは賑やかで、圧倒され通し。リズさんには、薪割りの後、個離庵前アーチを補修する手本作りに当たってもらっています。

 翌木曜日は、リズさんのある要請にこたえる日であり、小夜子さんが徳島に帰る日でもありました。妻はチャナさんの個人教授に当たり、私は3日間の留守をする対策と、学生の受け入れ準備を仕上げておく日でした。幸い好天に恵まれ、第3次スナップエンドウの跡を仕立て直し、第2次のトマトとキュウリの支柱を立てました。リズさんは、別途来日していた教員仲間を迎え、教材に用いる和室や風呂場などの撮影を済ませました。

 このたびの2泊3日の出張には楽しい付録が伴いました。うっとりする庭の散策、ウイリアムモリスのカーテン鑑賞、竜神大吊橋の渡橋、そして新聞の読み比べです。帰宅すると、チャナさんはイスラエルではハナと発音し、「花」を意味すると知りました。
 

嬉しい来客とは、前日、妻の教室展会場で落ち合った半断食の仲間で、この日も同じ友人を同伴だった。お互いに時間をやりくりして、アイトワに迎えることができた。とても誠実で有能なキャリアウーマンとみたので、アイトワを京都でのオアシスにしてもらえたら、と願った次第。


アサガオのツルの整理

ルコウソウとフーセンカヅラのツルの整理
3種の鉢仕事とは、まずアサガオのツルの整理。留守の間にうまく垂れ下がるようにした。次いでルコウソウとフーセンカヅラのツルの整理。これはうまく登らせる手はず。苗作りとは、苗床で発芽させたハーブ類の小さな苗を、ポットで1本仕立てにする作業。こうしておけば留守中に育っており、次週にでも畑に本植えできるに違いない。

イスラエル人のチャナ(Chana)さんは、1年前に、元アイトワ塾生の岡部さんの紹介で知り合っており、再会だ。このたびもご主人同伴で訪れ、早速この日から終日の人形作りに通い、喜んでもらえた。昼食は、ベジタリアンのお弁当持参。


ブルーベリー畑

ブルーベリー畑マルチング後

ホウセンカの苗を、ポット育てにした
ブルーベリー畑の手入れは、草刈のあと、カンナクズでマルチング。雨でカンナクズが馴染むことを期待。ホウセンカの苗を、ポット育てにしたが、苗は自然生え。わが家の土にはさまざまな植物の種が混じっており、さまざまな植物が鉢植えなどで自然発芽する。これらをポットで育てあげ、鉢づくりの苗などにする。

人形教室の打ち上げは、1品持ち寄りのパーティで、女性パワーに目を見張った。妻は、リズさんを「わが家の長女」と紹介し、松尾さんも息子扱いでした。こうしたパーティに、子どもや孫たちを巻き込んで行えば、とても望ましき教育効果を期待できそう、と思った。間違いなくリズさんと松尾さんは大きな影響を受けたことだろう。素晴らしい女性のサロンだ、と思ったに違いない。


石畳道の片側をほぼ完成させた

リズさんは薪割り
松尾さんは、石畳道の片側をほぼ完成させた。ディスクグラインダーも用いる作業だったが、見事に仕上げた。前日、電話で「雨なら順延」と話たが、「上がる」と見て、7時に実家を出たようだ。「上がってヨカッタ」。リズさんは、薪割りの後、アーチを補修する手本作りに当たった。翌日迎えたリズさんの同僚は教材の撮影担当

リズさんは薪割り

リズさんの同僚は教材の撮影担当


うっとりする庭を散策

 
うっとりする庭を散策、富良野の「風のガーデン」に思いを馳せ、アーティチョークをもらった。久し振りにウイリアムモリスのカーテンに触れ、イギリスの奥の深さに思いを馳せた。翌日、常陸(ひたち)太田市の竜神大吊橋(本州最長376m)に案内され、有名な1000匹のこいのぼり流しや、近くの日立市に住む彬さんに思いを馳せた。ご機嫌で帰宅すると、イスラエルではChanaをハナと発音し、意味は「花」であったことを知り、前日うっとりと散策した庭を振り返った。昨年、その庭の一角にある畑で、、素手でジャガイモを掘った少女がいたが、その娘(こ)の名前が「ハナ」だった。

アーティチョークをもらった

ウイリアムモリスのカーテン

太田市の竜神大吊橋