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アイトワ循環図

 殺気と同居 15/08/16

 「あれよ、あれよ」と思っている間に「殺気」がキーワードになった週の前半は過ぎ去りました。そして中日は5時に目覚め、まず3日ぶりの庭を偵察。「あれもしたい、これは急がなくては」と焦っています。もちろんキンギョやメダカの餌やりをかねた偵察でした。

 ですから、朝飯前は「あれもしたい」の1つを片づけ、夕刻は、4時から、玄関周りの水鉢の手入れから手を付け、ヒシを鉢植えにしたり、石畳道の除草をしたりしています。これらは「急がなくては」の1つでした。最後は週の前半の「楽しかった3日間」を振りながら、懸案の力仕事でした。半年間も放置していたキャベツの仕立て直しです。

 楽しかった週の前半とは、まずルーチンワークの後で迎えた来客です。来春の旅を立案しました。その途中から雨が降り出し、庭には出られずじまい。次いで翌月曜日は7時前に網田さんを迎え、1泊2日の「健啖家の集い」に出発です。14人の参加者は京都中央卸市場で合流し、食材を仕入れ、朽木の会場に向かいました。往と復の2度の昼食は道中の川原でテントを張ってとり、その間の夕食と朝食はログハウス村で、と4度もスーパーシェフの手料理を楽しんでいます。もちろん川ではアユの友釣りをしましたし、ログハウス村では歩いて域内の温泉に出かけ、ゆったりと露天風呂にも使っています。

 かくして週の中日を迎え、「あれもしたい、これは急がなくては」と焦り、ハッスルし始めたわけです。そして計5件のいずれも大事な来客を挟み込んだ庭仕事に励む日々へと続きました。その初日。2件目の来客の最中から雨が降り出し、庭仕事のプログラムを大幅に組み替えました。液肥やりの時間を割愛できたわけですから、「なんと」木と金の2日で、随分畑仕事を片づけました。まずキャベツの跡は、有機肥料をタップリ鋤き込んで仕立て直しました。第1次のナスはすべて切り替えしを済ませ、その畝に自然生えしたトウガンを同居させています。第2次のトマトの畝にはツルムラサキやバジルを同居させていましたが、その整枝。いずれもコンパニオンプランンヅの間柄でしょう。第3次のインゲンマメを抜き去り、堆肥の山へ。その跡を耕し、第5次のインゲンマメの苗を植えました。もちろんその間に、予期せぬことも生じています。

 大失敗は、雨でカメラを濡らしたことで、これは不思議なことに結び付きました。嬉しかったことは、2件の知らせです。1つは新宮先生から、早々と過日の集いを会報に載せたとの知らせ。もう1つは庭師の友人から「お盆は実家に帰るから、立ち寄る」でした。突発事件は、金曜日の昼すぎのこと。サルが単独で出没し、青ガキを幾つか盗みました。「案の定」と思ったこともあります。それは「2度あることは3度ある」との心配でした。そしてホッとしたことは、金曜日に、朝はブッドレアが咲き始め、夕にラスウリが、これも真っ白い花を咲かせ始めたことです。この日は朝飯前に温度計道などの掃除をし、無事に僧侶を迎え、お盆の棚経をあげてもらっています。かくして週末を迎えました。

 週末は夕刻から鈴江さんが来てくれる日でした。そこに、お盆で里帰りする友人が「立ち寄る」ことになり、しかも鈴江さんが1時間半も延着と分かり、ビッグな1日になったのです。それはまず、大きな庭仕事を2つも片づけられたことです。ですから、友人にも夕食に加わってもらうことになり、久しぶりの喧々諤々です。要は、妻が鈴江さんのために創作意欲を絞った夕食を、友人はお相伴にあずかり、よく飲み、鈴江さんに飛び入りをわびるほどご機嫌になったのです。鈴江さんも楽しんでもらえたかな。
 


ツタの整枝

壺に茂ったツタが覆いかぶさり
「あれもしたい」の第一番は、壁面緑化(人形ギャラリーの基礎部)の徒長したツタの整枝で、「急がなくては」の第一番は、日照不足のキンギョの救済だった。この金魚は、人形ギャラリーの外壁沿いに埋めた壺に棲んでおり、その壺に茂ったツタが覆いかぶさり日陰を作っていた。この両方の手立てが、今週最初に朝飯前となった。

日陰を作っていた

 


玄関周りの6つの水鉢の手入れ

オオカマキ
ヒシを鉢植えにした 水鉢の手入れに随分時間を割いた。玄関周りの6つの水鉢の手入れでは新発見もあった。オオカマキリは、小さい間は変色(擬態)し昆虫に油断させる。ヒシは妻が、ご近所の人からもらったもので、鉢植えにした。実は、この日は、偵察時にキウイ棚の上でムクゲヒョウタンカボチャが咲いていたことを知り、脚立を持ち出し、この日最初のシャッターを切っている。

ムクゲ

ヒョウタンカボチャ


爽快な朝のコーヒータイム

アユを含む6匹を捕えていた
爽快な朝のコーヒータイムだった。網田さんは、参加者の1人に贈る「モンドリ」を持参だった。このモンドリはこの日に仕掛けられ、私がアユの友釣りで初めて成果を上げた翌日、アユを含む6匹を捕えていたことが分かった。この2つの成果には共通のキーワード「殺気」が関わっていたように思う。


草ぼうぼう状態になった

キャベツの跡を仕立て直し
キャベツの跡は、芽キャベツをふかせて収穫するという妻の収穫方式のために放置されていた。その間にホースラディッシュが自生するなど草ぼうぼう状態になった。この畝の右隣はオクラの畝だが、その手入れは先週に済ませており、今週はキャベツの跡を仕立て直し、冬野菜用第1号の畝を用意できた。


ナスの畝にはトウガンが自生

週末にはここまで育った

4者が今や上手に同居している
アイトワの畑は同居が基本だ。ナスの畝にはトウガンが自生週末にはここまで育った。「なぜトウガンが」と考えたが、かつてこのあたりでイノシシがトウガンを食い荒らしており、そのおかげだろう。そばのオオタデを整枝し、支柱代わりに。隣のトマトの畝には、肩にバジルの苗を植え、ツルムラサキとハナオクラの種をバラまいた。その4者が今や上手に同居している


僧侶を迎える準備

僧侶を迎える準備

お盆のお迎えご膳
妻は5時起きで、僧侶を迎える準備。この「お盆のお迎えご膳」は下げて、妻の腹に収まった。今年も、仏前の野菜籠と仏花は庭の作物でまかなえたが、これは父好み。母は「ケチンボウ」と見たから、妻は前日の墓掃除にはチャンと花屋で買い求めた花を供えている。棚経当日、朝にブッドレアが、昼にはバジルが、そして夕にはカラスウリが、といずれも白い花を咲かせた。

仏前の野菜籠

ブッドレア

バジル

カラスウリ


山のような剪定クズは2人で片づけた

山のような剪定クズは2人で片づけた

妻の創作意欲のお相伴
当週2度目のプログラム大幅組みだった。まず、大きな庭仕事を2つ片づけた。北隣との樫の生け垣を友人が1人で剪定。囲炉裏場の山のような剪定クズは2人で片づけた。そして友人は、妻の創作意欲のお相伴にあずかり、とりわけ鈴江さん持参のオカラも活かした一品に舌鼓を打った。

妻の創作意欲のお相伴

オカラも活かした一品