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春の実感と原発のその後 16/03/13
もう春だ!と思いました。ウグイスが鳴き、キチョウが舞い、ノラボウナを初収穫。次々とフキノトウが芽吹きます。「春眠暁を覚えず」の詩も思い出し、懐かしくなりました。というのは、今やこの実感を得られなくなっているのです。体力がなくなると寝坊もできなくなるようで、ちょっと長く眠れたときは、決まったように夢で目覚めます。
6日の週初めは、私の勘違いで、庭仕事に10時間近くも励みました。「佛教大生を迎える日」と思い込んでいたので、8時から庭に飛び出したのです。この勘違いは10時過ぎに気付きましたが、昼食にフキノトウ茶漬けが用意され、心配していた雨が午後も降らず、午後も大ハッスル。造園、播種、除草、あるいは石工と、次々手を出したのです。妻に「顔色が悪い」と言って、無理やり6時前に引き上げさせられるまで、夢中でした。
それは前日、後藤さんに長津勝一さんご出演のTV番組に触れていたおかげが大です。師匠は「目立て」とは使わず「研ぐ」という。職人技に感動。石工の時はコツコツとコンクリートを刻むうちに、若き日のミケランジェロに思いを馳せてしまう始末。この日、沖縄県が辺野古問題で政府と和解したことを知り、不安と不信に苛まれています。
翌日も、もう春だ!と感じました。2種のエンドウマメに今年最初の支柱を立て、次いで冬野菜の一畝を、夏野菜用の最初の一畝に仕立て終えたときのことです。この日は予期せぬ好天になり、元キウイ棚下の改造にも手を付けており、日没まで、8時間も庭で過ごしました。ニラの株を移し、その跡を起点に畝を広げ、カボチャの畝にします。
火曜日も春を満喫しました。先ず起き抜けのクリスマスローズ。満開。夕食時は、この春初の菜の花漬け。その間に、姫コブシがカフェテラスで咲き、ユーティリティ横ではサンシユが満開。この日は、妻も終日庭仕事。まず旧玄関周りの除草で始動。次いで、書庫の工事で出たバラス仕事を仕上げ、早々と妖精人形を未完の出窓に出演させました。私は、温室仕事の後、昼食のお好み焼きに元気をもらい、キウイ棚跡の改造を完成させています。そして、シカが庭に入ったのを前夜目撃しており、シカへの意地悪を仕掛けました。
週の中日の9日は、新記録ができました。佛教大生を迎える正しい日でしたが、朝から雨。6年来初の中止となったのです。冬に逆戻りのような寒い日になり、書斎にこもりましたが、大事な2つの用件で飛び入りの来客。ご満悦の一日になりました。
週の後半は、骨休め同然になりました。火曜日のキウイ棚跡の改造と、月曜からタマネギやエンドウマメの畝への液肥やりを始めていたのですが、これが少々キツかったようです。でも、曇天の木曜日は「高浜原発差し止め」の詳細を読み、晴れ晴れした気分になり、昼前から庭に出ました。しかし、日没まで通算5時間近く、除草でしゃがみ込み通しのようになりました。パーキングに生えた草が気になっていたのです。もちろんその間に、懸案の苗木(ナシの原種で、実はピンポン玉ほどですが、虫害に強い)の植え付けや来客などを活かし、背を伸ばしました。そしてそのつど、不都合なところで花をつけた草を目にすると、抜きまくりました。木と金も似たような日々でしたが、その間に畑からトンネル栽培がなくなり、庭の随所で春スイセンが咲き始めました。
週末は、記念すべき日になりました。角出さんは動物監視カメラを設置してくださった。簡単に庭の随所に設置出来て、夜間に活動する動物を赤外線で捕えます。書庫の工事は終盤に入り、電気工事の中尾さんを除き、関係者が顔を揃えました。
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ノラボウナ |
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ノラボウナの初収穫と賞味 |
ノラボウナは、薹が立つのを待ち、薹を次々と収穫する野菜だ。これまでは薹の旨さをハナナやブロッコリーの脇芽などで楽しんできたが、このたびのノラボウナの初収穫と賞味で、「なんと」とビックリ。。来年から大量に育てたい。菜園では、ダイコンやアイトワ菜も薹を立て始めたが、ノラボウナは格別、と種をもらった瞳さんに報告。 |
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フキノトウ茶漬け |
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後藤さんと味わったお好み焼き |
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見かけは悪いが |
当週の春の味覚は、朝のノラボウナに次いで昼のフキノトウ茶漬け。火曜日から始まった菜の花漬け、そして、「近くまで来たので」と立ち寄ってもらった後藤さんと味わったお好み焼き。無農薬有機栽培のわが家のキャベツは、見かけは悪いが、ズシッと重く、シッカリ巻いていてとても甘い。 |
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ズシッと重く |
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シッカリ巻いていてとても甘い |
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かく仕上げた |
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3mmが限界と言われる尺角切り |
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師匠 |
コンクリート側溝を石工になったごとくにコツコツと刻み、かく仕上げた。コンクリートを湿らし粉塵防除する策にも気付いた。それは、長津師匠の技の程に触れたおかげだ。「凄技だ」の番組で、3mmが限界と言われる尺角切りで長勝鋸は1.97mmを達成させた。ちなみに、鋸の数え方には定説はないようだが、師匠は握り手を付ける前は「枚」、付けた後の完成品は「丁」と数える。この感激を胸に |
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今年最初の支柱を立て |
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夏野菜用の最初の一畝 |
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カボチャの畝を用意した |
今年最初の支柱を立て、エンドウマメにも液肥をやり始めた。次いで、ハナナの畝を夏野菜用の最初の一畝に仕立て直したが、わが家の流儀に従い、その肩に自然生えしたケシの苗を残し、初夏の彩に備えた。その上で、2日がかりになったが、カボチャの畝を用意した。 |
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スモモの根元 |
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温室の脇 |
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日陰の井戸枠花壇 |
クリスマスローズは妻が願ったようにスモモの根元、温室の脇、そして今年植え付けた日陰の井戸枠花壇でも咲くようになった。カフェテラスでは私が願ったように剪定クズの姫コブシが咲き、「ヒヨドリが来て、ついばむノ」と妻を嘆かせる。また、剪定クズのサンシユが満開と知った妻は、ユーティリティの横でも活かした。 |
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剪定クズの姫コブシが咲き |
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剪定クズのサンシユが満開 |
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妖精人形に出演させた |
中尾さんの電気工事が終わるや否や、妻は未完の出窓に早々と、妖精人形に出演させた。当週は、長野の菊池栄さんから贈られた妖精の額装写真を、妻は喫茶店に飾り付けた。と同時に、菊池さんの写真といっしょに絵ハガキをつくる、といって紅梅の花びらが飾った温度計道で人形の写真を撮っていた。 |
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妖精の額装写真を喫茶店に飾り付けた |
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紅梅の花びらが飾った温度計道 |
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動物監視カメラの設置例 |
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書庫の工事は終盤 |
動物監視カメラの設置例。夜間にどのような動物が活動しているのか、興味津々。書庫の工事は終盤。この日は、雨戸を取り付けた建具職人(右端)にも惚れ惚れ。それだけに残念なことがあった。見送った直後に妻がお茶の用意をして出て来て、「普通はお三時です」とコッピドク叱られた。私は4時までに間があり、妻は忙しそう、と思っていた。 |
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