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由緒確かな作物とサンクチュアリ 16/04/10
よい週初めであり、よい仕事も出来きました。阿部ファアミリーにとって、滞在最後の1日ですから「フリーの日に」と願いました。姉妹は、ドッジボール(結が持参)でハシャギ回っていましたが、仁美さんは落ち着かない様子。やっと昼食後に、寿也さんに誘われて4人は小倉山の散策に出かけました。後で知ったことですが、4人は親切なハイカーにいざなわれて、分かりにくい小倉山の山頂を極めたようです。
その間に私はルーチンワークを終え、「雨が降り出す前に」と、耕し済みの畝に有機肥料を鋤き込み、夏野菜用の畝に仕立て上げました。そして、先週末に買い求めたスナップエンドウの苗を植え付け、これで一安心と胸をなでおろしました。
工藤さんは、人形教室を終えた後、人形仲間のお宅に招かれて行きました。その後も雨は降り出さず、私は次の仕事に手を出しました。これも買い求めてあったU字溝を2つの目的で活かす作業です。4人は山から帰って来て、寿也さんに「何か他に」と買って出てもらえたので、U字溝の蓋を活かす作業を頼みました。仁美さんには「これが」と、大きく育ったシロモジを見てもらい、さまざまな薬草や農作物の苗を持ち帰り、由緒確かな作物として育てるように勧めました。姉妹は庭の探索などして大はしゃぎを続けていました。
最後の夕食は6人でしたが、姉妹が造ったカナッペでの乾杯と、妻がこの春初めて用意した菜の花弁当でした。かくして月曜日を迎え、ファミリーと記念撮影し、別れを惜しみました。その後、私は書斎に、妻は人形工房にと分かれましたが、途中で2度、共通の友人を迎え、落ち込んだ気分を癒しています。妻の長野からの来客は、由緒確かな品を下さった。次は私の来客で、婚約者の紹介という楽しい知らせを届けてもらえました。
火曜日の5日は、久しぶりの快晴でした。おかげで私はとても面倒な仕事を選んでいます。コンクリプール周りの作業ですが、1つは種苗育成に要する水やり柄杓の収納です。もう1つはキンギョのサンクチュアリ造りでした。午後は、好天に急かされ除草に専念。この日はアイトワ誕生30周年記念日でしたから、赤飯の昼食を楽しみました。
水曜日も快晴でしたが、庭仕事は来客を見送った後になりました。来客は久しぶりの岡部達平さんでした。体育服の完全リサイクル活動は、京都では100校以上に普及したとのこと。この啓蒙活動を伴った仕事を、私は第4時代型に不可欠の有意義な運動と見ており、期待しています。この日、「タケノコの初掘りに来た」といって、ヒョッコリと網田さんに訪ねてもらえました。午後は、翌日から雨と知り、夏野菜4種の種まきをした上で、それなりの作業を選びました。野スミレのコーナー作り。セージの3つの大鉢と8鉢のレモングラスの手入れ。寿也さんに学んだ通りにブルーベリーの挿し木。瞳さんにもらったハヤトウリの植え付け。溜まっていたエンジンソー仕事。そして最後は、雨に備えたブルーシート被せでした。佛教大生を日曜日に迎え、焼き芋をする予定です。
この日は、他の友人からも白子タケノコをいただき、夕食はその刺身から始まりました。夜、温室からパーキングに運び出した11の鉢に、鉢受けを掃かせに出ましたが、薄くなった頭にポツリと雨が直撃です。そして翌朝、大雨で明け、終日降り続きました。実は、この日は、小冊子(アイトワの何たるかを説明する)の編集日にしていましたし、溜めていた新聞の整理日にしていたのでヨカッタ。当週も、事情があって、5日分の週報になりましたが、とても心躍る日々を過ごせました。
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モモ |
ハナスオウ |
水曜日の夜、雨が降り出す前にと、夜空に映える春の花を見て回った。モモ、ハナスオウ、アーモンドとハナモモ、レンギョウ、八重のハナモモ。昼間に撮っておいた、自生化したセイヨウサクラソウ。そして、快晴だ空けた金曜日に、後藤さんを待ちながら、元は後藤さんにもらったセイヨウサクラソウのもう1つの自生化も見た。 |
アーモンドとハナモモ |
レンギョウ |
八重のハナモモ |
自生化したセイヨウサクラソウ |
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2つに切り分け |
目的にそって2つ組みの合わせをし |
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コンクリプールのキンギョを何かが襲ったようで、ビクビクするようになった。ゴイサギも訪ね始め、サンクチュアリが必要、となった。そこで、U字溝を2つ買い求めて2つに切り分け、その4つを2つの目的にそって2つ組みの合わせをし、活かすことにした。 |
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姉妹が造ったカナッペ |
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最後の夕食は姉妹が造ったカナッペと、妻が用意した菜の花弁当と三つ葉のお澄まし。かくして月曜日を迎え、雨の止み間にファミリーと記念撮影し、別れを惜しんだ。 |
菜の花弁当と三つ葉のお澄まし |
記念撮影し、別れを惜しんだ |
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3世代家族 |
由緒確かな逸品に大喜び |
妻の来客は、3世代家族。かつて長野を夫婦で訪ねた折に、中学の先生だった友人に1年生を紹介されたが、それから始まった縁。その山本君の母親が「母がカイコから育て」「私のために縫いあげた」とおっしゃる「紬の格子織」の着物まで持参いただけ、妻は由緒確かな逸品に大喜び。私の来客は、幾度か学生時代に庭仕事の助っ人をしてもらった桑原さん。東大大学院を経て無事外資系企業に就職し、楽しい知らせを届けてもらえた。 |
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楽しい知らせを届けてもらえた |
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柄杓は既製の柄杓の柄を長い竹に代えた |
雨で腐らないようにする収納を工作した |
コンクリプールの上に設けた育苗場に、水やりを円滑にする柄の長い柄杓を常備しておく必要に迫られた。柄杓は既製の柄杓の柄を長い竹に代えた。その柄が雨で腐らないようにする収納を工作した。樋に柄を差し込むアイデアを採用したが、これも寿也さんの提案で、私には思いついていなかった。 |
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朝夕7人でとった7回の食事 |
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当週の美味は、なんといっても朝夕7人でとった7回の食事だが、このアイトワ誕生30周年記念日の2人で味わった赤飯の昼食と、白子タケノコの刺身や鳴門ワカメとの炊き合わせ、そして、仁美さんが造った青トマトのピクルスなども入る。このピクルスは、今年の秋からわが家の定番にする。 |
赤飯の昼食 |
白子タケノコ |
青トマトのピクルス |
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野スミレを集めたコーナー作り |
間伐材などの玉切り仕事 |
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翌日は雨と知り、多様な作業を愉しんだ。庭に生える野スミレを集めたコーナー作り。7種のうち4種は在来種だが、その内の2種(とても小さな白と、濃い紫色の花をつける)は希少種で、ここでは育たないかもしれない。最後はエンジンソーで溜まっていた間伐材などの玉切り仕事。 |
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