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●アイトワのホームページ
●アイトワ循環図 |
実感と実感の源泉 16/05/22
ルーチンワークを終えて庭に出たのですが、ネギ坊主が花を咲かせ、カミナリチョウが群がっており、初夏を実感。次いで、キンリョウヘンが咲き始めたのに、日本ミツバチの姿が見えず、異常を予感。この日は好天の下、泉のあたり一帯の掃除を済ませ、2回目のフキの収穫を始めると、妻も出て来てサンショの実を摘み始めました。
当週は、水曜日にイスラエルから来客。木金の出張。そして週末の歯科医の予約と獣害防除の師匠来訪が主な予定でした。しかし、それ以上に気になることが控えており、少し緊張気味に過ごしました。次週のこと(日曜日にある久しぶりの結婚披露宴と、木曜日に迎えるアメリカからの学生一行)がとても気になっていたのです。
そのおかげで、月曜日は天候が一転し、午後から酷い雨になりましたが、「久しぶり」と言ってよいほど庭仕事が捗ったのです。この降雨を見込んでカボチャのシカ対策から取り組み、短い一畝(先週の内に済ませたかった)を耕し終えるまでに、多様な作業を次々と挟み込めたのです。2種の花苗(1種は苗床育ての苗をポット仕立てに。もう1種は大きなポットに植え替え)の手入れ。その手で温室からの鉢出し。雨がパラつく昼前までにその足でコーヒーカスを畝の肩に敷き、ついで花盛りのケシを「ヤレヤレ」と胸をなで下ろしながら間引き、第1次のタマネギまで収穫。その上に、「まだ、雨は降り出さぬ」と見てとって最後に畝を耕し始めたのですが、古い地層を掘り出すほどハッスル。おかげで今は亡き母を偲ぶことができました。雨はその後、夜半にかけだんだん酷しくなりました。
この日は嬉しい発見もしています。念願だった「ヒシ」の越冬に成功したのです、妻は逆に、悲しい体験をしていました。維さんの「親切心が仇となり」とても大事なキンギョを死なせてしまったのです。このところ、キンギョは受難続き。ガックリきた私は、強い雨にも嫌気がさしたようで、夜のシカの見回りをパスしています。
火曜日は、最初に手を付けた仕事で妻と口ゲンカになり、妻は終始プリプリ。しかし、なんとか計画的に1日をこなしました。まず披露宴の準備で、会場となるテラスから「はんだか」を運び出したのですが、そこでひと悶着あったのです。次の円形花壇の化粧直しも2人で取り組みましたが、その後は、私は除草や草刈りに専念。妻は内回りの作業に当たっていました。この間に昼食と午後のオヤツがありましたが、妻が共に2種の安倍川もちを用意してくれました。そこで私はまた亡き母を偲ぶ機会を得ました。そのおかげか夜なべ仕事に「み」の補修に取り組んでおり、それは念を入れた直し方をしています。
中日は、イスラエルのハナ(Chana)夫妻を迎えることから始まり、良き1日にできました。内の作業(翌日と次週のスピーチの準備など)と、外の作業(次週の庭案内の準備など)をうまく組み合わせて取り組んだおかげです。この間に『アイトワ
12節』が出来上がってきましたので急遽お茶の時間にして、「40年来の生活」を妻と振り返りました。
木金の出張は、主目的2つ(スピーチとある総会)を順調に果たせた上に2つの嬉しい時間(久しぶりに「台湾の息子」と思っている陳さんとの歓談と、「スピノサウルス」を実感)まで組み込めた上に、車中をとりわけ楽しい読書の時間にできたからです。
かくして獣害防除と結婚披露宴の準備作業(この間に1時間余歯科医に割いた)に当てた週末を迎えました。角出師匠が仕掛けた「脅し」に愛を見たおかげでとても楽しい1日になりました。何より嬉しかったことは「翌日も好天」と知りえた天候でした。
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キンリョウヘンを設置した |
キンリョウヘンが週初めに咲き始めた。「日本ミツバチが京都から消えた」との情報を実感したくて、一番観察しやすい居間の縁先に鉢植えのキンリョウヘンを設置した。こうして1週間を過ごしたが、ついに、日本ミツバチは現れずじまいになった。 |
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温室で遮光ネットを張り |
サンショの実は、妻が1年分を収穫し、フキは私が第2次の収穫。いずれも保存し、もうすぐ出る庭のタケノコと一緒に活かす。 |
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夫同伴のハナ(Chana)さん |
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「来年も今頃にまた訪れたい」と言い残して帰って行った |
イスラエルからの来客は、夫同伴のハナ(Chana)さん。「夕べの雨(50o)はイスラエルの年間降雨量(93oとか)だった」とご主人。「来年も今頃にまた訪れたい」と言い残して帰って行った。これで3年連続の来訪だ。 |
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カボチャのシカ対策は初方式 |
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2種の花苗の手入れ |
「久しぶり」と、言ってよいほど段取りよくカラダが動いた。雨がパラつく昼前までに、と意識したのが良かった。カボチャのシカ対策は初方式。2種の花苗の手入れと、畝の肩へのコーヒーカス敷きは根気仕事。第1次のタマネギは収穫し、この後乾燥させて、保存する。 |
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コーヒーカス敷き |
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第1次のタマネギは収穫し |
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根での越冬を2箇所で観察 |
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ケシは自然生えで楽しめるまでになった |
「ヒシ」は「種で増える」と聞かされていたが、根での越冬を2箇所で観察。問題は、2年草ではないか、ということ。この夏の間に「挿し芽」も試みようと思う。ケシは自然生えで楽しめるまでになったが、数少ない花を残し、ありふれた花をつけて分は次々と抜き去り始めた。 |
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補修を念入りに行い |
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補修後 |
わが家は「み」を多用し、常時大小2種、計10近くの「み」を活かしてきた。問題は、いずれもがとても弱く、すぐに破損すること。このたびは補強材(壊れたみの一部)を活かした補修を念入りに行いながら、無性に腹が立った。石油などの地下資源は未来世代との公平を原則にしたい活かし方にすべきだ。「み」はメーカーごとに形が「似て非なるもの」でありながら、その形の違いによる有効性は何処にも見いだせず、皆同じように弱い。 |
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独自考案の脅しを3カ所で設置 |
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脅しの仕掛け |
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これだけの仕掛け |
この度のシカの侵入が始まった折に、妻はまず「きっと、角出さんが抱いて逃がしたシカ(の仕業)だわ」とつぶやいた。わが師匠は「この脅しで、効きまっしゃろか」と独り言をつぶやきながら独自考案の脅しを3カ所で設置。これだけの仕掛けで、竹の弾力性を活かし、枝を跳ね上げさせ。ビックリさせ仕掛け。この人は「何処まで優しいのだろうか」と思った。この人が捕ったジビエなら安堵して食べたい、と実感。 |
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