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アイトワ循環図

 冬を迎える網羅的な準備 17/10/15  (17/10/01分)

先週の水曜27日からキンモクセイが咲き始めており、秋を感じていましたが、週初めに「秋たけなわダ」と感じました。キクイモやゲンノショウコが咲き始めていたことを(ルーチンを終えて後藤さんを見送りに出て)知ったからです。畑には3時から出ましたが、大きな初見のアゲハチョウ(?)オニメンスズメガの幼虫を見つけており、気を急かされながらトマトの支柱を解体しはじめました。4時過ぎから妻が除草に出て来ましたから当週の庭仕事の予定を立てています。近ごろは夏より2時間も早く日が暮れます。夜は、先週最初のトピックス「匠の祭典」のまとめにやっと手を付けました。

翌早朝4時の室温は19度。寒がりになった私は「ストーブが欲しい」と思いました。7時に目覚めた妻に冬装束を出してもらい「もう扇風機をしまっては」と促しました。庭仕事も冬パターンに切り替え、10時から出て、根が深いオクラを全部抜き取り、トマトの残滓と一緒に堆肥の山に積み上げましたが、それだけで大汗をかいてしまい風呂場に直行。水で汗を流し、裸で扇風機に当たりましたが、妻に「しまいましょうか」と皮肉られました。午後は、畑仕事の前に妻と買い物に出ました。私は水曜日から3泊4日の出張予定が入っていましたからその切符と、畑仕事で用いる靴。妻は翌日に迫った(人形教室展の)「打ち上げ」用の食材を買い求め、2人で冬野菜の苗と種を選びました。

買い物の後、急ぎ畑に出直し、最初の冬装束の一畝を造りあげました。オクラの跡を耕し、1本の長い畝に仕立て、ブロッコリーとキャベツの苗を各5本と2本のセロリの苗を植え、ルッコラとアイトワ菜の種をまき、トンネル栽培にしたわけです。次いで、短い一畝に追加のネギ苗を植え、トマトの跡を耕し始めた時に、妻がダイコンとハクサイの種をまくために出て来ました。2人で楽しい語らいをし始めた時に、妻は電話でとても辛い知らせに接したのです。呆然としていると、ほどなく日没。

楽しい語らいは「先週は、松尾さんと大滝さんに助けられたなぁ」から始まり、妻は一人の生徒さんに感謝しました。「打ち上げ」で用いる食器を自転車で届けてくださったのです。その時に入った連絡に妻は「どうして」と声を詰まらせました。食器を届けた下さった人が出先で倒れ、意識不明との知らせでした。ご主人は私のクラスメイトで、私にとっても衝撃でした。実は2カ月ほど前に、40数年来の私の関東の親友が事故に遭い、意識不明になっていました。その意識が戻ったと知らされ、運よく関東への2泊3日の出張が入っていましたから1泊伸ばし、見舞うことにしていた矢先です。妻は翌日に控えた「打ち上げ」を取り止めました。この日、水槽のザリガニが初めて脱皮しました。

火曜日の午前中は、目の術後点検で通院し、放免です。午後は庭仕事に割き、温室で遮光ネット外しから手を付けました。先週は松尾さんのおかげで畑仕事に、大滝さんのおかげで庭掃除に勢いがつきましたから、苗床での種まきをした上で、大々的な剪定作業に手を出したのです。これで、冬を迎える秋の準備作業を網羅的に手がけられたことになります。そして翌朝、2泊3日の出張で、出発です。

出張先では好物のソバに恵まれて喜び、卑劣な衆議院解散の様子を知って立腹。帰途、1泊延ばし、友人を見舞い、「最高」とつぶやいてもらいました。安堵して、陽のある間に帰宅すると、切り返したナスの収穫が始まっており、出掛ける前に採っておいた青トマトはピクルスになっていました。熟れた分のトマトは、これぞ真に贅沢な夕食を演出です。早寝をして、早起きを目論みました。

 


アゲハチョウ(?)の幼虫

オニメンスズメガの幼虫
酔いが回ったようなスイフヨウを朝に眺め、昼前に咲き始めたキクイモに気づき、大きな初見のアゲハチョウ(?)オニメンスズメガの幼虫を見つけた。午後のお茶の時に、ミヤマカワトンボがまだウロウロしていたことを知らされ、夕刻の酔芙蓉を愛で、夜は初見のウンカを見た

ミヤマカワトンボ

初見のウンカを見た


残りトマトがたくさん採れ

オクラの畝を片づけ

堆肥の山に積みあげ
トマトの支柱の解体には手こずったが、残りトマトがたくさん採れ、自然生えのトウガンを一つ見つけた。次いで気ぜわしくオクラの畝を片づけ、トマトの残滓と一緒に堆肥の山に積みあげ、ヘトヘトになった。妻はアオジソの実を収穫し、醤油漬けと塩漬けにした。


一畝で5種の冬野菜を育てる準備

ネギ苗を植え付けた

切り取ったネギを薬味に活かすと、これが最高
火曜日にオクラの跡も耕し、長い畝に仕立てあげ、一畝で5種の冬野菜を育てる準備を整え、トンネル栽培にした。次いで短い畝に追加のネギ苗を植え付けたが、これでネギの作付けは例年の4倍になった。ちなみに、ネギ苗は上部を切り取って植えるが、この切り取ったネギを薬味に活かすと、これが最高。ルッコラとアイトワ菜の自家採種の種を、出張前にまいて出たが、週末に確かめるとビッシリ発芽していた。しかし、買い求めたらダイコンとハクサイの種の方はパラパラ。


わが家に来て初めての脱皮
水槽のザリガニに餌をやろうとして「ギョッ」とした。わが家に来て初めての脱皮だと知りホッとした。妻は「どの順に脱皮したのでしょう」と興味津々。出張前に、腐葉土小屋でミミズを捕っておいたが、脱皮後の食欲は(脱皮前は減退していたが)スゴイかった、とか。


「緑の天蓋」の剪定

クヌギにアブラムシが大発生

スズメバチが沢山やって来ており
苗床でチマサンチェと混合レタスの種をまき、次いで大々的な庭仕事の1つである「緑の天蓋」の剪定に手を付けた。今年はクヌギにアブラムシが大発生。その尻から出す蜜を求めてスズメバチが沢山やって来ており、剪定は緊張の連続になりそう。敵愾心や恐怖心は禁物ということ。


酒の蔵元が経営する店まで遠出

 
2泊3日の昼は、好物のざるソバに恵まれ通し。初日は酒の蔵元が経営する店まで遠出。酒でねったソバに感嘆。3日目は、社長のお手製で、これには感激。その夜は東京で陳さんと落ち合って一献傾け、翌朝に友人を見舞い、リハビリを受ける部屋も覗くことができた。安堵して家路を急ぎ、帰途の列車では友人の症状をお嬢さんにもらった本で知り得た。帰宅すると一書が届いていた。過日、別の友人が「無葬時代」や「寺院消滅」の一書を著わしていたことを思い出し、なぜか心打たれる思いがした。

リハビリを受ける部屋

友人の症状をお嬢さんにもらった本で知り得た


出る前に収穫した青トマトはピクルス

夕食にふんだんに活かされていた
畑では、3泊4日の間に、切り返したナスの収穫が始まり、シアクマメが盛期に入り、ゴーヤは末期になっていた。出る前に収穫した青トマトはピクルスに、最後の熟れたトマトなどは夕食にふんだんに活かされていた。小指の先ほどのトマトも丁寧に皮がむかれ、1pにも満たないオクラも活かされた夕食に、私は最高の贅沢を感じた。