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 生態文明、腰痛の点検、恵方の初日 17/11/12

 好天の週初めは、トンネル栽培のフレームをめくり、朝のコーヒーに誘われることから始まったようなものです。そしてルーチンの時に、ザリガニの生態を後藤さんに調べてもらいました。その後、翌日にかけて腰痛の自己点検を始めました。まず畑に出て、恐る恐る短い一畝を仕立て直し、「ならば」と妻にHCに連れて行ってもらい、この点検に供する買い物をしました。夜は、ザリガニが冬眠することを知った妻が暫定的暖房を施していたことを知り、嬉しくなって熟睡です。

 快晴の月曜日は、トンネル栽培のフレームをまずめくり、ハクサイの苗を植え、ポットに虹色菜とスナップエンドウの種をまき、その上で朝食。食後は、前日仕立て直した畝に赤茎ホウレンソウの種をまき、乙佳さんを迎え、雨戸兼用跳ね上げ庇の操作と手順を、さらに中尾さんも迎え、乙佳さん手作りのランタンの活かし方を打ち合わせ。その後、方丈の脇にサザンカの若木を植え付け、ツルムラサキの跡を仕立て直し、「腰は大丈夫」と見た上で、久保田さんと一緒に焚き火。その最中に飛び込みの来客にも恵まれました。夜は、腰の自己点検結果を(過日相談に乗ってくださった)医師に電話で報告し、原因を「ストレス」と自己診断して安堵し、この日も熟睡です。

 好天の翌日は晴々とした気分でした。リズさんと楽しいメールを交わしながら夜明けを待ち、フレームめくりから始動。だがザリガニの死に気づき、ガックリ。その直後に、「友人の作品をお披露目したい」と言って妻に籐籠の手入れを頼まれ、それがヨカッタ。この日は、四国の知人と、柴山さんを迎える予定でしたが、知人は焼き芋販売の打ち合わせ。柴山さんは朗読劇の決算打ち合わせでした。こうした合間に、落葉のシーズンに備え、腐葉土小屋を空にしました。その腐葉土を、妻はパンジーの長鉢造りに、私はネギの土寄せに活かし、腰痛がぶり返さないので安堵しています。

 かくして週の中日を迎え、翌日にかけて「恵方屋台」の総仕上げに取り組みました。小雨の水曜日は書斎と恵方屋台の間を幾度も往復しながら、電気関係、跳ね上げ庇の安全確保、そしてガラスはめに、晴れた翌日は庭仕事の合間に恵方屋台に幾度も駆けつけ、塗装と大工仕事の仕上げに、それぞれ関わりました。この間に照明器具が3つ付きましたが、いずれも円弧と曲面からなる乙佳さんの手作りで、直線と平面からなり立つ建物と見事に調和。妻も大喜び。この間に、私は太い竹を1本切り取り、鹿対策のオブジェ作りに関わっており、これにも妻は大喜びでしてくれました。

 翌金曜日の朝7時半に、津の吉の2代目を迎え、開店準備。私はエンジンブロワーを駆使するなどして一帯の庭掃除を引き受けました。もちろん乙佳さんも駆けつけ、必要な小道具などについて喧々諤々。10時に若奥さんを迎え、営業開始。昼食は、妻の提案で、この日の妻の生徒さんと一緒に恵方屋台の側で、カヤクご飯の握り飯。私は終日、いつでも恵方屋台に駈けつけられる態勢で庭仕事に当たりました。乙佳さんは夕刻にも、親方に造ってもらった幾つかの小道具を持参。船出は上々でした。

 先週は「生態文明」にマイッタと思っていながら、落葉が本格的に始まった当週は、ザリガニを死なせ、まだミツバが美味しいことを知り、太い竹と格闘し、冬眠に入った陸ビルの邪魔をするなど、存分に生体に触れました。これから1日前倒しのルーチンで後藤さんを迎えますが、それは生態と関係があります。なぜか、詰まらないことでヤキモキしたくない心境にされつつあるのです。
 


トンネル栽培

夜明けと同時にフレームをめくり
今年も冬野菜は不作だ。それは雨勝ちの異常天候が主因だが、その埋め合わせにトンネル栽培の管理を、今年はより小まめに行うことで補おうとしている。好天の日は、夜明けと同時にフレームをめくり、直射日光を当て、夜は外気が暖かい間に被せ、寒気に備えさせる。不作2つ目のわけは腰痛のセイだ。畝が思ったように仕立てられず、タマネギの植え付けはあきらめた。


暫定的な暖房をして水温をあげ

籐籠の手入れに当たった

細かい細工に躍起
前回の脱皮後はどん欲な食欲を示したザリガニだが、今回は様子が「おかしい」。そこでその生態を調べてもらい、「しまった」と思った。妻は、暫定的な暖房をして水温をあげ、食欲を復活させ、「栄養補給」した上で冬眠させようとしたが、手遅れだった。まだ軟い殻の遺体を不憫に思いながら、籐籠の手入れに当たったが、いつしか細かい細工に躍起となり、しばし無心に。それがヨカッタ


畝を仕立て直した

ハクサイの苗植えなど
恐る恐る畝を仕立て直した上でのことだが、腰痛の自己点検に供する買い物がしたくなった。腰を曲げるハクサイの苗植えなど背にテンションをかける立ち仕事、あるいは腰をひねる若木の植え付けなどに挑む、2日がかりの点検だった。「脚はむくんでいませんか」といった質問をクリアーし、内臓疾患でないと自己判断した。次週は、樹上作業(緑の天蓋)にも手を出したい。

背にテンションをかける立ち仕事

腰をひねる若木の植え付け


落葉のシーズンに入った

パンジーの長鉢造り
落葉のシーズンに入った。おと年の腐葉土はパンジーの長鉢造りネギの土寄せに活かして使い切り、予定していた焚き火を始めようとしたが、妻は「久保田さんとご一緒しませんか」と提案。その最中に一組の飛び入りの来客。共にとてもありがたい話を聞かせてもらえた。この後で、この日電話でトッテンさんに(砕きややすくなると)教えられたように、牡蠣殻を焼いた。翌日は四国の知人を迎え、焼き芋販売の打ち合わせをしたが、前日の焚火の燠(おき)も活かすなど、かれは研究を始めた。

ネギの土寄せ

焚き火を始めようとした

牡蠣殻を焼いた

焼き芋販売の打ち合わせをした


工夫を重ねた

跳ね上げ庇の仕掛け
「恵方屋台」の総仕上げに、大工の末富さんと乙佳さんは両日ともに10時ごろまでかけて工夫を重ねた跳ね上げ庇の仕掛け、その安全確保策、雨戸をかねた陳列台の強度などと、スッキリした仕上げとの関係だった。塗装にも一工夫。乙佳さんの手作りの円弧と曲面からなる照明器具のおかげで、直線と平面で成り立つ建物が栄えた。
スッキリした仕上げ

塗装にも一工夫

乙佳さんの手作りの円弧と曲面からなる照明器具


妻の機転でカヤクご飯の握り飯

 

親方手造りの改善部品を持参
開店準備時に、津の吉の2代目に、学んでほしい基本を語ったのだが。昼は、妻の機転でカヤクご飯の握り飯。夕にも乙佳さんは駆けつけ、親方手造りの改善部品を持参


自生のミツバ

鹿対策のオブジェ作り
「生態文明」にマイッタで迎えた一週間は、今頃なのに自生のミツバがおまきになって美味しことを知り、鹿対策のオブジェ作り太い竹と格闘し、冬眠に入った陸ビルの邪魔をするなど、小さな庭宇宙で生体に触れていると、詰まらないことでヤキモキしたくない心境にされた。
 

太い竹と格闘

陸ビル