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既成概念の打破る 06/06/11

 日曜日の昼は越畑にある農事組合法人の蕎麦屋に友の車で連れて行ってもらい、昼過ぎから別の友にピックアップしてもらってある団体の集会に出かけています。1泊覚悟でしたが11時に帰宅がかない、好天の月曜日は早朝から庭に出て、夏パターンの初日にしています。

 越畑の蕎麦屋は車で半時間余もかかるのですが、国や地方自治体の金を引き出した一種の公園事業なのに、とても繁盛していると聞いたから訪ねました。ブドウやリンゴなどの果樹園や体験農園とか、野菜や佃煮などの特産品販売もしており、それらの相乗効果の出し方やキーマンの動き方などを覗きみて、午後から出かける公園事業に関わる集会の参考にしたく思ったのです。

 午後の集会は、団体のリーダーと私が意見を交わしながら、会員にも意見を出してもらい、団体のこれからの身の処し方などを考えることになっていました。リーダーと私の時代に備える考え方は酷似しているようですから、私はまず団体の目標を「20世紀はディズニーランドを作ったが、私たちは21世紀型の公園を作ろう」と提唱し、リーダーの賛同を得ました。そこで、21世紀型の公園を必要とする時代背景やその公園の特色などについて私見を明らかにしています。

 第4時代論だけでなく、自然の摂理、自然との共生、欲望の解放より人間の解放、創造の喜びと自己実現、古の知恵と科学的成果の融合など拙著で紹介済みの持論を展開し、「私たちはミッション共同体であるべきだ」という点でリーダーと意見の一致をみたのですが、その頃から意外なことに気付かされています。会員が私の持論を承知していないのはまだしも、長い付き合いであったはずのリーダーの考え方が十分に浸透していないようだ、と心配になったのです。

 そこで、活動の報酬は何かと謎をかけたり、ムカデやマムシの話を持ち出して自然を忌避する近年の既成概念を打破しようと呼びかけたりしました。夜を徹して持論を解説し、共通認識を形成しようと勇んで出かけたのですが、うまく噛みあいません。リーダーは夕食の鍋をつつきながらじっくり語りあおうとされたようですが、アルコールが入ると鍋ごとの親睦会のようになってしまい、ミッションとその達成策をジックリと考える雰囲気ではなくなったのです。

 深夜に帰宅し、妻から「ライカが世界チャンピオンになりました」と知らされ、女子短大時代の苦い思い出をよみがえらせています。学長をしていたときに、卒業生の1人が女子プロボクシングのフエザー級で初代日本チャンピオンになっています。私は彼女を学校に招き、その心意気をたたえたかったのですが、幹部が動かず、実現できなかったのです。

 それはともかく、庭仕事は捗りました。特記すべきは、キンカンの剪定とイノシシ対策です。まず金太の小屋の周辺から草抜きをはじめ、キンカンの木の周辺まで草を抜いたり笹を刈ったりした上で、キンカンの木を老後に備えて大剪定したのです。イノシシが強盗のように強引になりしましたから鬼針金(バーブトワイヤー)や鉄筋を購入し、私なりにイノシシネットを補強することにしたのです。また、さんざんイノシシに荒らされた後の筍を悔しい思いで掘ったり、麦を刈りとり、その跡をモロヘイヤとオクラの畝に仕立て直したりしています。2回目のキュウリとインゲンマメの種をポットにまきました。エンドウの畝の跡に植え付けるつもりです。

 ハッピーに、母屋の北向きの一角を夏の館として提供しました。コケを用いて巣を張った小鳥はオオルリと見て間違いなさそうです。オスのオオルリが巣の側でさえずっていました。大垣市がペットボトル入りのナチュラルミネラルウォーターを作ったことを知りました。モリアオガエル、ヘビ、女郎グモも健在です。木曜日から金曜日にかけて雨が降りましたのでデスクワークに精を出し、タイプが異なる3つのレジメの準備に手を付けました。土曜日は母の7回忌でした。


キンカンの木のこのたびの剪定前(左)と剪定後です。2年前から手を付け、このたび老後に備えた大剪定を終えました。
モリアオガエルが居間の窓に通ってくるようになりました。明かりを求めてやってくる蛾を狙っていますから、カーテンを閉め切らないようにしています。また今週は、妻が大中2匹のヘビを見かけており、私は小1匹を踏みそうになっています。
女郎クモが増え始めました。一時はテントウムシと同様に激減していたのですが、3年ほど前からよく見かけるようになり、今年はここまで大きくなったのが温室の遮光ネットに巣を張っています。ケラはすっかり姿を消しました。
ナチュラルミネラルウォーター「芭蕉葉の風」を送ってもらいました。とても嬉しい。芭蕉元禄の街「大垣」交流大使の1人にさせてもらっているご褒美です。

刈りとった麦です。今回は種を極端に少なくする「薄まき」にしましたが、それが分けつを進めたようです。1粒の種から20本近くに分けつし、10数本の穂が実を結び、他に実を結べなかった背が低い数本の穂を出す例が多々ありました。実を結んだ穂は、1本に40粒から60粒ほどつけていますから、1粒の種から700粒ほどに増えた勘定です。

ズッキーニがここまで育ち、花を咲かせ始めました。昨年の反省から、今年は人工的に媒介するように心がけています。成果が楽しみです。刈りとった麦です。今回は種を極端に少なくする「薄まき」にしましたが、それが分けつを進めたようです。1粒の種から20本近くに分けつし、10数本の穂が実を結び、他に実を結べなかった背が低い数本の穂を出す例が多々ありました。実を結んだ穂は、1本に40粒から60粒ほどつけていますから、1粒の種から700粒ほどに増えた勘定です。
母の7回忌の仏壇に、妻は今週咲き始めた花など庭の花をそなえました。これは父好みのやり方です。母は買った花が好きで、父の仏前に買った花を飾らないと気が済みませんでした。だから、お墓の方には妻は買った花を供えていました。