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伊藤忠のおかげ
11/05/01
週初めは、孫を4人も迎えたような1日でした。午前中は2人の子ども連れの陳一家を迎えることから始まり、夜は市街の焼き鳥屋での友人との歓談で暮れた1日です。その間に、最寄りのアイトワ塾生の奥さんが2人の子どもを伴って訪ねてくれたのです。その他の時間は、予期せぬ来客との立ち話の他は、もっぱら庭の草抜きに当てています。
陳さんは、息子たちの創造力を触発したく思っているようで、「もっとおじいちゃんとこに来ようね」と妻子に語りかけていました。歓迎です。予期せぬ来客は、ご夫婦で生き方を改めようとされていました。賛成です。焼き鳥で一献傾けた友人は、日本人の想像力の欠如を嘆いたり、繊維業界の凋落や東電の横柄さを危惧したりしていました。同感です。
その他の独りきりの数時間は、もっぱら除草に精を出したわけです。狙いを、ブルーベリーを4本植え足した果樹園の一帯に見定めましたが、抜き終えるとソフトバケツが持ち上げがたくなっていました。雨で土がゆるみ、草が面白いほどうまく抜けたのです。
かく始まった1週間ですが、不順な天候に泣かされた日もありました。月曜日のことです。快晴で明け、曇天で暮れましたが、その間に強い風や雷を伴った雨が3度も降ったからです。しかも、雨の後はすぐに陽が射したのですからたちが悪い。木陰のテラスに敷いていたカーペットを干そうと思っていたのに、逆にすっかり濡らしてしまいました。
花づくしのような1日もありました。乙佳さんが、アケビの花を携えて訪ねてくれたことから始まり、富美男さんの退院を祝う夕食で暮れた火曜日のことです。花をいっぱい抱えて訪ねてくださった。その間に、ひょっこり立ち寄ってもらえた華道の権威と生花談義に花を咲かせたり、友人と庭木への想いを語りあったりする時間がありました。
水曜日は伊藤忠時代を懐かしく振り返っています。まず早朝。1本の原稿を仕上げながら、気ままに暮らしている今の私は、「最初の勤め先が伊藤忠であったおかげでもある」と、気付かされています。朝食後は、庭に飛び出し、腐葉土の取り出しにかかったときのことです。『朝日21関西スクエア』を読みました、と言って後輩から久方ぶりに電話をもらい、「問題意識」の大切さについて長話をしています。最後は夕刻のことです。妻が、人形教室の生徒さんと電話で楽しそうに語らっていましたが、私は代わるように勧められました。なんと、ご主人が仕事上で伊藤忠時代の同輩と関わっておられたのです。かつて2度もアメリカで泊めてもらったことがある同輩でした。
このように印象的な日が続いた1週間でしたが、他にも、乙佳さんに後日泊りがけで来てもらったり、2年ぶりで旧友と3時間近くも話し込んだりと、印象深いことが幾つもありました。おかげで、庭仕事に大張り切りで取り組めました。除草だけでなく、畝の仕立直しも進みました。天候不順で夏野菜の準備が遅れているのです。結局5本の畝を仕立て直しました。そのうちの3本は隣合わせの短い畝ですが、防鳥ネットで取り囲み、キュウリやトマトなど、サルやカラスに狙われかねない作物を育てようと思っています。
雨が降りだすと温室に飛び込み、鉢植え植物の手入れなどに当たりました。シュロチクの土替え、7鉢ものレモングラスの植え替え、とても香りが強いローズゼラニウムやビロードのような花と葉っぱのアメジストセージの鉢植えづくり、あるいは挿し芽で増やした濃い紫の花をつけるメドーセージ、真っ赤の花をつけるチェリーセージ、そしてとても香りがよいアップルセージの苗を、苗床からポットへ移植する作業に精を出しました。
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賑やかな昼食。ちらし寿司を造って妻は陳一家を待ち受けました。楽しくて賑やかの昼食となりました。 |
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妻が散歩仲間からもらって帰ってきた花束。庭や近辺で咲いていた花を散歩仲間の人数分だけ手折られたのでしょう。その後わが家では、テーブルを飾って、昼食や夕食をたのしくさせています。 |
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この度は妻が1人で山椒の花を摘み、佃煮にしてくれました。煮るとカサがあまりにも小さくなりますから、少しずつ楽しむことにしています。 |
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白アスパラガスを収穫出来ました。ほろ苦さがサラダを一段と美味しくしました。 |
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わが家の庭で初めて収穫したカリフラワー。時期はずれに苗をもらい、急いで植えましたが、今のところ10本中1本しか花芽がついていません。 |
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ブロッコリーの花が咲きました。ブロッコリーにとって、今年はイノシシに荒らされ、さんざんな年になりました。これまでは11月から4月まで、半年にわたって収穫してきたのですが、たったの1度、ほんの少しの収穫で終わりました。その少しの3分の1ほどを残して花を咲かせたのです。淡い色の花を楽しみませます。 |
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カリフラワーの苗と一緒に、時期はずれにもらった苗を急いで植えましたが、今のところ10本中1本しか玉を結んでいません。その小さな玉を収穫し、お好み焼きに活かしました。多分この春最後のお好み焼きでしょう。他の苗も大きく育ってはいるのですが、次々と薹を立て始めています。時期はずれの恐ろしさ(?)を思い知らされました。 |