アイトワのホームページ
アイトワ循環図

食養生と補充の実験 11/10/16
 
 イノシシの傍若無人ぶりに振り回された1週間でした。しかし、予期せぬ来客や外出のお誘いが続き、それらが組み込んでいた予定とうまくかみ合い、よい1週間になりました。

 日曜日は、先週末の義妹の娘の結婚式に続き、乙佳さんの結婚式。2日続きの人前結婚式でした。その式場に出かけようとしていた矢先に、チャイムが鳴りました。なんとその来客に、小高い山の上にある会場まで車で送ってもらうことになり、おかげで時間が稼げ、この遠来の友人とお茶の時間をもてたのです。乙佳さんの披露宴では、予期せぬご指名にあずかって驚かされたり、エンターテナーに感激したりしています。

 月曜日は、半断食セミナーでお世話になった橋本宙八一家を、アイトワ流の夕食に招きました。実は翌火曜日の午前中に病院での臨時検診が控えていました。そこで、思うところがあって、あえて4日続けて飽食に走りかねない食事に挑戦したわけです。2週間前の驚くほど良い結果が出た定期健診は、半断食セミナーの翌日でした。ですから手放しでは喜べなかったのです。通常の食事に戻ったら元の木阿弥、では話になりません。そのようなわけで、「これなら継続できそうだ」と思う食事を摂ってみて、なおかつ良き結果を出せたら橋本夫妻に恩返しできる、とわが身に言い聞かせたわけです。

 火曜日の検診結果は期待以上でした。血をサラサラにする薬を断つことになり、次回検診は1ヶ月後、となりました。浮かれ気分でバスに乗り、最寄りの停車場まで妻に車で迎えてもらい、家を空けていた間の報告を受けました。なんと妻は、4箇所もイノシシの出入り口を見つけた、というのです。これで穴塞ぎという庭仕事が1つ増えた勘定です。また午後に、養生中の富美男さんに訪ねてもらえる、と聞かされて安堵しています。

 まずイノシシが作った穴を鉄条網で塞ぎました。いずれも逃げ出るときに作った穴のようで、不安が残りました。富美男さんとお茶を、と思っていた矢先に、前触れもなく橋本夫妻に立ち寄ってもらえました。 こんどは「散歩の途中」とのことでしたが、直に嬉しい報告ができました。

 その後、土曜日までに、ある実験の手はずと、囲炉裏場が完成した時の姿を連想させる造作、という予定していた仕事の他に、オクラの畝の跡の仕立て直し、イノシシの夜番、そして第2次のキュウリの跡の仕立て直しなどに当たっています。火曜日のイノシシの夜番は空振りでした。案の定、未発見の穴があったわけです。ある実験とは、先月の27日から野菜の育成実験を始めていますが、その成否のほどを確かめる補充の実験です。

 これらの間に、市中に出る用件、来客の応対、ホームセンタ―での買い物、雨の金曜日のある準備、などに時間を割きました。市中での用件は、あるボランティア活動の手続きでした。来客は、久方ぶりの知人で、ある荒稼ぎをした事業家のその後の知らせでした。今やガンでげっそり痩せ、死ぬ前に豪華な墓を作ったとか。「それを見がてら立ち寄った」とのことでした。ある準備とは、年内に2つの大学と1つの大学院で講義をすることになっていますが、その1つ、初めて訪ねする大学用の準備です。

 かくして週末を迎え、前夜イノシシが荒らした跡の補修をしていると、素敵な演奏家がみえました。 その後、諸用で大阪へ行き、その帰途、京都市内で寄り道をしています。週初めに道具学会長が再入洛と知らされていたからです。妻は、人形教室展の作品『江戸時代に学ぶエコ生活』の展示を京都ホテルオークラで16日に終えたあと、今度は京都で開かれる3R全国大会の会場で飾らせてもらえることになった、と いって忙しそうにしています。
 


義妹の娘の場合

近頃のウェヂングケーキは、これが流行りでしょうか。義妹の娘の場合は、芽キャベツに見たてたシュークリームでした。乙佳さんの場合は、もっとナイフを入れにくいシュークリームの山でした。


囲炉裏場が出来上がった時の姿を連想しやすくする造作。次週、学生助っ人を迎えることになっていますが、ここらあたりで完成した時の姿が頭に入っていたほうが作業が捗るに違いない、と考えています。

ミツバチの小屋を襲った3匹のオオスズメバチを退治しました。妻が見つけ、退治をしようとして「逆襲されそうになった」と、助けを求めてきたのです。そこで、佐々木小次郎のツバメ返しの要領で、やっつけました。その要領を視ていた妻は、その後さらに襲ってきたオオスズメバチを3匹退治しています。

夏野菜の収穫は最末期に入りました。ハナオクラとツルルムラサキはこれが最後です。ゴーヤ、トウガラシ、インゲンマメも終盤です。とりわけ、第3次のインゲンマメは絶品でした。品種も良かったようで、筋取りをする必要がありません。塩コショウで炒めたりするだけで、頬がひとりでに緩んでしまいます。

狂い咲きが続きます。スモモに始まり、ハナスオウ、エゾヤマツツジ、そしてサザンカヘと続き、ヒメリンゴも花をつけました。スモモとヒメリンゴは、毛虫に葉をことごとく食べられてしまい、新芽と蕾を同時につけたものです。エゾヤマツツジとサザンカの葉は健在ですし、ハナスオウは虫害もうけずに落葉した後での狂い咲きです。

「舞鶴のおばさん」と30年来妻が呼んで来た魚屋さんを見かけ、妻は車を止めました。初めて私もその幌をつけた車の中を覗き込みました。1匹のヒラメは煮物に、数匹のイカは刺身と煮物になりました。半断食の後も、眠る前の一杯を楽しんでいます。もちろん庭仕事をした日は、居間に戻るとまずチーズをぬったクラッカーでワインやビールを楽しんでいます。

毎夜のように、畑は散々な目に合わされています。そのたびに、放り出された苗を植え直さなければなりません。これも時差育成の一助になるかも知れない、と開き直っています。「もうすぐ禁猟期間が明ける。今に見ておれ」との心境です。