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 自己完結と阿部ファミリー 13/08/25

 何ともさわやかの数時間でした。先週末、お盆の帰省ラッシュを突いて岐阜県飯沼を訪れ、阿部ファミリーと過ごしたひと時のことです。5時15分に出発。8時過ぎに最寄りの茅葺の寺に到着、持参の弁当を開き、2人のお嬢さんと2匹の犬を乗せた軽トラックで迎えに来てもらいました。

 自己完結性に富んだすばらしい生活が繰り広げられていました。わが家とは逆の夫婦分担で創り上げた生活空間です。伸びやかでほのぼのした生活でした。よく夫婦げんかをする、とのことでしたが、「そのたびに仲良くなっているはずです」と奥さんは語りました。

 私の訪問は3度目ですが、前回との間に6年の歳月が流れていました。私は「ストックの生き方の賜物」を視た想いです。妻は6年ぶり2度目ですが、自信に満ちた家族の姿に強く心を打たれたようです。初めての彬さんは、私たち夫婦が彬さんに対して抱いている物足りなさに気付かされたのではないでしょうか。彬さんのために「決行してよかった」と思ったものです。おいとまする時に、「次回はゲストハウスに泊めてはしい」と言い残し、2時に辞しました。

 猛暑の週はじめは予定通りの9時にTOSCAの2人を迎え、アイトワでパーティを開く場合の相談をした日ですが、頭がパンクしそうなことが重なっています。まず、庭では、雨不足で草木が限界を超え、悲鳴を上げていました。そこに訃報。「もう一度一緒に旅がしたい」と強く願い続けていた人が76歳で他界です。次いで、NHK−BS1のBBC放送で「案の定」と思う報道がありました。福島原発で放射能汚染水流出です。さらに、親友が心臓の疾患で入院するに至っていたことを知りました。虫の知らせでしょうか、唐突に電話を入れて分かったのです。

 猛暑はその後も続き、庭仕事は鉢植えの水やりと金魚の餌やりにとどめ、3度の外出の他は木曜日の就寝時まで屋内で過ごしています。その他に時間はもっぱらコンピューターに立ち向かい、100年後の人たちの目も視野に入れた「生きる指針」をしたためています。3度の外出とは、月曜日は冨美男さんを誘って冬野菜の種と鶏糞など有機肥料を買いにHCまで出かけ、翌日は次の日に手術を控えた親友を妻と2人で見舞っていなす。そして水曜日から一泊2日の関東出張にたずさわっており、木曜日の夕食前に帰宅すると、「なんと!」井戸枠水槽の水位は−52cmと、悪しき新記録。庭は完全に干上がっており、排水升花壇も「どうなっていたことやら」の状態でした。

 金曜日は3度にわたって庭に出ています。起床時の5時半、庭を一回りしました。妻がポットにまいた小松菜などの双葉が出ており、ハナオクラが最盛期を迎え、ジンジャーが咲き始めていました。2度目は朝食後で、鉢植えの水やりと金魚の餌やりです。3度目はカンカン照りにもかかわらず、いつもより1時間早い3時でした。水槽の水を替え、雨を期待して雨水タンクの水を使い切っておくためでした。その後、2畝耕し、草刈りをし、4時過ぎから草ぬきを始めると妻が出てきて加わりました。最後は、翌日の学生の受け入れ準備と、日没前の肥やしやりでした。

 この間の9時前に、イチローを求めてTVをつけ、BS3で「情熱のタクト」に釘づけになっています。指揮者の佐藤裕が小学生時に描いた夢「ベルリンフィルで指揮したい」が、現実化するに至る紹介で、指揮者の何たるかに気付かされました。ベルリンフィルに再招聘される人、と期待しました。週末は佛教大学の学生が8人で来てくれる予定でしたが、予報では雨でした。

 もちろん事前に、雨の場合の打ち合わせをしましたが、決行もありうると見た5人が、傘を持参で来てくれました。すぐに雨が降り出し、おかげでタップリと話し合う時間にも恵まれました。なんとその間に1時間余の切れ間があり、ここぞとばかりに庭仕事に飛び出し、集中力を発揮しあっています。良い週末になりましたが、島根がまた豪雨に襲われたとか、気の毒です。
 


茅葺の寺

荷台に子どもを乗せて走ることは法律違反
2人のお嬢さんと2匹の犬を乗せた軽トラックが、茅葺の寺の境内走り込んで来ました。このトラックの誘導に従ってお宅に向かいましたが、トラックの荷台に子どもを乗せて走ることは法律違反でしょう。しかし、この子たちが大人になるころに想いを馳せ、「この逞しさはよき予行演習であるにちがいない」と、私は思いました。

おいとましたのは2時前でした。その時に、再訪を約しましたが、その前にわが家をもう一度訪ねてもらいたい、と伝えています。帰途、反対車線は帰省ラッシュにかかっていましたが、私たちは期待通り、5時過ぎに帰宅できました。


カキ氷

酢の物

即興料理
今年は猛暑の月曜日に、年に一度のカキ氷を味わいました。ハナオクラが採れ始めましたから、まず酢の物です。週末にはシカクマメとともに最盛期に入り、即興料理を楽しみ始めています。


フジバカマ

排水枡花壇

水槽の水位が−52cm
根が浅いフジバカマなどは半枯れです。火曜日に排水枡花壇に水やりをしていなかったらどうなっていたことやら。泉は、私の関東出張中に枯れそうになり、妻が水道水を注ぎ込んでおいてくれました。23日金曜日には、井戸枠水槽の水位が−52cmにと新記録●。週末に雨が降っていなかったら、困ったことになっていたでしょう。


ニンジャソウが満開

チュウゴクホウセンカ

菊カボチャ
ノウゼンカズラが育つまでアーチに同居させたニンジャソウが満開で、これは今年限りの姿です。秋に入ったことを教える八重のチュウゴクホウセンカが咲き始めました。カボチャを楽しむ季節ですが、冨美男さんの作った茶色い菊カボチャをもらいました。
 

ハッピーが老け込みはじめました。食欲はいっこうに劣っておらず、散歩も大好きですが、眠る時間が多くなり、しかも私たちが近づいた起き出さないことが増えました。

佛教大学の学生を(最初は講義の一環として教員の引率で)迎えはじめてから随分年月が過ぎ去りましたが、初めての雨になりました。おかげで平素と異なる話しができましたし、短時間に手早く3つの作業(竹の切り取り、鉢植えの藍とトリカブトを地に下ろす、そしてカキの枝落とし)に取り組み、週末を飾れました。