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アイトワ循環図

 実感と連携プレイ 14/08/03

 「魔が差す」とはこういうことでしょうか。週初めの慈雨を仇にしたのです。雨は、やや強すぎましたが、雨量はほどよく、庭の木々や畑の夏野菜は大喜びでした。問題は、せっかく天日でカラカラの干し上げた灰をすっかり濡らしてしまい、「シマッタ」と反省です。

 この雨は、ルーチンワークの前に迎えた当週最初の来客時に降り出しています。いつもこの時期になるとウナギを届けてくださる客ですが、このたびから代替わりでした。ご子息に、乳飲み子を背負った夫人(先代が自慢の嫁)同伴で訪ねてもらえました。ですから先代夫妻の息災だけでなく、この乳飲み子が迎えつつある未来への備えも話題にしました。

 このところヒグラシの鳴き声で目覚め、アブラゼミの合唱へと移るのですが、例年とは違い何かがおかしい。夜分に時々南方で聞くような鳥の声(初聞)を耳にします。クモの巣の張り方が尋常ではない。庭仕事の度に妻も私も得体のしれない虫に刺され、かゆくて仕方ありません。

 月曜日は、ちあきさんに娘同伴で訪ねてもらうことから始まり、アイトワ塾で終わっています。橋本母娘にお願いごとがあったのですが、土曜日に再訪してもらいます。塾では、ある大学での講演録をテキストにして次代への備えを考え始めました。そして余興に、未開栓の酒が空になるという不思議な現象を選んでいます。火曜日は庭仕事から始まり、午後おそくから大阪に出かけました。水曜日はアナグマの出没と野生のオオカミへの想いから始まったようなものです。前者は妻の報告で、後者はミツバチの師匠からのメールで知りました。妻の報告は、朝食用野菜の収穫時に見たことです。

 師匠の方は、人間のご都合主義が生じさせたホコロビのつくろい方、とでも言うべき課題です。多様性が望まれる野生動物界で、その頂点の動物が生態系を守る上ではたしてきた役割が見直され、アメリカでもオオカミの復元計画が進められています。

 この3日間は好天で、庭仕事は妻の助成を得て随分捗りました。クリスマスローズの白カビ病対策。畑に生えたイネ科植物などの除草。通称ロックガーデン(大量の石を取り除いてしまいましたが)の周回路の除草。第3次のトマトと第4次のキュウリの支柱たて。満願寺トウガラシの手入れ。温室の水槽や水鉢の水替え。コンクリプールの水草取り。ミヤマイラクサの種穂の切り取り。そして水島さんが仕事をし易くするための道づくりなど。とりわけ、水曜日は捗った。

 この日はパラパラと大粒の雨が降ったかと思うとすぐにやみ、4時過ぎから妻と揃って畑に出たのですが、改めて連携プレイの凄さを実感です。この日から冬野菜用の畝づくりにも手を着けましたし、週初めに濡らした灰を、この3日間ですっかり乾かし直してもいます。また、寝転んで新聞を読み始めることによって、蝉しぐれの下で昼寝ができるようになっています。

 木曜日はウグイスの鳴き声で目覚め、戸石さんが届けてくださった切り花を見て元気をもらうことから始まり、夜は冬野菜の種掃除で終わりました。妻はこのところ朝飯前に庭仕事にでますが、私は今のところ、朝はPCの前で、昼間の日差しが強い間は書斎で過ごし、夕刻を庭仕事に割いています。金曜日は、アナグマに「いい加減にしろ」と怒鳴りたい気分から始まりました。第1次と第2次のトマト、そしてコイモを全滅させられていたのです。そこで、早速この日から翌日にかけて、グチャグチャにされた2つのトマトの畝のフレームも解体しています。犯人はアナグマではなく、もう少し大型の動物・ハクビシンではないか、と私は推測するに至っています。

 1週間の締めくくりにTOSCAの姉妹を迎え、楽しかった。持参してもらったワインを傾けながら、妻が初挑戦した生春巻きがスタ-トの夕餉で、4人でゆったりとした時間を過ごしました。お土産にイタリヤンパセリの鉢植えを用意してありましたので、持って帰ってもらいました。
 

橋本母娘にお願いごとがあり、訪ねてもらいました。喫茶店の表示をカフェテラスからカフェビストロに替えましたので、それに伴う相談です。採りたてのトマトとキュウリをお茶受けにして優雅なひと時を過ごしましたが、土曜日の再訪を約束しています。

過日の合宿時に、この酒を引っ張り出して振る舞うよていでした。ところが、不思議な現象が生じており、願いがかなわなかった。45年ほど前にロスのデュティフリーで買った品で、当時の日本市場では(確か300%課税時代で)4万円(当時の初任給の2倍)もしていました。


水草がはびこり過ぎて

日焼け止め?
コンクリプールの水草がはびこり過ぎてしまい、ウシガエルに侵入されても見つけがたくなっていました。そこで水草を取り去り、その水草を廃物利用。直射日光に弱いプラスチックパイプの日焼け止めと畑のマルチングに生かしました。プールでは、小さなカエルがこの日焼け止めを大喜び。この上に陣取って夜分は産卵に来る蚊を狙ったりしています。


カラムシ

ミヤマイラクサ
ミヤマイラクサは、新芽をアスパラガスのごとく(ベーコン巻きなどにして)活かしますが、増え過ぎては大変のので種穂の切り取りを毎年行っています。カラムシ(青苧・あおそ)も同様で、種穂をつけた場合は切り取っています。この両種も何カ所かで生やしていますが、この島国に綿花が紹介されるまでは、主要な衣服(繊維)の原料でした。


道づくりをしました

コイモを全滅させられた
水島さんが仕事をし易くするために道づくりをしました。これまでは左の畝間を通ってもらっていましたが、コイモが大きく育って葉が垂れ下がり、通りにくくなっていたからです。妻が右側の草刈りをし、私が竹細工をして草が雨に打たれても垂れ下がらないようにしました。その2日後に、コイモを全滅させられました。


野口さんから庭で採れたモモ

箱石さんの農園で育てた切り花
嬉しい贈物にも恵まれました。絶品のウナギのかば焼き。このウナギをもって、私は年に一度だけウナギを楽みます。アイトワ塾の野口さんから庭で採れたというモモを、義妹から自作の小玉スイカを、そして箱石さんから農園で育てた切り花をもらいました。また、いつもの元気のしるしも届きました。20年ほど前に夫婦で農作業に取り組むプロジェクトの相談に乗ったのがキッカケです。その後、カステラも買ってまで食べないことにしています。ENEKAN Vol.12も届き、これはアイトワ塾で配りました。

箱石さんの農園で育てた切り花

箱石さんの農園で育てた切り花


相談に乗ってもらいました

サラダ

生春巻き

25年前の車で帰ってゆきました
ビストロに替えた以上は、ワインとビールぐらいは用意しなくては、と相談に乗ってもらいました。妻はこの姉妹に、ゆったりとした時間を愉しんでもらいたかったようで、生春巻きの後、初収穫のゴボウを用いた稲荷寿司、メインディッシュ、サラダ、デザートと続きました。姉妹は「お爺ちゃんに買ってもらった」との25年前の車で帰ってゆきました。