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 カストマーズケアー 15/10/18

 一週間は澄まし雑煮から始まり、初日は佛教大生を迎える日でした。夜半に雨音で目覚めたときに、「ヨカッタ」と思っています。前日、庭を引き上げる前に、無煙炭化器と焼き芋用の剪定クズに雨除けシートを被せておいたからです。再びまどろみながら「それにしても、色々あった週末だった」と前日を振り返り、「あの歓談が予告編だったンだ」と思っています。

 あの歓談とは、金曜日の親友3人を交えた外食時のことで、日本のありようまで話題に登る談論風発。色々とは、後藤さんのおかげで現実化した災い転じて福となす」巨大HCでの商品交換や買い物と、その間とその後でわが家で生じたこと。交換した商品を早速試し使いし「新兵器ダ」と大喜び。夜になって分かったことは、予期せぬ一書と餅が届き、妻がシホウチクとヤマグリを収穫していたこと。そして、一帯は観光客で賑わったのにアイトワの来店客は15人どまり。ですから、前日常寂光寺の住職から要請されたことを「受けておいてヨカッタ」と考えました。

 日曜日は3人の女子大生を迎え、おかげで庭仕事がはかどりました。この間に、お向かいのカストマーズケアーを無視した商法に対し、非難の声が多々寄せられ、多忙な1日になりました。前日もお門違いの不満の声を聞かされていますが、この日の3件は深刻度を深めました。

 3人の女子学生は、まず囲炉裏場に積み上げてあったクヌギの枝の移動から始め、最後は南門扉の塗装の仕直しでした。その間に、レンガで手造りしたBBQ用コンロの足元にレンガを敷いたり、大焚き火をして囲炉裏場を片づけたりしてもらいました。私は、お茶の木の徒長枝やコウゾなどを刈り取り、焚火に放り込んだり、5時には学生を見送れるように、ブロアーの風を生かしてイモの焼き上げを急いだりしています。門扉の塗装は、片側を次回にまわしました。

 こうした作業の間に、向かいの文化の破壊問題について、3件の問題提起に接し、私はうち2件に関わりました。執拗な呼び込みトークと、警告ポスターの「英文表示」に関する問題提起でした。後者は英語の大学教授夫妻が、英文の改正案まで作ってくださった。また、葉子さんが清太と藍花を連れて久しぶりに来訪、たくさんの野菜の苗を下さった。かく1週間が始まりました。

 この野菜の苗は、妻にモロヘイヤとトウガラシの畝を仕立て直す気にさせました。早速2日がかりで、両野菜とも抜き取り、それぞれの葉や実を(夜なべ仕事で)ちぎり取り、保存食に。畝は仕立て直し、水曜日の夕刻に苗を植え付けています。モロヘイヤの畝の肩でパクチーを育てていましたが、これも乾燥させ、保存食に。これで畑に残る背が高い作物は、オクラ、ヤーコン、そして支柱育てのシカクマメのみ。これらの跡はタマネギなどに、と目論んでいます。

 来客に恵まれました。日曜日以降は、窪田ご夫妻が初来宅、久方ぶりの妻の友人、そして初めて食事を一緒した若者です。窪田夫妻は、明日香村での半断食が初対面。心秘かに再会を願っていたご夫婦で、このお二人のために『エコトピア便り』を著したようなもの、といずれ言えそうな気がします。若者は、最近知り合った人ですが、妻が英会話を習いたく願っている人です。

 楽しい外出もありました。元アイトワ塾生の伴さんが妻の葉子さんと始めた新ビジネスの門出に招かれたり、網田さんに、わけあってさる茶室の見学に連れて行ってもらったりしたのです。

 庭仕事もはかどりました。女子学生が敷いたレンガを、ディスクグラインダーを持ち出して仕上げたり、果樹園や新果樹園の草刈りとその一帯の(お茶の木などの)植え込みを電気バリカンで剪定したりしたのですが、それは、カボチャを収穫し、そのツルの整理をしたのがキッカケです。その間に、昆虫など小動物の生態に多々触れ、その都度小休止となりました。当週はまた、妻との歓談でラグビー関連に花を咲かせ、企業社会の行く末を嘆いています。
 


澄まし雑煮

一書
澄まし雑煮は、餅菜(コマツナなど)に代えてツルムラサキだったが、これもヨカッタ。餅は、米を買い求めている農家の奥さんから「新商品を開発」した、といって送られて来た。一書は、小説家志望だったという友人の奥さんが発行者。このお二人の夫は共に夭逝。


シホウチクとヤマグリを収穫

皮をむいたヤマグリは112個
妻はシホウチクとヤマグリを収穫しており、「実りの秋」を実感。夜なべ仕事に妻が皮をむいたヤマグリは112個。かつて網田さんに贈ってもらった包丁は「抜群の切れ味」と、妻は大喜び。その横で、私はなん10本ものシホウチクの皮むきをした。ちなみに、妻は終末、私がカボチャの収穫中に、2度目の栗拾いをした。


南門扉の塗装の仕直し

大焚き火
3人の女子学生は、クヌギの剪定クズの移動からはじめ、南門扉の塗装の仕直しにも手を付けた。その間に、レンガ造りのBBQ用コンロの足元にレンガを敷いたり、大焚き火をして囲炉裏場を片づけたりした。最初に移動させたクヌギの剪定クズは、次回以降の焚火に用いる。コンロの足元に敷いたレンガは、水曜日にディスクグラインダーを持ち出し仕上げました

ディスクグラインダーを持ち出し

仕上げました


たくさんの苗

パクチーも保存食化
葉子さんはある確認のついでに、清太と藍花を連れて来訪。このたくさんの苗が、新たな畝を用意する必要性を迫り、おかげでモロヘイヤだけでなく、トウガラシの畝にもシーズンオフを宣告。パクチーも保存食化。仕立て直した畝に、週の中日に野菜の苗を下ろし終え畑はほぼ冬バージョンになった。

野菜の苗を下ろし終え

畑はほぼ冬バージョン


妻はウキウキして支度

楽しそうだった
友人の来訪に妻はウキウキ楽しそうだった。フランスではシャトーに住んでいる彼女は、家族の事情でオーストリアでもアパートを構え、そこに飾る妻の人形の引き取りだった。わが家でホームステイした「娘が母親になっています」とも知らさられた。最後のミニトマト4粒と、まだ少し若すぎるが初取りのカキ、そして2度目の秋色のカキノハ寿司を味ってもらった。

娘が母親になっています

秋色のカキノハ寿司を味ってもらう

かつて親友の家にあった庭石
小堀遠州作の茶室
かつて親友の家にあった庭石が、今は小堀遠州作の茶室がある旧宅で視られると聞き、出かけた。帰途にあった堀口さんの家に立ち寄り、コーヒーをご馳走になって帰宅。網田さんと、今年最初の栗ご飯と、初採りのシイタケと二十日大根を用いた料理を味わった。

初採のシイタケと二十日大根を用いた料理


ヒョウタンカボチャの収穫

キウイフルーツの棚
新・旧果樹園に各1本のヒョウタンカボチャの苗を植えたが、その収穫をした。小さな2つの黄色い分は、伴さんにもらった苗を、旧果樹園に植えた。ヒョウタンカボチャは、尻の太った部分に種が入る。残りの大きい方は、新果樹園に植えたもので、トッテンさんにもらったカボチャが元。黄色くひねた分は2番成り、次は6番成り、その隣の7番成りは「ともかく、種を育てなくては」と、尻の部分に急いで栄養を集中させている感じ。花がまだ付いたものは8番成り。里美さんに勧められといって、妻は8番成りをソテーにしたが「イケル」。ちなみに、3番成りは「歳の頃ハイティーンで」サルに襲われた。3番成りと4番成りは前に収穫し調理して食しつつある。1番成りは、皆川さんが見えた時に、収穫した。妻が、3番成りと4番成りは「やや早めに収穫したようだから」と、1番成りをポタージュにしたがった。
このたび、2本のカボチャのツルを片づけながら、この冬の一仕事を構想した。それは、キウイフルーツを今年限りで切り取り、その棚をカボチャの棚として活かす計画。