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 人のランキング 15/11/29
                                               
 良き週になりそうだ、との予感がする週初めでした。1つのカブラが見事な惣菜になっていたし、5人の佛教大生が来訪予定の上に、ゲストも迎える一日から始まり、変化に富んだ予定が多々入っていたからです。ですから週末に、とても辛いバッティングも生じました。

 ゲストは「是非師匠に!」と願う人でした。過日、ミツバチの師匠に誘われ、獣害防除の勉強会に出かけましたが、そこで出会った狩猟の名手です。2つ返事で「ジビエ持参で訪ねよう」と言ってもらえたのです。変化に富んだ予定とは、まず、向かいの客引き問題で、4度にわたる多様なアポイントがありました。その関係で、世界連邦の文化教育部会の理事会や日土合作映画の試写会をキャンセルせざるを得なかったのです。また、拙著を翻訳し、海外で出版してはとの提案を受ける予定や、久しぶりに同志社大学の町屋のキャンパスを訪ねる予定もありました。他に、アイトワ塾や久しぶりの来訪者もあれば、念願のブリッジが歯に架かる予定もありました。

 佛教大生は、3人が1回生で、内2人は初参加の女子学生でした。裏門扉の塗装を完成させ、太いキウイを切り取ってカボチャの棚にする作業や、アリストロメリヤの2つの大鉢を地に下ろす作業に手をつけたり、この1か月に溜まった剪定クズを掻き集め、大焚火をして芋を焼いたりする作業を用意していました。その上に、これまでに落ちたハクモクレンの葉をかきとり、腐葉土小屋に積み上げてもらえました。この間に、獣害防除についてゲストと楽しい語らいをしています。

 ですから週初のルーチンワークを月曜日に日延べし、後藤さんに帰途、私たち夫婦は町屋のキャンパスまで送ってもらえたのです。火曜日は、『次の生き方』を中国で出版してはとの提案と、アイトワ塾の日でした。実はこの間の庭仕事で大反省を迫られることが生じています。

 火曜日のことです。日曜日に2人の男子学生がキウイ棚の下に2つの大きな穴を掘ってくれました。それを起点に面積を6倍ほどに広げ、カボチャの畝を作ろうとしたのです。途中で昼食の時間になり、ヨカッタ。無理をしたのか、その夜は眠りづらく、翌日はグッタリ。午後から波状的にキツイこむら返りに襲われました。時々息苦しくなりニトロの世話にもなりました。

 おかげさまで、と言ってよいのでしょうか。水曜日は実に感慨深げに目覚めています。しばし布団の中で過ごし、前夜のTV番組を振り返り、「街のランキング」は結局「住んでいる人のランキング」との解説があったことなど振り返ったのです。起床すると曇天で、午後から雨。これもヨカッタ。午後の歯医者を除き、終日PCの人で過ごし、デイリーのルーチンワークも割愛。でも夜に不調が妻にバレてしまい、叱られ、脚のマッサージを施してもらいながら眠っています。

 翌朝は寝床で、前日の歯の治療を思い出し、反省。この日も午後の3度目の客引き問題での外出の他は終日屋内で過ごし、『次の生き方』に関する出版社との交信などに当たっています。そして、この一書に目を留めてもらえた人に真の愛国心を見出し、心を打たれています。客引き問題の寄合は、雨降って地固まる、でした。夜になって、干してあったヤーコンの葉を刻みたくなり、これがよきウォーミングアップになったのか、翌日は鼻風邪なのに大仕事をしています。スモモの剪定を仕上げ、「今ならまだ」とヒメモクレンの大剪定をしたのです。さらに夜は、冷え込みが始まると知り、妻と金太の小屋を移動させ、妻はそのあとユズの皮をむきました。

 かくして週末を迎え、PCに向かいながら金太の小屋を動かしておいてヨカッタと思ったり、部屋いっぱいにたなびくユズの良き香りに酔いしれたりしています。朝食後、「さぁ、元気な一日に」とまずカフェテラスでオブジェ創り。ついで中庭のエゴノキなどの剪定を済ませ、夕刻から当週最後の「客引き」問題の話し合いに参加。夜に楽しい宿泊客を受け入れています。
 

妻は大きなカブラを1つ買い求めてきた。わが家のカブラは、今年は不作。10数個がかかってもこの1つにはかないそうもなく、妻は「これが100円よ」と、いかにも気の毒そう。翌朝、その1つが2つの惣菜に。葉は煮つけ、根は千枚漬け。千枚漬けの味は水曜日の夕刻当たりに最高で、週末まで賞味し続けた。とりわけ、包丁での薄切り故に、薄さがマチマチ。味のしみわたり方が微妙に異なり、それがヨカッタ。


狩猟の名手を迎え

焼き芋の準備を始めた
狩猟の名手を迎え「卵が先か、鶏が先か」と考えた。心優しい人であったからだ。この日は、喫茶店の来店客がピークを迎える日であったのもヨカッタ。義妹が稲荷ずしを、妻が豚汁を用意。私は、焼き芋の下準備から受け入れ準備を始めた。学生を交えた歓談はとても弾んだ。


カボチャの棚に模様替え

6倍ほどの面積に広げる作業
キウイのメス木がやっと再生し、今年から稔り始めたが、切り取った。未来を見越し、「今のうちに」とカボチャの棚に模様替えすることにして、学生に手を付けてもらった。今ならまだ私が後を継ぎ、翌年から立派なカボチャを育てる畝にできそうだ。それは、1輪車3台分ほどの腐葉土を鋤きこみ、6倍ほどの面積に広げる作業だが、途中でダウン、翌週回しになった。


カボチャ用の畝は6掛けほど進んだ

広縁は冬景色になった
カボチャ用の畝は6掛けほど進んだところで昼食の合図があり、ヨカッタ。この後、金曜日の昼まで4昼夜、庭には出ずじまい。木曜の夜、ヤーコンを刻み、広縁は冬景色になったし、これがよきウォーミングアップになったようだ。


脚立の天板に立って

ヒメコブシの大胆な剪定
スモモの剪定を終え、「今ならまだ」脚立の天板に立って「この木なら頭を落せる」と思い、ヒメコブシの大胆な剪定に取り組んだ。翌朝、その頭はカフェテラスのオブジェに。余勢をかって、週末までに中庭の木をすべて剪定。とりわけ、エゴノキは大胆に、スモモの若木は理想の樹形にさばいた。

ヒメコブシの剪定後

カフェテラスのオブジェ

エゴノキは大胆に

剪定クズ


自動点滅街灯を取り付け

金太の小屋を移動
この間に、カフェテラスに踏み込む階段に、中尾さんに願った通りの自動点滅街灯を取り付けてもらえ、どうして今まで」と、反省した。冷え込みの予報がでて、金太の小屋を移動させてヨカッタ。妻がユズの皮むきをしたおかげで、良き香りが部屋いっぱいにたなびいています。

今週はありがたいが、あまり面白くない贈物もあった。この秋にこそ、と話し合ってきた当の本に代わり、手紙を添えて届けられた代物だ。梅の剪定に手間どり、紅葉の間には行けそうもない、とあった。今年はかつてないほど紅葉がすぐれず、それがせめてもの慰みになった。