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生きる実感と極楽往生 16/09/11
「いったい地球に、何が起こっているのだ」と問いたくなります。「ボツボツ庭仕事を冬バージョンに!」と思っていたのに、週初めは酷暑になったのです。雨は期待したようには降らず、水まきを迫られました。気温も雨も不順で、露地栽培農業にはとても厳しい。その生きる自信の源泉は「生きる実感」なのに、それがボヤケそうです。
この庭でのその好例は筒育てのゴボウの全滅でした。何が生じたのかサッパリ原因が分からずに3度も失敗を重ね、うろたえました。東北の人は台風が初上陸し、仰天したことでしょう。世界でもかつて体験したことがない洪水、山火事、あるいは竜巻などで大騒ぎ。ここらあたりで「天罰だ」と気付き、埋め合わさないと致命傷になりそうです。
当週のトピックスは、月曜の午前に受け取ったレイさんからの返事、妻と交わしたカエル談義、そして2人の女性の来訪でした。おかげで庭仕事は、朝飯前だけでなく、朝食の後も、さらには夕刻にも、と取り組む日を作れたようだ。ガエル談義は、月曜日の4時過ぎでした。1人目の来訪は、火曜日の乙佳さん。2人目は楽しい友人連れの瞳さんで、水曜日でした。朝食の後で庭に出たのはその間のことで、瞳さんを迎える前でした。朝寝坊の埋め合わせかのごとく、朝食を済ませるとすぐに庭に飛び出したのです。
瞳さんたちを迎えたのは午後一番で、とても深い話題をとても心地よく交し、およそ4時間後に見送りました。その後で、「ヨシッ」とばかりにまた庭に飛び出したのです。それは、晩夏の決まり事、つまり冬を迎えるための草刈りの続きで裏庭に手を付けました。ここは、いつも4回に分けて取り組むところで、その最初はコゴミ畑の一帯です。
かつてないほど大汗をかき、なんとも湿度が高いことに気づきました。おかげで加齢を自覚させられ、まずレイさんを思い出し、無事にやり遂げ、次にアリエさんを振り返り、後始末を後回しにして風呂場に急いだわけです。頭に冷水を少しずつかぶり、元気を取り戻し、例年同様にやり遂げた実感と自信で胸膨らませることができた次第です。
乙佳さんは弁当持参で来訪し、保育園の子どもを迎える限界まで滞在。ある夢をラフ図面にしました。実は3日前にお宅を訪ねましたが、妻が1つの夢を口にしました。その案に私は普遍性を感じていましたから、歓待です。彼女を見送った直後から夕立。それもヨカッタ。庭仕事をあきらめて書斎にこもり、オカゲで手間味噌の大発見。サッパリ売れなかった私の処女作でしたが書評には恵まれ、その1つに再度奮起させられたのです。
水曜日も、瞳さんを見送り、晩夏の草刈りに精を出した後、雷雨になりました。その雨は翌日まで残り、これもヨカッタ。終日、書斎で骨休めが出来たのです。この日を境に朝夕は涼しくなりました。金曜日は早起きし、「今朝はシイタケのホタギ場の草刈りを!」と、日の出を待ち、庭に出ました。しかし予定を変更。そこは寝室に近く、まだ妻が寝ていたのです。果樹園を先にして、草を刈っていると、妻が野菜の収穫に出て来ました。そして「ボツボツ種用のキュウリを」と督促です。この日は、コジュケイ(ひな鳥が2羽餌をついばんでいた)が再び庭に来るようになったことに気付かされています。
かくして週末を迎え、ある儀式に招かれていたので参加。よきことが多々ありました。急ぎ帰宅すると、これも聴いていた友人連れの川上さんが、まだ喫茶中。アリエさんの思い出はもとより、色んな話が出来ました。この2件も、トピックスとして記憶に留まる事でしょう。とりわけ、アリエさんのありように心を打たれました。
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筒育てのゴボウ |
筒育てのゴボウは、「今頃に」と思いながら種をまき直したが、その芽が出始め、これもよい体験と喜んでいる。実は、3度目に枯らすまで、何が起このかが分からず(網田さんに泊まってもらうことになったが、お気に入りのゴボウが枯れてなく)あわてたことを思い出す。 |
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レイさんからの返事 |
レイさんからの返事は「私も元気だ」との知らせ。私のライフワーク(『アイトワ
12節』を送付)への返事だった。ホームビルダーとして暖房効果の向上を相談され、外壁に穴をあけるところから15枚の写真が添えられていた。 |
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モリアオガエル |
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午後のお茶を書斎に運んだ妻は、目ざとくこのモリアオガエルを見つけ談義となった。このカエルへの妻の配慮に気付かされ、ほほえましく思った。夕食で居間に戻ると、妻に案の定、後の面倒を見てやったか、と問いただされたわけだ。 |
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トンネルアーチがある庭の
中央水路から手を付けた |
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手入れ後 |
毎年、冬支度として晩夏の草刈りに取り組む。今年は手始めにアケビ棚(三角アーチ)やトンネルアーチ(小さい花が咲くノバラなどの棚)がある庭の中央水路から手を付けた。次は、裏庭。ここはコゴミ畑の一帯、ワラビ畑の一帯、シイタケのホタギ場、そしてビオトープの土手、と4回に分けて草刈りなどに取り組むことにしている。この度はコゴミ畑の一帯から手を付けた。 |
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コゴミ畑の一帯から手を付けた |
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手入れ後 |
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2条にまいた畝で生じ、困ったことになった |
このたび、古い種が(まき切らずに残した種袋が)随分残っていた、その整理をしたくて、「もしや」と思い、まいてみた。出たのもあったし、ダメもった。それが2条にまいた畝で生じ、困ったことになった。出た方は陽に当てないと徒長する。まき直したほうはカバーをかけないと種をコオロギに狙われる。やむなく、種を厚まきにして、被せる土も厚くして様子を見ることにした。 |
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初収穫のイチジクに喜び |
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ヒノキに発生した異常に驚かされ |
週初めは初収穫のイチジクに喜び、火曜日は一番大きく育ったヒノキに発生した異常に驚かされ、水曜日は瞳さんにマクワの種をもらって喜んだ。そして金曜日に種用のキュウリとトウガンを収穫し、金曜日の夜なべ仕事に妻は種を収穫。種は瞳さんや義妹にお裾分けをするつもり。 |
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瞳さんにマクワの種をもらって喜んだ |
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キュウリとトウガンを収穫 |
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妻は種を収穫 |
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このお2人の友人は循環型生活をしている |
このお2人の友人は循環型生活をしている、と聴いていた。お1人は布草履(誕生祝として川上さんにもらった)の作者だった。もう一人の方は、世界の少数民族と生活を共にしたこともあり、今は関西で農業もしながら鍼灸医を営んでいる。だから、「必然の未来」と「願望の未来の峻別についても話が咬みあったように思う。川上さんにはアリエさんの思い出話をタップリ伺え、ありがたかった。 |
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