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 満喫、感銘、そしてオジイチャン 17/03/12

 ワクワクした気分で一週間は明けました。初めて冬の北海道、それも富良野に出かける計画と、帰途は東京で、さらに2つの予定があったのです。この始まりは月曜日の午後でした。ですから週初を含めて在宅は3日半、になりましたが、天候に恵まれた(?)おかげで、思い出深い庭仕事も出来ました。
 
 週初はルーチンの後、庭に飛び出し、先ず当週最初の予定をこなしました。網田さんに作ってもらった竹細工の手入れです。1年でも長くもたせたい、と願った防腐加工。次いで、除草に取組みました。まずヒメジオンを抜いて回り、ひと段落。その足で畑に入り、短い一畝に手を付けました。チマサンチェの畝です。美味しいところをサルにことごとくかき取られましたが、妻は苗から育てる分よりも「これが゙先に再生し、収穫できる」と見立てたのです。さらに「出発時刻までに」と、第4次アイトワ菜の畝の除草です。フレームをめくると、蕾を膨らませたホトケノザだけでなく、花をつけたスズメノカタビラやハコベがビッシリとフレームの形で茂っていました。

 富良野行きは、羽田空港のホテルで伸幸さん一家と合流、で始まりました。倉本聰最後の公演に連れて行ってもらえたのです。京都でも公演されましたが、心臓の定期検診日に当たり、行けなかったのです。おかげで、すっかりオジイチャン気分を満喫。雪の北海道は初めてでした。この余韻は、予期せぬ偶然の一致もあり、金曜日の早朝まで続きました。帰途、羽田から都内のホテルまで送ってもらい、陳さんに出迎えられて自宅に案内され、またオジイチャンを満喫です。翌日は東京の友人たちと美術館のハシゴ。花森安治の世界は、小榑さんに案内願えたおかげで、言い知れぬ感銘を受けました。その後八重洲口で、サラリーマン時代の友人とビール。ロッキード事件の顛末を知りました。

 金曜日の早朝、チロル地方で滞在する友人からメールが届いており、偶然の一致を楽しみました。走馬燈のごとき印象が綴られていましたが、その発信は、私が富良野の小さな店で 万華鏡を買い求めていた頃でした。この友人は、ククラシック音楽に浸る日々とか。実にうらやましい。

 朝食後、9時を待って歯医者の予約。次いで、温室でチマサンチェの苗づくり。次いで畑ではエンドウのツルをつり上げ、囲炉裏場近くではビナンカヅラの手入れ。ここで、お待ちかねのフキノトウ茶漬けの昼食。ほぐし鮭、カラシナの漬物、そして塩こぶで賞味。午後は雨が降り出しましたから「これ幸いに」と、新聞の整理。自民党総裁任期が1期伸びたことを知り、「何のため」と、憶測。

 午後のお茶は大工さんとテントの下で。方丈では屋根が葺きあがり、庇がついていました。5時から歯医者で、何とも悲しい通告に接し、「歳には勝てない」と自覚。夜は、韓国大統領の罷免を知り、韓国民衆のパワーに敬意を払いました。続いてわが国の見事なもみ消し策略劇の片鱗に接し、ロッキード事件の顛末を振り返りました。こうした「目くらまし」と詭弁で、首相や防衛相を罷免できないようなら、野党議員だけでなく国民も舐められたようなものですから、先が思いやられます。

 かくして週末を迎えましたが、根気のいるクコのアーチの手入れに取り組み、次いで成果が見えにくい除草の続きに精を出しました。この間に、乙佳さんが現場監督に来て、2つの良き提案をしてくれました。衣装掛けと備え付けの額縁をつくる案で、共に狭いが故に凝らすべき工夫です。

 


竹細工ものの手入れ

手入れ後
先ず、網田さんに作ってもらった竹細工ものの手入れに取組み、一帯の除草も済ませた。


苗から育てている分より先に「再生する」

まず除草
このチマサンチェは、苗から育てている分より先に「再生する」と妻が見て取ったので、まず除草。猿害だと分かった時に、急いで種を苗床にまいた分は、畝に下すのは先になりそうなので、金曜日にポット仕立てに手を付け、ついでに自然生えのホウキグサの苗もポット仕立てにした

ポット仕立てに手を付け

ホウキグサの苗もポット仕立てにした


フレームの形で茂っており

ムクムクと育っている

ほぐすようにして抜くのに苦戦苦闘
トンネㇽ栽培のフレームをめくると、野菜と野草がビッシリとフレームの形で茂っており。野草のたくましさに脱帽。昨年、妻が「ホトケノザが減った」と嘆いたので、幾本か意識的に残したが、今年は手に負えないほど増え、ムクムクと育っている。野草を野菜からほぐすようにして抜くのに苦戦苦闘、抜き終えるのに2時間を要した。


オジイチャン気分を満喫

 
初めての雪の北海道でオジイチャン気分を満喫富良野の小さな店で万華鏡を買ったおかげで、金曜日の早朝に余韻を増幅させた。雪景色を眺めながら「哲学の木」の話を聞き、同情。帰途は、都内のホテルまで送ってもらい、そこで陳さんに出迎えられ、またオジイチャンを満喫。自宅に案内されルト、夕食が用意されていた

富良野の小さな店 

雪景色を眺めながら「哲学の木」の話を聞き

オジイチャンを満喫

夕食が用意されていた


「わだつみの声」

言い知れぬ感銘を受けた
この日の仲間とは「わだつみの声」の側で落ち合い、小榑さんを待った。小榑さんに花森安治の世界を案内願えたおかげで、言い知れぬ感銘を受けた。その後、友人たちと美術館のハシゴ

美術館のハシゴ


フキノトウ茶漬け

ビナンカヅラの手入れ
昼は、今春初のフキノトウ茶漬けと聞いて、元気ハツラツでビナンカヅラの手入れ。翌日は、ビナンカズラ同様に伸び放題になっていたクコのアーチの手入れに集中し、さらに畑の除草に精を出した。実は、この除草の時間が、あれこれと知恵を巡らせる一時となる。

クコのアーチの手入れ

手入れ後


テントを張った

その一部が出来上がりつつある

「匠の祭典」を開催した製材団地
方丈の仕事場として、母の花壇があったところを選び、テントを張った。その下で、お茶の時間に大工さんと歓談も楽しむ。方丈の外壁は板張りだが、その一部が出来上がりつつある。用いている材木はすべて、京都産。昨年、長勝鋸の師匠が「匠の祭典」を開催した製材団地から届く。これも「方丈」の1つの物語にしたい。