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アイトワ循環図

 認知症予防と悲喜こもごもの1か月 18/05/22

 当月記は、夏野菜の準備に終日励めた4月20日に始まり、ある音楽会に出かけた5月20日までの記録です。自生化したケシが咲き始めたネギの畝でカミナリチョウが舞っており、「案の定」と得心した初日でした。畝を耕していると、トノサマガエルが飛びだし、「やはり」と歓んだ日でもありました。音楽会は、音楽好きの網田さんと出掛けましたが、広義の教え子が司会でした。この間に大勢の来客や、1週間におよぶ飛鳥での半断食だけでなく、この歳にして初めての体験や経験に恵まれて喜んだり、国家の私物化や不条理な事件を嘆いたりした1か月でしたが、庭仕事はとてもはかどりました。

 雨に3度恵まれ、これをよき骨休めにいかし、飛鳥でのブランクを埋め、畑の南半分を夏仕様に一変させた1カ月になりました。5大夏野菜だけでなく、モロッコマメの畝にも支柱を立てたのです。今年は竹の支柱の更新期ですが、支柱づくりにも励みました。「室」を開き、コイモの種イモ植えはじめさまざまな作業に当たりました。ピーナッツとハナオクラの種まき。オクラ、サツマイモ、ゴーヤ、そして妻がポット仕立てにしたチンゲンサイとパクチの苗の植え付け。第2次のキュウリやインゲンマメのポット苗作り。さらに、追加の作物づくりのために予備の畝づくりなど、のことです。

 来客は、20日の内山さんとハーモンさんが、チョッと顔の射す人をご案内、が最初で、丁度カフェテラスの階段では藤が咲き始めており、クマバチを誘っていました。その後、イモリを届けて下さった瞳さんのご主人・村上義信さん。今季初来訪の佛教大生4人。これに合わせて玄果和尚父子3人。今関先生は劉穎さんと2人で、とても嬉しい本を届けてくださった。次いで明朱花さんが、質問事項持参のフィアンセと再訪、など。この間に多々予期せぬ来訪にも恵まれました。その飛び切りは商社時代の親友夫人でした。かくしてGWを、認知症対防止対策にも狙いを定め、飛鳥の1週間に当てたのです。

 飛鳥から戻ると、畑では2種のエンドウマメが最盛期に入っており、末期のレタス類やセロリがムクムクしていました。その美味を堪能しただけでなく、妻の収穫法にも感心しました。帰宅後の来客は、時代の変わり目を実感した4件(2件は元顧問先の社長、残る2件は小雨の5/7〜8の業界人)を始め、佛教大生OBの徳本さんが奥さんと。瞳さんと一緒に村上義信さんが再訪。自己紹介ボードを携えた教え子のAGU。今は亡き親友の奥さんが義妹と。そして音楽会の前日に、広義の教え子でした。

 この他のトピックスは、3カ月ぶりになった通院(小雨の4/24)。後藤さんに来訪日をずらしてもらい、帰途の車で送ってもらった篆刻展(4/26)。2著持参で網田さんと臨んだマクロビアンの半断食。帰宅後のミニ酒宴と翌日昼のきつねうどん。この間の、あるオシャレな相談事。幾つかの嬉しい知らせハッピーの手術サルの大被害、新著の初校正が出来上がったこと。加えて、国家の私物化や幼気ない女児被害事件、あるいはまたアフリカで生じている飢餓地獄を嘆きました。

 音楽会から戻ってきて、月記の最後の推敲に当たり始めましたが、気もそぞろです。常緑樹の落葉が始まっており、落ち葉掃除が気がかりです。シカやサルに加え、空からのカラス対策も急がれます。スズメノカタビラなどイネ科植物やハルジオンの花、あるいはツル性のヤブガラシやセンニンソウを見つけて抜かなければならず、気が休まる暇がありません。実は、一通りの庭掃除を済ませた上で迎えたい来客や、また家を空ける予定があり、数日分先手を打っておくべき庭仕事が控えているのです。

 


ハチもやって来る

トノサマガエルが飛び出し
案の定!ネギ坊主が裂け始めていた。カミナリチョウはこの花の蜜を狙ってやって来る。初夏の印。その後、ネギの花は満開となり、ハチもやって来るが、日本ミツバチの姿はない。ノラボウナの畝の跡を耕し始めるとトノサマガエルが飛び出し、「やはり」トノサマガエルだったンだ、と喜ぶ。変色していたのだろう。次いで、昨年、久方ぶりに(姿は)トノサマガエル(そっくりだが黒い蛙)を見ていたからだ。よくぞスコップで、グサリッと切り裂かずに済んだものだ、とも喜んだ。


堆肥の山に積む

夏仕様に一変した

竹作業
アイトワでは、冬野菜の種は、収穫する分(袋を被せて守る)と小鳥の取り分(裸のまま)は畑に残し、他の大部分は抜き去って堆肥の山に積む。抜いた跡を次々と夏野菜用の畝に仕立て直すが、畑の南半分は夏仕様に一変した。さまざまな苗を植えて、支柱も立てたわけだ。今年は、竹の支柱の更新期で、竹作業にも随分時間を割いた。


実は冷凍保存

セロリの花軸は絶品

新芽を再生させる収穫法

2種のエンドウマメを育てたが、ツタンカーメンの方は、種にする分だけ残し、実は冷凍保存3次に分けて育てたスナップエンドウは最盛期が続く。レタス類は末期、薹が立ち始めたセロリ花軸は絶品。レタスは畝を耕す関係で次々と抜いたが、妻の根こそぎ採らずに、新芽を再生させる収穫法に感心。その後、大きなサルが侵入。種をとるツツタンカーメンエンドウネギジャガイモなど大被害。妻はスナップエンドウの畝に、カラス避けのごとき防備。人間はさやごと食べるエンドウなのに、大ズルは、厚かましく、さやだけでなく、実の皮までむいて食べる。


ツタンカーメンのエンドウ

ネギ

ジャガイモ

カラス避けのごとき防備


不用となったプラスチックプランターの解体

(過日切り取った桜の枝)の保存
今季初来訪 (4/22) の佛教大生は、3回生女子3人と、新入学男子学生1人。さまざまな作業に携わった4人は、最後の1つ(不用となったプラスチックプランターの解体)に挑戦。この4人の来訪に合わせて玄果和尚が2人の息子同伴で加勢。ナメコ用ホタギ(過日切り取った桜の枝)の保存(先日来訪の獣害防除の師匠から教わった方式)に当たってくださった。妻が用意した昼食は学生に助けてもらった。玄果和尚父子は、自宅に採りに帰られたからだ。後日(5/14)、佛教大生OB(当来訪プログラムを始めた徳本さん)が「やっと妻(お目出た)が車での長時間移動が可能になった」といって来訪。夏野菜の畝間を竹の葉で埋め尽くす下準備に当たってもらえた。

妻が用意した昼食

夏野菜の畝間を竹の葉で埋め尽くす


先生の本が中国で出版された

日本語版

明朱花さんのフィアンセ
先生の本が中国で出版された。とても嬉しい。明朱花さんのフィアンセはフィンランド(国民の幸せ度世界1の国、ちなみに日本は54位)の人で、質問事項は『アイトワ12節』で記した循環がらみだった。だが、教え子AGUの作品を題材に実に楽しい対話もでき、AGUの後日 (5/16)の来訪を一層楽しいものにした。4姉妹で立ち寄ってもらえた商社時代の親友夫人。村上義信さんは瞳さんと再訪所望の生きもの3種を届けて下さり、楽しい次の約束もできた。

4姉妹

村上義信さんは瞳さんと再訪


篆刻展

寄席芸女道楽
篆刻展(4/26)は初経験。イベントで楽しい寄席芸女道楽(最後のお一人とか)を初体験。オーボエをかく堪能したが、これは初経験。司会は教え子。幾つかの嬉しい知らせはまず2点、「抜き刷り」(博士論文の関係でアイトワに触れてもらえ、その縁で東京から人形教室に通うようになった女性の「報告書」)と「分厚い読み物」(3年前のアイトワでの披露宴を縁に親交が始まった熟年ご夫婦だが、毎夜夫婦で一話ずつお読みになっておられるとの本)。そして妻が「母の日の贈り物!」と(母親のように思われたことを)とても喜んだ洒落たバッグ。その後で、贈り主から(お誕生日に)「1日遅れたかもしれませんが」と電話があった。

オーボエをかく堪能

「抜き刷り」


大根おろしと畑の幸をさまざまに活かした品

スナップエンドウ
半断食の中程から、無性に大根おろしがたべたくなり、やがてきつねうどんも、となった。帰宅途中でナツダイコンを買い求めた。その夜の半断食明けのミニ酒宴は、大根おろしと畑の幸をさまざまに活かした品が出た。翌日、網田さんの技を活かすオシャレな相談事の後、昼はきつねうどん。この一カ月、スナップエンドウ、薹が絶品のセロリ、ある野菜の種さや、混合レタス、あるいは巨大ニンニクのネギボウズなど、採りたてならではの一品が続き、1週間で2kgもリバウンド。

ある野菜の種さや

巨大ニンニクのネギボウズ