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 子どもの未来と大人の実感 14/08/24

 月曜日、待ちに待った好天の夜明けを迎えながら「歳だなア」と思いました。何とも体がけだるかったのです。前日は、夕刻までうっとうしい天気で、ルーチンワークの後は書斎で過ごし、庭に出たのは4時過ぎでした。しかも徒長するツタの整理から手を付けており、畑でも自然生えのエゴマやホウセンカの整理とキュウリの支柱解体、あるいは畑の地図描きなど軽い作業に留めています。にもかかわらず、けだるかったのです。でも、待望の夜明けでした。

 実は、1週間前からミツバチの巣箱掃除が急がれている、と気になっていました。結果、案ずるより産むがやすしでした。妻が朝一番の(予約がとれた)歯医者から戻るまでに第1ステップを済ませています。つまり、ハチが見捨てた5段重ねの巣箱を解体し、残された巣をあらかた取り除く作業です。第2ステップは後日、解体した巣箱を干し上げて、きれいに掃除します。次いで庭のルーチンワークを済ませ、その後は急ぎのデスクワークがあり、夕刻まで書斎で過ごしました。

 夕刻から、なんとしてもこの日のうちに手を付けたいことがありました。それは大雨で遅れていた作業で、夏野菜の畝を冬野菜用に仕立て直し始めることでした。ところがこの間に飛び込みの客があり、「困ったナァ」と思い、せめてご挨拶でもとお目にかかりました。ところが事情があって、なんと1時間近くも語らったいまいました。子どもの未来がかかっていたのです。

 火曜日は4時過ぎまで書斎で過ごし、この間に後藤さんにオオバを取りに来てもらい、ついでに少し頼みごとをしています。庭には午後のオヤツを妻と一緒にとって、一緒に出ました。妻は除草に、私は冬野菜の畝の準備の続きです。この2日で、短い畝ですが4畝仕立て直せました。

 水曜日も似た1日でした。夕刻から庭に出て、妻はイノシシスロープの除草を仕上げ、最後のキュウリの苗を植えています。私は温室で水槽の水替えの後、短い1畝を仕立て直し、今年2番目の冬野菜であるコウシンダイコンと、最後のインゲンマメの種をまきま した。

 以上の4日に、楽しいことが他にも多々ありました。まず、ツクツクボーシが鳴きはじめ、庭ではキツネノカミソリが咲き、食卓に四君子が登場しはじめたことです。「もう残暑なんだ」を実感です。月曜日は「ブッポーソ―ヨ」と妻が叫び、その姿をTVで観てひと騒ぎすることから始まったようなものです。翌朝三崎美夫さんがアオバズクの写真を届けてくださり、またひと騒ぎ。桑原さんにスイカのお裾分けにあずかり、義妹にキュウリの苗をお裾分けし、幸せを感じています。常靴を買い に出ましたが、レジでお互いの選んだ品を見て吹き出しました。2人は、何百とあった品の中から同じ機能の靴を選んでおり、サイズと色が異なっていただけでした。TV鑑賞でも奇妙な一致が2つもあり、また、昆虫との出会いに多々恵まれ、なぜか嬉しくなっています。

 木曜日も好天でしたが、大阪での用件があり、庭仕事はルーチンワークで終え、残る時間は雨の日の短縮版でした。PCワークとデスクワーク、そして新聞の整理と読書などで過ごしたわけです。この日はPCワークと読書に比重をかけました。金曜日は外出や来客がなく、屋内ではPCワークに比重をかけましたが、勢力は庭仕事に割いています。トマトの畝を片づけて仕立て直したほか、最後は妻と一緒に草刈りにも取り組み始めました。この日のトピックスは、なんといっても久しぶりの美味にありつけたことですが、これには煙に巻かれたようなオチがつきました。

 かくして週末を迎えました。妻は朝一番に、年に一度の「お供え」作りです。嫁いで来てこの方40年、欠かさず庭の作物で地蔵盆のお供えを用意してきました。今週は広島で異常豪雨による悲惨な被害が出ましたが、対症療法に追われているようで残念です。本来は全国民が、こうした事態が起きないように心すべききことがあるのに、と思われてならないからです。

 


壁面緑化は、大成功

昨年の暮れをもって終了
壁面緑化は、良き景観と冷暖房効果を願って長年取り組んできました。1つは、「離れ」の壁面をツタで覆う実験で、40年近く前から始め、大成功でした。しかし昨年の暮れをもって終了。他は、1986年から始めた人形展示ギャラリーのコンクリート基礎部分を常緑のアイビーで覆う緑化です。これも放っておくと木造建築部に登りますから徒長するツタの整理が必然です。でも後者は、歳をとっても手が出せますから継続します。

コンクリート基礎部分を常緑のアイビー
で覆う緑化

徒長するツタの整理が必然
  


巣虫の掃除

蜜が採れていたかもしれません

ハチがせっせと集めた蜜は肥料に
第一ステップは、正確に言えば、大がかりに思われた巣虫の掃除に、自発的に初めて取り組むことでした。師匠に促されていたら、もっと早く手を付け、蜜が採れていたかもしれません。でも、それ以上の収穫がありました。それは自信です。大雨のせいにして、日延べしていたのです。でもこれで、大雨が降ろうが、寸暇を作って取り組むでしょう。このハチがせっせと集めた蜜は肥料にして(蜜源の木の根元にまくなどして)活かします。


アブラゼミが多かった(脱け殻)

アブラゼミの巣穴
この夏はやけにアブラゼミが多かった。月曜日にツクツクボーシが鳴きはじめ、翌日から大合唱。アブラゼミはクモの餌食になったり、息絶えて大地に落ち、アリの巣に運ばれたりし始めました。その上に、過日志賀郷でもらったキツネノカミソリが1輪ですが咲き残暑を実感です。もうすぐ、八重の中国ホウセンカが咲き始め、秋の訪れを実感します。

アブラゼミはクモの餌食になったり

キツネノカミソリが1輪ですが咲き


初見のカメムシ

ハートが可愛い
初見のカメムシが巣を張らないクモに捕まっていました。屋内に戻ると、これまた初見のカメムシに遭遇。悪臭に悩まされました。妻に見せると「ハートが可愛い」と大喜び。今年もハンミョウがいました。居間のガラス戸で、めったにお目にかかれないカマキリが「狩りの最中ヨ」と妻に教えられました。昆虫との出会いが多い日々でした。

ハンミョウ

狩りの最中?

桑原さんは見事なスイカを育てました。この夏はこれで義妹と桑原さんからスイカをもらったことになり、とても幸せです。この2人は生活パターンが似ています。ご主人を共になくしながら孫の世話と畑仕事でも忙しい。アイトワにとっては、野菜の苗を交換し合ったりするよき仲間になっています。


TVでブッポーソー

アオバズクの写真を届けてくださり
週初めのTVでブッポーソーが映し出され、幼い思い出にふけりました。火曜日に三崎さんがアオバズクの写真を届けてくださり、「鳴き声のブッポーソー」はこれに似ているが耳のあるコノハズクだ」「ブッポー、ソ―、と鳴く」などとまたひとしきり騒いでいます。もうすぐ、秋の夜更けを楽しみながら風呂焚きを始めますが、今年はアオバズクが4羽も巣立ちそうですから、ホホー、ホホー、ホホホホ、と複数個所から聞こえてきそうです。


ネバネバ四君子

地蔵盆のお供え
今年は第4次のトマトまで育てたのに、アナグマ(?)に襲われて週末にはなく、またサツマイモやトウモロコシを育てませんでしたし、この朝はネバネバ四君子に用いるハナオクラが咲かず、地蔵盆のお供えは初めて見る色目になりました。この日、残念に思ったことは、子どもの安全を祈願する読経に、子どもが全員遅れ、参加しなかったことです。