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アイトワ循環図

 Lifeの実感と猪鹿蝶 14/09/07

  この1週間は不気味な獣害キンギョの自然増殖カラスアゲハの飛来、そして野村さん父子の来訪で始まったようなものです。そして週末は恒例のアイトワ塾のBBQパーティ。この間に、スズメの若鳥が不安げにせわしく鳴く声(巣立ちの時期で、追い出される?)が聞かれました。

 不気味な獣害とキンギョの自然繁殖は朝一番のことで、妻が教えられました。野村さん父子の来訪はルーチンワークの最中でしたが、挨拶に出て、一緒にカラスアゲハの飛来を楽しんでいます。この折に妻がカメラをとりに走ってくれましたが、途中で捻挫。そのはずみでSDカードを落として見失いました。ですから庭仕事は、それを見つけたくて中庭の除草から始めています。次いで(近場のHCで買い求めった)野菜の苗(ブロッコリー4本)の植え付けと(シュンギク、ホウレンソウ(先週まいた古い種は発芽せず)、ナバナ、そしてコカブの種をまきました。

 月曜日は雨で明け「屋内で過ごそう」と思った矢先に後藤さんから電話。「これからオオバをもらいに」行くとの知らせ。これを契機に雨合羽を来て畑に出たのですが、その収穫だけでおしまい。後は書斎の人です。でも、夕刻から良いことが6つも続きました。濡れた雨合羽をワークルームで干し直しながらタマムシを見つけてLifeという言葉を実感したり、NZの義兄弟(と呼んでもらっている)レイさん(その息子にはNZの首相になってほしい)から近況を知らせをもらったり、冨美男さんから「明日、訪ねる」との電話があったり、あるいは寝る前に殺気を感じて庭に出て(雨は上がっていた)獣害の正体がシカであったと突き止めたりしています。

 火曜日はまずビックリ仰天(シカの被害に茫然、だけで済んでおらず)。そのあと、三崎さんがカイツブリの写真を届けてくださり、しばし心がなごみましたが、『花子とアン』を「似た時代になりそうダ」と不安げに思いながら観賞。次いで前日と打って変わった炎天下に飛び出し、ツクツクボーシの合唱にせかされながらシカとイノシシの尻拭い。クタクタにされました。その一環のシカ対策は、初めて試みることで、妻に加勢してもらいました。最後は、冨美男さんに持参してもらった野菜の苗(キャベツ5本とナバナ10本余)の植え付けでした。

 サワガニで明けた水曜日は日帰り出張の日でした。出張先でシカとインシシの被害を話題に出すと、「そこに蝶が加われば!」との反応。「そうか、あの(この庭に初飛来の)カラスアゲハはその前触れであったのか」と嬉しくなっています。帰宅すると、松実さんから電話。過日義妹と薬草の搾りかす(有機肥料)をもらいに行った人ですが、「明日持参してあげる」とのこと。この日は午後から妻の友人を3泊4日で迎えており、いつものごとく家族扱い。この日の夕食時から縁起が良いアオバズクがホホー、ホホーと鳴き始めています。今年はコオロギが大合唱です。

 木曜日は天のお加護を感じています。松実さんの来訪予定が10時から2時に変わりましたが、丁度2時から雨が小降りになり、運んでもらえた有機肥料をすべて処置できたのです。その後また雨が降り出し、この雨は深夜も降り続いたようで翌金曜日の夜明けも雨で迎えています。

 この日は舞鶴での買い出しの日でした。このところ塾のBBQは海産物が主ですが、一度その仕込み先「海鮮市場」を訪ねたかったのです。鮮魚の昼食や片路2時間の旅路もよかった。旧道、沈下橋、ポールポッツの歌唱、あるいはサルスベリの巨木なと、五感総動員の旅路でした。帰宅して先ず気づいたことは昨日到着した有機肥料(薬草の搾りかす)の発酵した匂いでした。

 BBQがある週末は曇天で明けました。朝食後、温室で保管した有機肥料をすべて野小屋に移し、イノシシがまたぞろ侵入してグチャグチャに崩した堆肥の山を築き直し、家に引き揚げました。イノシシの侵入口捜索は次週に回し、これからBBQの皆さんを受け入れる準備に当たります。
 


トレニヤ

堆肥の山を崩した
不気味な獣害に悩まされていました。背の低いトレニヤ(イノシシスロープでの自生分)はもとより、背が高いツル性のハヤトウリまで食べつくされた。かと思うと、ミミズを捕るために堆肥の山を崩した。このケモノは夜陰に乗じて出没する大型(足跡と歩幅)の雑食? ギボウシは特に好物とみえて三晩に分けて食べつくした。

ギボウシ 一回目の食害

二回目


自然繁殖

買い求めたキンギョ
「ここ(テラスの大きな水鉢)にもキンギョを放したのですか」と妻に問われ、この自然繁殖に気付かされた。過日(冨美男さんを誘って出かけた遠方のHCで)買い求めたキンギョをを私が放した、と妻は思ったようです。過日この水鉢はかなり大型の動物に襲われており、大きな金魚を捕られたけれど、金魚は食べられる前に卵を産み落としていたのでしょう。


父子で来訪

カラスアゲハの飛来
野村さん(には、かつて幾度か泊まってもらい、庭木仕事を手伝ってもらった)は前触れもなく父子で来訪。「息子が京都で下宿している」とのこと。これから時々会えそう。カラスアゲハの飛来を妻も交えた4人で一緒に楽しみました。


タマムシ

アマガエル
今週はタマムシアマガエル初見のガアカガエルサワガニ、そしてシカの糞を間近に観察。その後シカの成獣を視認。また隣の池でカイツブリを遠望した翌朝に、三崎美夫さんはカイツブリ親子の写真を届けてくださった。また、青からピンクのお茶(咽喉炎に効く)を楽しめるマロウ(ウスベニアオイ)のハーブティを、あるいはバターナッツ、オレンジ色で生食可のコリンギー、黄色いそうめんカボチャもいただき、嬉しかった。

初見のガ

アカガエル

サワガニ

シカの糞

ハーブティ

黄色いそうめんカボチャ


シカが落ち込んだ跡が生々しい

オレンジプール一帯の掃除●

堆肥の山を築き直し
シカとイノシシの尻拭いとは、まずシカが落ち込んだ跡が生々しい オレンジプール一帯の掃除。その後、行水、昼食、そして昼寝。3時前に冨美男さんを迎え、冨美男さんはアジサイなどの剪定。私は堆肥の山を築き直し、イノシシの侵入口の発見と施策。最後は、生け垣を飛び超えたシカが脚を引っかけ、ドタッとひっくり返るように針金を張る。妻はなんと、そこに重点的にシカ脅しのテープで(シカが飛び込まないように)施策。「君はバカだナア」と言った後で、すぐに己が矛盾に気付き、内心いたく反省。

シカ脅しのテープで施策

シカ脅しのテープで施策


松実さん

有機肥料の袋積め
松実さんは運んだ有機肥料の袋積めまで手伝ってくださり、その日の内にすべて処置できた。つまり、すぐに鋤き込む分は温室に。次いで用いる分はイノシシスロープの上手に。そして5袋分は腐葉土小屋まで運び上げ、腐葉土の上に被せ(雨がこれ以上かからないよう屋根をかけ)腐葉土の腐食促進に役立つか否かの実験に入る

イノシシスロープの上手

腐葉土の腐食促進に役立つか否かの実験


魚の焼き具合

サルスベリの巨木
海鮮市場での魚の焼き具合も、豆腐屋に寄れたのも、旧道(高速道路は前日の大雨で通行止め)の片路2時間もよかった。とある民宿のシンボル・サルスベリの巨木は「泊まってみたい」と思わせた。大雨で通行禁止の高速道路沿い川は濁流でしたが、旧道沿いの川は清流で、沈下橋は無事。道中の会話で後藤さんからヤイトオロシの話が出し、面白かった。

旧道沿いの川は清流

沈下橋は無事